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3章:総大将の帰還

あれから、どのくらい経過した?

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Side:陸
さすがによ、あの時、烈と水無を守るためとはいえ、うん、無茶し続けた。
その結果が、サタンと魔界に行く事になるとはな。
そうそう、俺、あの時、ゲートが開くのを無理やり俺の妖力使って破壊しつつ、サタン捕まえて、ベリアルの能力で実体と切り離してもらって魔界に行ったわけだ。
ベリアルめ、自分はこっちに残りやがって。

そして、お話合いをし続ける事どのくらい経過したかわかないが、決着じゃないけど合意して戻ってきたわけだ。
久美が、おれの胸元で泣いている。 
妖力がつきかけてるのか。 もうそろそろとか言ってる。

「だめ」っていったら、「陸様?」って久美だけど声だけで、顔をみせてくれない。
「久美?」
「もう、私、おばあちゃんだもの」っていう久美。 
たしかに、あんなにきれいな黒髪だったのが、真っ白だ。
「久美は久美だろ」っていって、おきあがって、久美の顔を両手で固定して、むさぼるように唇かさねてキスしまくった。

ちょっとは妖力わたせたかな。
「はぁはぁ、なんですの。 今の妖力」って久美。 あれ?
「いつもの久美だな」って俺。

うん、綺麗な黒髪に、20代後半の見た目だ。
おもった以上に妖力がわたったみたいだ。 俺的には、ちょっとだったけど。
「ただいま」って俺
「陸様」って抱き着いてきた久美。

俺がいない間、何があったんだ。
そして、簡単だけと聞いた俺。
「そっか、ジジイも烈も水無もか。」って俺。
まさか、あれから200年も経過しているなんて正直驚いてる。 そして、ジジイも烈も水無もいないって。。

「そうよ。 これ」っていって、久美が渡してきたのは、子供達に最初にやったネックレスだ。
「どっちかは久美がもっておけよ」って俺。
「だめ、2人がもし陸様が目ざまたら、渡してくれっていってたの」って言われてしまった。
「烈のは、元々久美にやったやつだけどな」っていいながら、二つつけた。
「私は、陸様のそばにいるだけいいですし、それにもう一個もらいましたから」って、結婚した時に渡したネックレスつけてる。
「さてっと、これからどうするかな」って、キセルさがしたけどない。
「はい、どうぞ」って久美がバックからだしてきた。
「ジジイのか」っていいながら、葉っぱいれて火をつけて一服。

「さぁーてと、どっかいく?」って俺。
「何をいってるんですの。 帰る場所は1つでしょ」って言われてしまった。
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