359 / 405
外伝:俺の高校生活の話でもしようか
15歳の誕生日
しおりを挟む
僕いやもう俺でいい。 俺は、野呂瀬陸、今日15歳になった。
ジジイは、妖怪でかつ総大将。 つまり俺のジジイは、ぬらりひょんだ。
ぬらりひょんといえば日本でしらない人はいないだろう。
怪良組っていう裏稼業をしつつ妖怪集団の取り纏めしている。
俺は、人間とのクウォーターの親父と人間の母さんの子供で、妖怪としてはハーフ扱い。
親父は、俺が5歳の時に亡くなった。
だから、見た目も黒髪に黒目で、いたって容姿も普通の中学生。 身長だって平均だ。
なのに、9歳の時に覚醒して、陽が沈んで夜になると妖怪に変化する。
妖怪に変化したときの記憶はちゃんとある。
妖怪に変化した時の見た目や姿は変わって、髪は長い銀髪で、切れ長の赤い瞳で身長は今では185CMだ。
それなのに。
「なんでこうなる!」ってため息がでた。
昨日の夢で、親父が“陸 15歳っていえば妖怪でいえば成人だ。 おめでとう”って言ってきた。
“夢でも、お前と酒のみたかったんだよ”って言って一緒に酒飲んで、タバコって言ってもキセルだったか吸って、後は俺の実力みるとか言って剣の稽古やら妖術の稽古してへばった。 夢なのにリアルすぎた。
そして、
“陸 この数年、頑張ったな。 いいもんやるな。 誕生日プレゼントだ”って言われて親父が抱きついたきた。
ガキの時以来だったから、恥ずかしくもあり嬉しかった。 それで、目が覚めた。
今、朝7時だ。
俺の家に住んでる奴らは母さん以外はみんな妖怪だ。
小間妖怪だったり、従者だったりで働いている奴らのほとんどが夜行性だ。
ジジイも含めて起きるのは早くて昼過ぎ。
いやいや、そんなんじゃなくて、
問題は、俺の姿だよ。
バサって自分の髪の色を見たら銀髪だし、容姿も妖怪に変化した時とほぼ一緒で瞳の色は赤い。
身長は、人間の時は167CMだったのに、おいおい185CMはある。
妖力もすんげぇー増えてるし、身体つきは細めだけど筋肉バキバキの無駄のないつき方ってこれも変化した時と同じだよ。
「陸、いくら春休みでも再来週から高校でしょ。 おきなさい」って母さんの声。
「起きてるよ。」ってふすま越しに言った。
「あらあら、まだ人間に戻ってないの?」って、俺の声を聞いて言ってきた。
人間の時は、声変わりせずでまぁ今よりワンオクターブ高いけど、音声までややアルト調だよ。
ため息しかでない。 もう妖術でさっきから姿が変わらないか考えたけど、無理。
「いや、意識だけは人間だけど、戻れない。」って言ったら、母さんがばってふすまを開けた。
「あらあら、陸、制服作りなおさないと。」ってニコニコ言ってるよ。
母さんは結構いやかなり天然だ。 そこ!って心の中でつっこんだ。
でも、いろいろショックっていうか、その後、俺は、一週間ほど、部屋で籠城してた。
飯を運んでもらってたから、半分籠城かもしれない。
ジジイは、妖怪でかつ総大将。 つまり俺のジジイは、ぬらりひょんだ。
ぬらりひょんといえば日本でしらない人はいないだろう。
怪良組っていう裏稼業をしつつ妖怪集団の取り纏めしている。
俺は、人間とのクウォーターの親父と人間の母さんの子供で、妖怪としてはハーフ扱い。
親父は、俺が5歳の時に亡くなった。
だから、見た目も黒髪に黒目で、いたって容姿も普通の中学生。 身長だって平均だ。
なのに、9歳の時に覚醒して、陽が沈んで夜になると妖怪に変化する。
妖怪に変化したときの記憶はちゃんとある。
妖怪に変化した時の見た目や姿は変わって、髪は長い銀髪で、切れ長の赤い瞳で身長は今では185CMだ。
それなのに。
「なんでこうなる!」ってため息がでた。
昨日の夢で、親父が“陸 15歳っていえば妖怪でいえば成人だ。 おめでとう”って言ってきた。
“夢でも、お前と酒のみたかったんだよ”って言って一緒に酒飲んで、タバコって言ってもキセルだったか吸って、後は俺の実力みるとか言って剣の稽古やら妖術の稽古してへばった。 夢なのにリアルすぎた。
そして、
“陸 この数年、頑張ったな。 いいもんやるな。 誕生日プレゼントだ”って言われて親父が抱きついたきた。
ガキの時以来だったから、恥ずかしくもあり嬉しかった。 それで、目が覚めた。
今、朝7時だ。
俺の家に住んでる奴らは母さん以外はみんな妖怪だ。
小間妖怪だったり、従者だったりで働いている奴らのほとんどが夜行性だ。
ジジイも含めて起きるのは早くて昼過ぎ。
いやいや、そんなんじゃなくて、
問題は、俺の姿だよ。
バサって自分の髪の色を見たら銀髪だし、容姿も妖怪に変化した時とほぼ一緒で瞳の色は赤い。
身長は、人間の時は167CMだったのに、おいおい185CMはある。
妖力もすんげぇー増えてるし、身体つきは細めだけど筋肉バキバキの無駄のないつき方ってこれも変化した時と同じだよ。
「陸、いくら春休みでも再来週から高校でしょ。 おきなさい」って母さんの声。
「起きてるよ。」ってふすま越しに言った。
「あらあら、まだ人間に戻ってないの?」って、俺の声を聞いて言ってきた。
人間の時は、声変わりせずでまぁ今よりワンオクターブ高いけど、音声までややアルト調だよ。
ため息しかでない。 もう妖術でさっきから姿が変わらないか考えたけど、無理。
「いや、意識だけは人間だけど、戻れない。」って言ったら、母さんがばってふすまを開けた。
「あらあら、陸、制服作りなおさないと。」ってニコニコ言ってるよ。
母さんは結構いやかなり天然だ。 そこ!って心の中でつっこんだ。
でも、いろいろショックっていうか、その後、俺は、一週間ほど、部屋で籠城してた。
飯を運んでもらってたから、半分籠城かもしれない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
44
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる