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3章:総大将の帰還

海に呼ばれた

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星とそのニヤミスした日の夜に、海から電話。
夜回りの後、猫の店でのむ事になった。 うん、嫌な予感だ。

猫の店に到着。 深夜だ。 はぁ~、明日も学園あるから、これ徹夜かもな。
「いらっしゃいませ」って、猫耳つけた店員。
「あ! 総大将」って声で、猫、店長がかけつけてくる。
「猫、海きてる?」って聞く俺。
「はい、すでに到着してますよ」っていわれて案内された。

「海、1人なのか?」って、珍しく賭博もせず飲んでるよ。
「ええ、今日は総大将に聞きたい事がありましてね」って海。 まじ嫌な予感。
「何を?」って俺、座りながら聞いてみた。

猫が、つまみと酒をもってくる。
いつもは、接待係くるけど、こない。 嫌な予感しかしないな。 とりあえず、酒のんで、キセルに火をつけて一服。
「それで、何?」って俺。
「星が今日、孫の三者面談で四葉学園にいったら銀髪の生徒をみたといわれましてな。」って海。
「ふーん、俺以外にも銀髪いるんだな」って俺。
「その生徒の名前が、只野陸というらしいんですよ」って海。
なんで、名前までしってるんだよ。
「俺と同じ名前って、いるんだな」って俺。
「しかも呪力も感じないのに、祓魔師の講師しているらしいんですよね。」って海。
なんで、そんな情報がまわってる。
「へぇ~」としか言えない。
「単刀直入ききたい。 いや、陸、その生徒はお前だろ?」って海。
こいつ親友として聞いてきた。 でもな。
「そんなわけあるかよ。 なんで、この歳で、学生なんてするわけないだろ」っていう俺。
「そうだよな。 するわけないよな」って海。

「そうだよ。」って俺。
「それにしても、陸がめずらしいな、バックを持ち歩くなんて」って突っ込まれた。
さすがにスマホ5台とタブレット3台は懐にいれられないし、部屋に置いておくわけにもいかないから持ち歩いてる。
「仕事用のタブレットだよ。 ほれ、カラスが、いつ騒いでくるかわからないからな。」って俺。
「結構、薄型ですけど。」って海。
「他にもいろいろな。 いいだろ、バッグぐらいで」って俺。
「まぁ、そうだな」って海。

っていったら、スマホがなってるよ。 全部、消音にしてたはず。
「陸、とらなくていいのか?」って海。
「本業のじゃないからいい」って俺。 それでもなり続ける。 結構大音量。
「カラス、この時間は本業のほうにしろよな」っていいながら見るとまじ学生証のやつなってるし。 慌ててきる俺。
「陸!」って海。
「何?」って俺。
「孫が自慢気に見せてきてな、それが何かしってる! 本家で説明してくれるよな」って海。
「ちょっとまて、本家はなし」って俺。
「カラスと俺だけだ」って海。
「どういうこと?」って俺。
「陸、俺達の付き合いは長い。 お前の事だ、事情があるんだろ。 
 ただな、誰にも知られずにいたら陸、お前の負担がかかるし、いずれまた無理がでる。 
 それに、お前が言えば、何万て人数がいつでも動けるんだ。  それでも黙ってるんだ。 
 だから、星がいってきた時に、俺はカラスに調査させただけだ。」って海。
付き合い長いから、バレバレなのね。
「わかった。 それなら、話すけど、なんで星、気づくの?」って俺。
「はぁ~、星はお前が2度目の学生の側近だろ。 お前の銀髪の色ですぐ気づく」って言われた。
「まじかよ」って俺。
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