高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

八木恵

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1章:高校生の身体を乗っ取った事になった俺は高校に通う事になった

白蛇神社の参道

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Side:アーサー
僕達は、ヒョウカさんの案内で、白蛇神社の参道に雪が降るなかやってきた。
ザクザクと雪を踏む音と共に手足が冷える。

こんな日に参道に来る人なんていないだろうって思っていたが、近隣の村からもきているのか、意外と賑わっている。
所々にのぼり旗がたっていて『蛇の日』って書いてある。

「今日は賑わってると思ったら、そう言えば蛇の日でしたわ」ってヒョウカさん
「蛇の日って?」って僕が聞いた。
「その月によってご利益が違いますが、お参りすると金運があがったり、健康運があがったりです。 毎月一回あるんですよ。」と説明していくれるヒョウカさん。

「冷えたでしょうから、茶屋にはいりましょう」って言われて、古風な作りの茶屋に案内された。

俺達は各自好きな物を頼んだ。 女性陣はお汁粉だ。 そういう僕もお汁粉だけど。 藤堂はなぜかつゆそばを頼んでる。 あんなに、朝、朝食をお代わりしたのにな。
「白蛇様のご利益って本当なのかしら?」って西園寺さん。

「あんた達、みかけない顔だと思ったら、遠くからきたんかね」って隣の席に座るお婆さんだ。

「ええ、東京からきたんですよ」って西園寺さん。
「ありゃ、えれぇー遠いところからきたんだね。 やっぱり白蛇様への参拝か?」
「ええ」って濁しながらいう西園寺さん。
「お参りの後は絶対にお守りを買って、あと境内にある湧き水をのみんしゃい。 そうすれば、私みたいに長生きできる。 こうみえて、私は、105歳じゃ。」っていうお婆さん。
腰は曲がってるけど、それでもかなり元気そうだ。
「105歳なんですか! みえません!」って西園寺さん。
「ほほほ。 10代の頃から参拝しておるが、これといった病気もしたことないし、商売も繁盛している。 まだまだ現役で、ほれ、あそこの駄菓子屋やってるんだよ」っておばあさんのさした駄菓子屋は子供達でにぎわってた。

「凄いですね。」って西園寺さん。 僕も凄いと思う。 こんな田舎な村で、商売が繁盛してるなんて。 しかも105歳で現役でまだ働いているという。

「すべて、白蛇様のご利益のおかげだ」って胸元にぶらさげてるお守りを大切そうに握ってる。

「白蛇様って凄いんですね」って六条さん。
「何言ってんだ、この地は、白蛇様のおかげで大きな災害もおきない安全の地帯だ。 こんな雪ふってもよ、雪崩だっておきやしない。」って近くで座っていた50代くらいの男性だ。 熱燗のんでるし。
「しかもこの酒は、境内の湧き水つかってるから、一味違うし、それに先祖代々俺達は白蛇様に守ってもらってんだよな」って男性だ。
「そうそう、医者がいないこの村で、大きな病人もでてないしな。 みんなちょっとした風邪ひく程度だけど、境内の湧き水のめばなおっちまう」って男性と一緒にいる同い年の男性だ。

「皆さん、白蛇様の事となると、あーなっちゃうんですよね」ってお茶を持ってきてくれた店員だ。20代前半くらいの可愛らしい女性だ。
「うふふ、そういう私もですけどね。 こう見えて、30超えてるんですよ」っていう女性。
「本当ですか? 全然見えないです。」って西園寺さん。
「絶対、私、参拝して湧き水のむ」って西園寺さんだ。
「私もです!」って気合がはいっている六条さん。

「ゆりも来れば、あ!お土産に買えないのかな」って西園寺さん。
君たち、目的忘れてないか。
「お客さん、それは無理なんですよ。 ご利益はこの地のみで、もってかえっても湧き水の効果はなくなっちゃうんです。 でも、健康運とか金運でしたら、お守りの効果は継続するので、お土産はお守りを買っていくのがおすすめですよ」って店員の女性だ。

それから、僕達は、会計を済ませて、店をでようとした。
「ハクヤさん、ここでやすもうぜ」って男の声
「いらっしゃいませ。 って、ハクヤさんじゃないですか? 今月は珍しく1人じゃなくて、お連れ様もいるんですね。」
「そうそう、遠くから遊びにきてくれてね」って、優しいアルト調の声だ。

僕達は、彼ら3人の様子をみていた。 3人とも着物姿で、大柄な男性に、一般女性よりは身長の高く胸のでかい女性、そして、こんな天気なのにサングラスをかけている男だ。 サングラスかけている人がハクヤというみたいだ。

そんな彼らをみて僕の中で緊張が走った。
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