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2章:俺の双子たちの話

僕の日課

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昼食後は、青か首なしに連れられて、家の地下にある道場でひたすら鍛錬。
「若、まだまだでっせ」って、錫杖もった青に木刀を叩きつけられる。
まじ、痛い。

「はぁはぁ、もう痛いって」って正直僕の身体中には生傷が絶えない。

首なしの時は基本体術の鍛錬。
「「「若、いくよ」」」って小間妖怪たちが様々な大きさの石もってるし。
これを四方八方から投げてきて、僕はよけたり、木刀で叩く。

これが、僕の夕食時までの日課。
小間妖怪たちとお風呂はいって、夕食だ。
夕食は基本みんなで、食べる。 父さんも用事がなければいるよ。
わいわいがやがや、騒いで、父さんは食べ終わるとそのままいなくなる。

その後、僕はどうするかっていうと、
「若、勉強の時間です」ってカラス。

「今日は、悪魔と妖怪についてです」ってカラスだ。
就寝時間までの間、カラスによる様々な講義。 その中には、普通の科目もある。

僕って、悪魔をまだみた事ないんだよな。
「悪魔って西洋からはいってきたんだよね。 どんな姿?」って僕。
そしたら、カラスが悪魔図鑑っていうのをだしてきた。 しかもどかっと分厚いのが5冊。

「これ見ればわかるように、形態は様々です。 高位悪魔ほど受肉とよばれ人間の体にのりうつります。 なので、実体がなく伝承で伝わっているのもあります」ってカラス。

ふーん、そうなんだ。っておもいながら、悪魔図鑑の一冊をとって開いてみた。
黒くて異形の形が多い。 いろいろカタカタの名前ばかりで、覚えずらい。 世界史みたいだ。

だんだんうとうとしてくる僕。
容赦なくベシってカラスに叩かれる。
「いいですか?」
「よくないよ。 もう眠い。」
「はぁ~、続きはまた明日です」って言われてようやく解放。
歯を磨いて、寝間着に着替えて、ようやく寝れる僕。 今は夜11時過ぎ。
小間妖怪たちはまだ騒いでるみたい。。 なんせ闇夜は妖怪の時間だもんね。

明日も学校あるから、僕はねる。
学校の前は、昼近くまで寝て、午後から鍛錬で夕方だけ小間妖怪たちと遊んで、夕食後は深夜まで勉強だった。
ごくたまーに、鍛錬に父さんが来てくれる事もあるけど、身体に叩き込むから、ちょう痛い。
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