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2章:俺の双子たちの話

俺の進路について

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学校に復帰して、数週間経過。 期末テストも終わって返却された。
その時に、三者面談の前の進路先調査表ってのが配られた。

今夜もオヤジについて、見回り。
埼玉にある山奥で、中級悪魔がでて、ここの島しきってる轟雷家と討伐にあたってる。 剛はきてない。 あいつの高校ってどこか聞きたかったのに。

討伐終わって、他も見回りながらオヤジと走ってる。
「オヤジ、来週、中学の三者面談あるんだけど、高校きめなきゃいけないんだけど、候補って適当に公立の高校でいいよな?」って俺、キセルに火つけて一服。
おやじも一服してるし。
「もう、その時期か。 高校な、お前、四葉学園にしろ」ってオヤジ。
「はぁ? 四葉学園って、京都の一条学園の姉妹校だろ。 しかも、祓魔師がうじょうじょいて、たしか祓魔師の日本支部があるって。 うちの島に物騒な建物作った所だろ」って俺。
「カラスから教えてもらったな。 そう、そこ。 お前にベリアルの話はしたよな?」
「ああ、高位悪魔なのに、日本支部の支部長してて、日本オタクなんだろ?」
「そう、そのベリアルと、昔に取引したことあってよ、それで、その取引がお前が高校生になったら四葉学園に通わせるっていう内容なんだ。」
「はぁ~、なんだその取引! 俺を巻き込むなよ」って叫んでやった。
「まさか、取引が俺とのじゃなくて、ガキまでいくとは思わなくてよ。 でも、その前に四葉学園にはいれる成績だよな?」
「馬鹿にするな。 これでも、カラスに高校レベルの講義うけてるから、行けるわ」っていってやった。
「そっか、んじゃ大丈夫だな。 という事で、四葉学園な」ってオヤジ。
「オヤジ、なんで、悪魔と取引したんだ?」って俺、結構真面目い聞いてる。
オヤジがそんな危険な事するのか。
「それは、今は教えられないな。 水無もしらないといけない事だから、その時がきたらはなす。 とりあえず、総大将命令で、お前は四葉学園にはいれ」って言われた。
組が関係しているのか、でも水無もっていっている。 わけがわからん。
でも、オヤジが総大将として命令している以上、若頭の俺が反発する事は許されない。
「わかりましたよ、総大将」って返事しておいた。
「悪いな、烈、今は話せなくて」って珍しく言われた。
「猫の所でもいくか」って言われて、明日も学校あるけどついつい賭博して飲んだ。
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