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2章:俺の双子たちの話

隠れ里の修行②

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修練場では、1対1で妖怪たちが妖術つかって戦っている。
周りは口々に「いけ」とか「なにしてる」とか言ってる。 みんな僕より年上っぽい。

「烈、きたか」って樹さんだ。
「こいつ今日から修行する烈な」って周りに紹介してくれた。
「まさか、陸様の子供?」って白い着物きてる人。
「ああ、カレン、その通りだ。 カレンは雪女な」って樹さん。
「俺、サル鬼のサル」って男の人っていうかサル顔の人
「俺は磯天狗のいそ」って天狗だけど海坊主っぽい。
「私は糸いき娘の糸」て小さい女の子。

「最近はこの面子でしのぎ合いする事が多い」って樹さん。
「えーとよろしく」って俺。

「さっそく、お前の実力をみる」っていわれて修練場に立たされた。
もらった棒をもつ俺。
樹さんの武器は鎖鎌。 おいおいって感じだ。
よけても、さけても、俺の間合いにはいらない。
「基礎はできてるみたいだな」って樹さん。
いわれても、間合いにどうしたらいいかって感じだ。
「これが俺の妖術だ」っていったら、イタチに変化した。
さらに高速かする攻撃に、棒きれに妖力ながして防御するので精一杯。
きてる着物はきれて、切り傷できるし。

「はぁはぁ」って攻撃必死に防いでるだけで、なにもできない俺だ。
最後に蹴り飛ばされておわり。 あっさりと負けた。

「妖怪の戦いは、妖力の使い方と妖術だ。 お前、なんで妖術つかわないだ」って場外におちた僕に樹さんがきいてきた。

「妖術、学んだことないんだよ。 できるのは、さかな釣りぐらい」って言った。
「はぁああああ、なんだそれ」って爆笑された。
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