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2章:俺の双子たちの話

中学生になりました。

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小学校3年のサバイバルに隠れ里の修行を経て、俺の小学校生活は、夏休みの前半を隠れ里にオヤジと一緒に修行、後半は京都っていう生活に変わった。

それ以外は、たぶん、普通の小学生をしていたと思う。
たまに、オヤジに悪魔討伐につれていってもらったりもしたかも。

今日は、中学校の入学式。
俺は、普通に公立の中学にした。 オヤジもそうだったから。
中学は、徒歩圏内にある。 っていっても屋根伝いにいくから俺の今の足で10分かな。

「野呂瀬君、おはよう」って時任さん。 子供の頃は、里奈ちゃんって呼んでたけど、今はおたがい名字よみ。
「時任さんもおはよう。 また同じクラスだね」って俺。 なんだかんだで、6年間同じクラス。 そして中学生一年生もだ。
「野呂瀬君、その方は?」って、ユキ。 中学からは護衛をつけるってカラスがうるさくてついたのがユキ。 オヤジの時もそうだったらしい。
「氷室さん、小学校から同じクラスの時任さん」って俺。
「野呂瀬君、どういう関係?」って時任さん。
「親戚なんだ」って事にしておこう。
「はい、そうなんです。 最近引っ越してきて、ここに入学しました」ってユキ。
「そうなんだ。 私は時任里奈です。 よろしくね氷室さん」って時任さん。
「はい、私こそ。 私は氷室ユキです」ってユキも笑顔。

女子同士って仲よくなるの早いのかな。

そんな事より、保護者席にいるオヤジだよ。
もうさ、31歳にむりがありすぎる。 見た目年齢が10代後半のままなんだよ。
母さんは20代後半な感じ。 なんでオヤジふけないんだよ。
しかも、さっそく寝てるしね。

そんな中はじまった入学式。 つまらないよね。 オヤジが寝る理由がわかる。
そして教室へ移動。
保護者も教室にくるはずが、オヤジいないし。 また、校舎ふらついているんだろうな。
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