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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

鳳来 星がきたよ

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病室に入ってきた星は、身長195CMで長身痩躯。 
しかも、鳳来家特有の赤茶髪の色で短めのショート。 正直イケメンに育っていた。
「総大将、お久しぶりです。」って星。
「久しぶり」としか言えない。 

「それで、今、学園の授業中じゃないのか?」って俺。
まだ、午後だし。
「総大将が戻られたってオヤジから連絡あれば、授業なんて放置してここに来ますって。 
 しかも、来週から総大将が学園に通うって言われれば」って言われてしまった。

「そうなんだよ。 まぁ、クラスは違うと思うけど、学園で会ったらよろしくな」って言っておいた。

「理事長の配慮なんだか、たくらみかなんかで、総大将と俺、同じクラスになるらしいですよ。 
 クラス内のイジメがあったかもって事で、クラスを変更する事になったっていうのが表向きの理由みたいです。 
 後、俺も塾に通う事になりました。」っていう星。

星がいるなら、俺がなぜ通わなきゃいかんと心の中で突っ込む俺。
「なんか、お膳立てがすごいな」って、俺の率直な意見。 
絶対、なにかあるなベリアルめ。
「ええ、ついでに俺も通いが認められたので、本家から通わせてもらいます。」って星。

「まぁ、それはいいんじゃないか。 でもよ、良哉って奴は本当にイジメを苦に自殺したのか?」って俺。

「学園内じゃ、もっぱら噂になってますよ。」っていう星。
へぇ~、いきなり復学したら目立つじゃねーかよ。
「俺が調べた限りだと、クラス内でもめごとがあったみたいですね。 良哉は、特待生でしたから。」っていう星。
「特待生だとイジメられるのか?」って俺の疑問。
「総大将、四葉学園の事はご存知で?」って星に聞かれたよ。 なんか、カラスも呆れた顔してるし。
「ベリアルが理事長で、日本支部がある学園で、表面上、名門の進学校なんだろ?」って言ってやった。
「その通りですが、7割の生徒が上流家庭の生徒なんですよ。 
 だから、特待生はようは貧乏で学費が払えない生徒って思われていて、それを理由にパシリとかされていたようです。」って星。
「ふーん。 そうなんだ」って俺。 そんな事でイジメになるのか? それを理由に自殺っていうのも謎。
「ったく、ご自身の事なんですけどね。」ってボソって言う星。
確かに、良哉として学園に行くけど、俺自身は、陸であるから、まったくもって実感がない。

「クラスも変わるし、それに特待生じゃなくなるし、いいんじゃねぇ。」って俺。

学園に通ってくれって言ってきたのはベリアルだ。
良哉が特待生だって話は、さっき、ジジイから聞いたけど、学費については、十分俺達の稼ぎで払えるから、外してもらった。
それに、高校で真面目に勉強する気もサラサラないし。

「そうですよね。」ってなんかジト目の星だ。

そんな会話しつつ、俺は仕事を続けてるよ。
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