無能と呼ばれた少年は、力を得て真実を知る ~目立ちたくないので、ほっといておいてほしい~

八木恵

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2章:幼少期編

スヴェン、6歳

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俺も6歳になった。 
6歳になると、ある程度金のある家庭は、初等教育として町にある学校に通うらしい。 
俺? 俺が行くわけもない。 おかげで、ほぼ毎日きていたウルとナーシャはこなくなった。 平和だな。 

ウルとナーシャが来ると、無理やりミュウに外に出されて、魔法の練習とかってぬかしながら的にされてた。 逃げまどう俺。 ミュウはそれを止める事もない。
生傷だ耐えない日々だ。 いい運動でしゅって平然としていうミュウ。 うんざりだ。 主なのにな、俺。

ちなみに、俺は、書庫で本を読んでいて知らなかったがミュウも学校に日中は通っている。 俺の昼飯がなかったのは、ミュウが学校に通っていたせいだった。 王都に居た時は、朝昼晩の3食だったけど、ここに来てからは朝と夜の2食だ。 勝手に平民は2食が普通なのだと思っていたが、そうじゃなかったみたいだ。 まぁ、俺としては、動いているわけではないから2食で十分だ。

そんなある日の事。 家のチャイムが鳴った。 
ミュウもいないから無視。 俺は書庫で本を読むんだ!
なのに、うざいほど何度もチャイムが鳴る。
「なんのようででしょうか?」って仕方なくでた俺。
「居留守かよ!」
「ミュウちゃんから聞いて自宅にいるのは知ってます。」
って、筋肉隆々ないかにも剣士っていうオッサンと、とんがり帽子かぶったいかにも魔法師っていうおばさんいなお姉さんだ。
「君、いまオバサンとは思ってないわよね!」って魔法師。 女の感ってするどい。
「いえ、でもあなた達はいったいどこのどなたでしょうか?」って聞いた。
「俺の名はブライアンで、こいつが魔法使いのクローイだ。 一応、ミゼラの町の冒険者でな、お前の剣術の指導と魔法の指導にきたわけだ」って言われた。 誰も頼んでないのに。
「僕は、そのような依頼はしてませんけど。」
「なに、ミュウちゃんから話は聞いてたし、ご当主様からの依頼だ」って言われてしまった。
「はぁ~、僕は魔法の行使ができないので、結構です」って言った。
「こっちも依頼だから、本当に行使できないかどうか、確認させてね。」ってクローイ。
「剣術は、基礎だけ教えるって話だからよ。 体力つける意味でな。」ってブライアン。

結局、嫌がる俺の事をひっぱりだして、でたくもないのに家の玄関から外に連れ出された。
迷惑だ。
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