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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

俺と陸井一家 後編

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無理くりの設定を作って、海が陸井一家に京都へ引っ越す事を提案してる。

「どういう事でしょうか?」って昭子さん
「ああ、京都には俺の実家があるからか」って九条家の人。
「いえいえ、良哉君がですね、今の学園に復学は難しいと。 やはり、1年半以上のブランクがあるわけですからね。 
 そこで、一条学園に留年という形にはなってしまいますが、そちらの学園に通うのはどうかという話です。 
 そうすれば、良哉君を知っている人もいませんし、塾にも通う事もできますしね。」って海。
「もちろん、昭子さんのほうのお仕事は、住吉商事の事務職を用意いたしますし、九条さんも京都支部と学園の塾講師の立場をご用意いたします」って海。
「ついでに、お住まいになるマンションもこんな間取りですが、こちらの負担で用意いたします」って間取りと地図だす海。

仕事早いって、そりゃ、ちゃっちゃとカラスにさせてる。
「えーと、俺、何もいえないんだが」って九条家の人。
「私もよ、住吉商事って、今のより業績のいい会社で、事務職でこの給料よ」って渡された資料をみてる昭子さんと九条家の人。

「母さん、僕は、母さんと康則さんがよければ、京都の一条学園に行きたいって思ってるんだ」って良哉だ。
「一条学園の編入は大変だぞ」って北条家の人。
「陸?」って海。
俺、今PCを開いていろいろ作業中。
「3学期も始まったばっかりだし、えーと、なんだ、来週からでも編入してくれてかまわないってよ。 
 編入試験は、いままでの成績みて不要だそうだ。 あと全寮制ってわけじゃないから通いもOKだってよ」っていう俺。

一条学園の理事長は、一条辰巳だ。 やつと今、チャットしながらやり取りしてる。

「というそうです。」って海。
「あとはお決めになるのは、あなた方です。  
 引っ越し費用や学費についても、ご迷惑おかけしたお詫びにこちらが負担しますので。 
 あ!ちなみに、職場もいつでも受け入れ態勢ができてますので、良哉君と一緒に引っ越していただいても問題ありません」って海。

「本当なんですか? なぜそこまでしていただけるんでしょうか?」って昭子さん。
「ですから、お詫びですよ。」って海はニヤリ笑ってるよ。
「でもな、このマンションって立地からして家賃高そうだよな」って九条家の人
「おっと、こちらは、私たちのほうで購入したマンションなので家賃無料です。 
 光熱費と生活費のみの負担だと思ってください。 維持費はこちらで負担しますので」って海。
「ねぇ、あなた、ここまでお膳立てされたら断る理由がないわ。 それに、あなたの実家が近いし、私ももともと京都でしょ。 出産とかも考えると、京都のほうが安心だわ」って昭子さん。
「だな。 良哉もそれでいいんだな?」って九条家の人。
「うん。 僕も京都で母さんと義父さんと暮らしたいよ」って笑顔の良哉だ。

「鳳来さん、すみませんが、京都に俺達引っ越すので手続きお願いします」って北条家の人。

「ええ、もちろんですとも」って海。
それ聞いて、俺、またPCで作業。 あとは、カラスにメールして引っ越し業者の手配やら新幹線のチケットなどの手配だな。

「野呂瀬さん、鳳来さん、なんかいろいろありがとうございました」って良哉。
俺達は、陸井一家を見送った時に彼にそういわれた。

それから、その週末には家族そろって京都に引っ越した。
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