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2章:幼少期編

家庭教師の冒険者

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「よし、さっそく始める! 準備運動したら、走れ!」ってブライアン。 
いきなりかよって心の中でつっこむ俺。 いちいち反論しても仕方ないから、言われるままに準備運動して走る俺。
身体強化は使わず走ったら、あっというまにへばった。
「はぁ~、本当引きこもりみてぇーだな。」ってブライアン。
「はぁはぁはぁ、そりゃ僕、あんまり外にでないので」って言っておいた。

それから休憩して、子供用の木刀を渡された。
うーん、剣術は何気に部屋で練習しているし。 とは言えず、いきなり素振り5000回とか言われてやらされた。 6歳の子供に、5000ってないだろ。 1000もしないで、腕は上がらない。
「もう、無理ですって」って言ってら、「はぁ~、これじゃ基礎にもなってねぇ。 次はクローイだな」って言われた。

「はぁはぁ、あの休憩を」っていったら、「休憩しながらだよ」って木刀でしばかれた。 なんでだよ。
「痛いですって」っていったら、「まじ、噂通りの無能だな」っていって、軽く蹴られた。
「ぐわぁ」って、吹っ飛ばされる俺。
「あはは、ちょっと蹴っただけなのにな」って笑ってるよ。 
とりあえず、魔力循環させて回復だけしておいた。 
本当、こいつら一体何様だよ。

「もうブライアン、その辺にして。」ってクローイ。
「じゃぁ、初期の魔法の呪文を」って言われた。
「僕、使えないんですって」って起き上がりながら言った。
「本当に使えないのかどうかの確認だって」って言われて、しかたなく6属性の呪文を唱えた。
ほら、発動しない。
「うわぁーまじ、うけるんだけど~。 あはは、私、初めてみたわ。 魔法を行使できない人。 あはは」ってすっげー笑ってる。
「本当に才能ないのね。 ブライアン、私が教える事は何もないわ。」って言われた。 だから言ったじゃないか。
「あはは、本当に使えないでやんの。 まぁ、任務だしよ、とりあえず、また明日くるわ。」って言って、ようやく帰っていった。

「なんだよ勝手にきて、勝手に笑って、帰っていって」って俺の愚痴だ。 そしてボロボロになった俺の服。
とりえず、俺は着替えに部屋に戻った。

その後、学校から帰ってきたミュウに今日の事を文句いったら「ご当主しゃまの指示でしゅ。 我慢してくだしゃい」って言われただけ。
もう顔も朧気にしか覚えてないけど、オヤジって碌な事しない。
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