高校生の身体を乗っ取った事になった俺の話だけど、結局は俺の話

外伝：俺の高校生活の話でもしようか

老人火とは

2年前、俺が14歳の時だ。　京妖怪との因縁を決着をした翌年の事。
京妖怪の目的は、本当の主である夜鳥の復活だ。　久美はその夜鳥を産める九尾。　老人火っていう妖怪は、オヤジが東京、当時は江戸だけど、江戸に侵略しようとして、オヤジが追い出した妖怪。
オヤジに恨みをもち、京妖怪と結託して、当時転生妖怪だった久美を復活させた。

老人火って妖怪は、洗脳やらそういうのが得意で、汚いやつなんだよ。
久美の転生先に選んだのは、オヤジの前妻のクズサさんの生まれ変わり。　そして、俺が5歳の時に実際久美とあっている。　その時、一緒に遊んだ記憶がある。
そして、オヤジはクズサさんににた久美に優しくしていた、隙に、久美が妖刀でオヤジを刺して殺した。
ガキだった俺は、当時の記憶を封印したらしくて、鮮明に思い出したのは、京都に行くときめた13歳の頃だけどな。

久美曰く、オヤジをさした時にクズサの記憶と九尾の記憶が呼び戻り、クズサさんの記憶はオヤジをころした事のショックで九尾の記憶が上回り、夜鳥を産むために京妖怪をまとめだしたわけだ。
それを裏で糸を引いていたのが老人火。

それを知ったのも、京都にいって、久美を辰巳と一緒に封印しようとした時だ。
俺と俺が率いる怪良組、そして隠れ里で仲良くなった育たちも共闘してくれて、いざ久美を辰巳と封印するつもりが、既に時一歩遅しで、夜鳥が誕生していた。

夜鳥ってのがやっかいで、久美を道具としか思ってなくて、久美を今度殺そうとしたわけだ。
頭にきた俺は夜鳥に立ち向かたけど相手にならず、殺されかけたけど、その間にはいったのが久美。
いや、久美というよりクズサさんの記憶が動かしたらしい。　久美は、その時瀕死状態。
そして、復活したばかりの夜鳥は、まじ強いのに力が完全じゃなく、老人火や、夜鳥の誕生を待ち望んでいた京妖怪を引き連れて、雲隠れ。　まじ、門が開いてどっかにいった。　地獄とも、異空間ともいわれているけど。

そして、完全復活した夜鳥が戻ってきたのが、1年後の俺が14歳の時。
その間、俺は、各地の当時はまったく関係のない組や一族を集めて、友好関係を築きつつ夜鳥討伐の準備をしていた。　夜鳥は、復活した久美と共闘して俺と久美で倒した。　そして、老人火は、土蜘蛛一家が倒したはずだった。　

なのに、なんで復活してるんだ。