高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

星による普通の高校生

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「おい、なんでこうなるんだよ」って俺の第一声だ。
「学生の本文は勉強という事で、たまには、別の場所で勉強しようかと調度よいと思ったら、どうも彼らの行きつけだったようです」って星。

星も悪気はないらしいい。
「陸、ファーストフードって食べた事ないでしょ?」って星。
「確かにないな。」って俺。

ことの始まりは、俺が普通の高校生を体験してみたいが始まりで、放課後、星の案内でファーストフード店にはいった。
そしたら、祓魔師、つまり同級生のエクソシストたちの内、藤堂、田所、西園寺さん、境さんが席で食べながら勉強していた。
気づかないと思ったけど、目立つ髪色の俺達はすぐみつかり、わざわざ広い席に移動して、今同席してる。

って冒頭の会話は、俺達2人のヒソヒソ話だ。
「鳳来君はどこの大学受けるの?」って西園寺さん。
「K大の薬学部だよ」って星。 ふぅーん、って感じ。
「すげぇーな。 結構レベル高くないか」って藤堂。
「でも、鳳来君の成績なら大丈夫でしょ。」って田所。
へぇ~、そうなんだ。
「お前達も進学するのか?」って俺。 ちょっとした疑問。
そしたら、皆、目を開いて驚いてる。
「エクソシストだって、上級にならないと安定収入望めないから、皆、もしもの時のために進学して就職するんんです。」って境さん。
「へぇ~、そうなんだ。 どこに行くの?」って俺。
「私は、N短大の服飾科よ」って西園寺さん。
「俺は、S大の経済学部」って藤堂。
「私は、S女学院の文学部です」って境さん。
「俺は、一応N大の医学部だよ」って田所。
「へぇ~、皆さん、バラバラの進路先なんだね。」って星。
俺も意外だった。
「そりゃ、各自やりたい事とか違うしな。」って藤堂。
うなずく皆だ。
「野呂瀬君は、就職なんだよね。 もう内定もらってるの?」って西園寺さん。
「内定もくそも、実家の稼業だから自動的に働く事になるだけ。」って答えておこう。

「稼業「なぁ、星、これってどうやって食べるんだ?」って俺、人生初のハンバーガーの食べ方がわからん。 あと、細かく聞かれるの嫌だから、話題かえた。

「こうやって袋あけて食べればいいだけですよ」って星。
「なるほどな」っていいながら、実演してくれた食べ方で食べてる俺。
「おい、野呂瀬って、ハンバーガー食った事ないのかよ!」って藤堂に突っこまれた。
「ない。」って俺。
「陸は、ファーストフードとかファミレスとか行った事ないんですよ」って星。
うん、確かにない。 行くのは居酒屋、バー、ちょい高級クラブに、高級レストランとか全部仕事関係でしかいかないし、猫の所以外は本当に滅多な時だけだ。
系列の子会社が、チェーン展開してるけど、その辺は幹部たちの管轄だし。
「「「「まじで!」」」って驚かれた。
「本当、行く機会がなかったし、行こうととも思った事もないから」って俺。
「鳳来もたいがいお坊ちゃまだと思ったけど、野呂瀬もお坊ちゃまなんだよな」って藤堂。
「そうかな、そう思ったことないけど」っていいつつ、今度はポテトつまんでた。
「それより、しゃべってないで勉強はしなくていいので?」って星。

「「「「そうだった(わ)」」」って4人、ハモッた。
「俺達よ来月模試があるっていうのに、それに加えて、下級2級のテストがあるんだぜ」って藤堂。
「本当よ。 しかも最近は塾は休塾になる事が多いくせして、深夜の任務が週2回もあるのよ。」って西園寺さん。
「野呂瀬君が羨ましいよ。」って田所。

うーん、学生の中で言えばそうかもしれないが、ほぼ毎日夜は寝ない俺としては、それぐらい対した事ではないと思う。 結局、彼らが勉強したりしゃべったりを聞きながら、俺は俺でスマホをいじりながら、仕事してた。

「実質、あまり勉強はせず、しゃべったりして放課後を過ごすのが、普通の高校生ってやつなのか?」って俺。
ある程度いい時間になり、本家に帰っている道中。
「ある意味、1つですね。 あとは、カラオケいったり、ゲームセンターいったり、なかにはボーリングいったりとかですかね。」って星。
「全部、パスだな」って俺。
「だと思ったので、あの形にしたんですけど、遭遇するのは予想外でした」って星。
「確かにな。」っていいながら、本家到着。
さーてと、本格的に俺の活動時間だ。
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