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外伝:俺の高校生活の話でもしようか

私が城西高校に来た理由

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Side:東百合
私は、お母さんに無理やり頼んで、祖父の死の真相、そしてある人を探すために東京に来た。 
陰陽師の修行もかねて。
本当は、四葉学院にはいりたかったけど、学費の都合で入れなかった。
それでも必死に勉強して、都内の公立の進学校である城西高校に受かる事ができた。
都外からの受け入れもしていたので、私にはちょうどよかったし、怪奇現象が多いと噂される洋桜地区にこの学校はある。

陰陽師の修行のためには、一般的にはエクソシストの資格をとる必要があって、塾は、四葉学園にある。
私は特別に塾だけ入る事を許された。 塾は放課後、だから、クラブ活動は週一の料理クラブかオカルト研究クラブしかなかった。

「ねぇ、百合、鳳来君ってオカルトに入るんだって。 さっき、先生の所にいってみてきちゃった」って加奈子。
「本当に、加奈子っておっかけするほど鳳来君のファンなんだね」って笑うしかない私。
「えぇーいいじゃない、そのために城西受けたんだもの。 そうそう、百合もオカルトでいいよね。 どうせ、私たち料理できないし、それに塾いかないとだから」って加奈子。
「そうだね」としか言えない。

それで結局オカルト研究クラブにはいる事になった。 鳳来君と一緒に野呂瀬君もいた。
彼の銀髪が気になって、なんどか話かけようとしてるけど、もともと引っ込み事案の私がうまく話せるわけがない。

そしてクラブの話題は、3年前の京都の事件、まさに祖父が亡くなった事件だ。 その他にも多くの陰陽師、エクソシストがなくなった。 すべて、妖怪の仕業。 

それを加奈子が言ってしまった。
一応、一般人には秘密なのに。 しかも、私たちが陰陽師である事まで。
もう加奈子。 
部長と副部長は盛り上がってるけど、鳳来君と野呂瀬君は会話にもはいってこない。
紹介で、特に興味ないけど、家の事情で週一のクラブがこれしかなかったからっていってたもんね。
チャイムと一緒に帰ってしまった。
あ、また野呂瀬君と話せなかった。
私の誘い方まずいのかな。

盛り上がる会話に、塾の時間が近づいてくる。
「先輩、私たち、塾に通っててその時間なんで、今日はもういいですか?」って聞いて切り上げた。

「加奈子、どういうつもりよ。 初日で陰陽師とか教えて」って私。
「てへ、鳳来君が少しは興味もつかなって思ったけど全然だったわ。 ごめんね」って加奈子。 本当に軽い。

私たちは、塾へ続く特別な鍵をつかって祓魔塾へ通う。
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