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第5章 少年期〜青年期 学園4学年編
46話 “大会“が終わった後・・・2
しおりを挟むソル「それはあの方々次第でしょうね・・・」
「そう、だよね・・・」
下の階で賑やかに行われている表彰式とは反対に、この貴賓室には暗く重たい空気が流れたのだった・・・・
そんな、暗く重たい空気が漂う中、大広間の一階では一般の部の表彰式の次に学生の部の表彰式が始まった。
「あ、イネオス達が壇上に出てきたよ」
ソル「あぁ、本当ですね。しかし、今日の“大会“の決勝戦であの2人の戦いはかなり白熱しましたね。いつもは訓練という名目での試合だったので、互いに本気を見せなかった2人が、今回はかなり本気で戦ってました」
「そうだね。2人はそれぞれ守るべきものができて、譲ることができない戦いになったみたいだし・・・」
ソル「確かに、・・・しかし、意外だったのが、あの騒動の後にイネオスが一時期人質になっていた、例のご令嬢に告白するとは思いませんでしたが・・・」
「あ~、それはしょうがないよねぇ、気になっていたご令嬢が一時期とは言え、襲撃者達の人質になったのは気が気でなかっただろうし、自分がそばにいればとか、告白もしないまま2度と会えなくなるところだった、とか、色々考えた結果、そんなウダウダ考える前に自分の気持ちを伝えようって決心したイネオスは凄いと思うよ?
それより僕はその相手のご令嬢がイネオスの告白にすぐに”「自分もって」“返事を返して、実は両思いだったってことの方が意外だったな、本来なら貴族家同士だから両家の親が婚約なんかの了承を取ったりする交渉をするのが一般的なのにね、勢いが良いと言うか、思い切りがいいと言うか、・・・まぁ、うちの国では珍しく貴族でも恋愛結婚が主流とはいえ、互いに気が合っても、まず親からお付き合いの打診をしてもらうことの方が多いって聞くけど、本人同士でお付き合いを始めるってのはなかなか珍しいよね?普通は告白されてもその場で返事は返したりしないんでしょ?」
ソル「まぁ、それは互いにあらぬ噂を立てられないように、と言う意味もありますからね。その点、イネオスはご令嬢のご両親と自分のご両親がいる前で告白したので、その心配はないでしょう。それより僕が気になったのは相手のご令嬢のご両親が、その場でお付き合いの承諾と婚約の約束をしたことですね。
僕的にはあの家が、アトリー様と仲が良いイネオスを利用するためにすぐに了承したのではないかと、思ってます・・・」
事件後、初めてこの事を聞いた僕は、イネオスがついにやったかと喜び、ニヤニヤしたものだが、それを間近で見ていたソル的には、ご令嬢本人より、その家族や親戚類の方に不信感を持ったようで、素直に祝福できない複雑な気持ちらしい。
「あー、それは確かに疑わしいけど、ご令嬢自身は僕に全く興味ないでしょう?だって、あの時、彼女を助けたイネオスに心底惚れたって表情してたし・・・」
(僕を眼中に入れないご令嬢は中々貴重だからねぇ・・・(*´Д`*))
夜月『まぁ、アトリーの美貌に目は眩むが、自分を助けてくれたヒーローはまた別格にかっこいいって事だろう?』
(そうだろうねぇ、元々互いに気になっていたのは確か見たいだし、そこにあの救出劇、そら惚れるわな( ・∇・))
ソル「・・・それはそう見えますが、ご令嬢がアトリー様に興味がなくても、その家族が全く興味がないとは言えないですよ?」
「まぁねぇ、でもまぁ、あちらの家族が僕に何かできるとは思えないけど、少し警戒はしとくか・・・」
と、ひとまず、ご令嬢の家族に関しての警戒は怠らない方針で話を終え、階下の表彰式の様子を考え深げに見つめた、今は壇上で優勝者が皇帝に労いの言葉と“国際武闘大会“の優勝の証であるトロフィーやメダルを貰っているところだ。
「イネオス、本当に嬉しそうだね。準優勝のベイサンも誇らしそうだ・・・」
そう、今回の“国際武闘大会“の優勝者は“イネオス“だ。今日の朝一番の試合でベイサンとイネオスの決勝戦が行われて、その時の戦いはこれまでの“大会“の歴史に残るような大一番となった。
その語り草になるような大一番の最初は、イネオスの本気で力のこもった剣技や、今まであまり使ってこなかった魔法攻撃の猛攻から始まり、それをベイサンが様々な方法で防いだり、巧みにかわしたりしつつ、隙を見ては反撃をしていて、舞台上で激しくぶつかり合ったりしていた。
この戦いを見る者が見れば、互いのことをよく知っているもの同士の戦いだとすぐにわかり、かなり見応えがあるものだと思うのだが、それゆえになかなか決着がつかない状態だった、そんな攻防が数分続いた頃、ある一つの声援で状況がガラリと変わった。
それは、今回の試合は昨日の騒動の影響で途中で中止になった事もあって、今日の決勝戦が行われると決まったのが急だった事もあり、無料観戦試合となったていて、そこに昨日、闘技場にいたけど、襲撃のせいで見れなかった決着の行方を見守ろうと来た人や、そもそも昨日の観戦チケットが買えず、闘技場に入れなかった人達が予想以上に沢山押し寄せて、通路にまで人で溢れ返っている状況だった。
そんな前代未聞の人混みの中に、イネオスの思い人である例のご令嬢が付き添いの兄弟(”大会“で途中敗退した女子先輩達)と、沢山の人に揉まれながら観客席の最前列で恥ずかしがりながらも、イネオスに一際大きな声で声援を送ったことで、イネオスに好きな人にカッコ悪い所を見せたくないと言った、男心が湧き出て、いつも以上に力が発揮できたイネオスが、巧みに攻撃を捌いていたベイサンの防御を増やした攻撃の手数で押して行き、徐々に舞台端まで追い込まれ、その押し込みの最後の重い一撃でベイサンが吹き飛ばされて、場外となって試合が決したのだった・・・
「いやー、恋の力はすごいねぇ・・・ただ、ベイサン、へティに怒られててちょっと可哀想だったね・・・」
ソル「そうですねぇ・・・あの時、もっと冷静に判断できていれば、イネオスの最後の大技をかわして反対に場外にできたからでしょう・・・でも、負けた事より、へティは判断が遅かった事を怒ってましたね・・・」
「まぁ、それも愛だねぇ、へティは冒険者活動中に油断してほしくなくて、そう厳しい事言ってると思うと可愛いよねぇ」
ソル「・・・そうかもしれませんけど、アトリー様、「ん?」言い方が親戚のおじさん臭いですよ?」
天華『表現が的確ですね・・・』ボソッ
「うるさいやいっ!」
青春してるねぇと言った感じでイネオスとベイサンの恋バナをしていると、ソルに残念な人を見る目でおじさん臭いと言われ、天華にボソッとそれを肯定されてしまった・・・・そうこうしている内に、表彰式が終わり、閉会の挨拶を今回の騒動のお詫びと、セキュリティの今後の改善策など話を含んだ運営から説明があって、会場内はその話題で持ちきりになり、騒がしくなった。
そんなざわめきの中、皇帝が続けて、軽く騒動の調査の最中という事でそれ以降の情報は、全ての調査が終わり次第公表すると言い、騒動の情報は多く語らなかった事で、さらにざわめきが大きくなり様々な憶測が流れ始め、僕がいる方をチラチラ見てくる人達が増えてきた。
(おーおー、やっぱ気になりますよね?でも、僕は何も喋んないよ?(*´Д`*))
と、言うスタンスでその視線を全て無視していると、皇帝が威圧に似た自分の存在を強く感じさせる気を放ち、会場内の人達の視線を集めて、人々の気を引きしめるように威厳たっぷりに閉会宣言をして、閉会式は終了となった。その時、僕は気配を薄くして、階下の人達の認識からうまく逃れたのだった。
そして、その後すぐに閉会記念パーティーが宣言されて、会場に楽しそうな賑わいが帰ってきた。
「はぁ、ここに着いた時からズーッと注目の視線が痛かったから、つい、“《イリュージョン・ミラー改》“を展開させてたけど、イネオス達の表彰式見終わっちゃったし、もう、このまま、僕達の幻影を残して帰っちゃっていいんじゃない?」
ソル「いくらやる事がないからと言って、流石にそれはダメでしょう・・・」
今回、前回の開催記念パーティーの時に起こった、皇族の継承者問題から来た毒殺未遂事件や、襲撃事件(僕に対しての怨恨も大いにあるが)があったため、両親から帝城内での飲食はもちろん自由行動など全て禁止されており、帝国側からも無理に勧められる事もないので、僕がこの場にいても本当にやる事がなく、唯一できる事と言えば、ただ下の階を見るか、ソルとお喋りしてるだけ、それも、階下からは魔法で作った僕とソルの幻影が、ただジーッと下を見ているだけの幻影が出ているだけなので、ぶっちゃけ、本体の僕達がここにいる意味もあんまり無いのが現状だったりする・・・そんな感じで、自分的に1番重要なイネオス達の表彰式を見終わってしまった僕は、早くも暇を感じ始めているのであった。
「むぅ、じゃあ、何して時間を潰せばいいのさ?」
ソル「うーん・・・、暇つぶしですかぁ・・僕の”収納“に入っているお茶やお茶菓子を出して食べていいのか?・・・それともトランプなどで遊んでいていいものか・・・」ブツブツッ
と、色々と考えだしたソルをチラッと見た後、僕は暇だなぁと思いながら階下を眺めていると、斜め右方向から視線を感じ、そちらを見てみると、
(ん?竜人?”オクトゴン“の貴賓室か、しかし、美人さんだな・・・)
視線の先にいたのは僕に似た白銀の長い髪に、濃いオレンジ色をした瞳を持った、凄い美人の竜人族の女性がいた。
(・・・?こっちを見てる??、っ!?)
最初、僕は向こうの視線はたまたま僕に合っただけで、魔法で存在を誤魔化している僕をハッキリ捉えてはいないだろうと思って、遠慮なく向こうの顔をながめていたら、向こうがハッキリ僕と目が合うと急に僕に向かって恭しく頭を下げたのだ。
(彼女は本物の僕がハッキリ見えているのか!?)
天華『いえ、アトリーが今は本気で気配を“隠蔽“してないので、多分、“看破の瞳“持ちで薄ら認識できている程度でしょう・・・』
(そう、でも、なんで彼女は僕に頭を下げたんだ?竜人族の彼女に敬われることなんて・・・あ、・・・)
今、幻影魔法と気配隠蔽で存在を極力薄くしている僕の存在に、向こうが気づいた事に驚いていると、天華が向こうの能力を予想し、そう言ってくれたので、納得したものの、何故、誇り高い竜人族が人族の僕に、あんな恭しく頭を下げてきたのか不思議に思った、恭しくされる事に心当たりがないか考えていると、思いっ切り心当たりがあったことを思い出した僕。
夜月『まぁ、今回の件でアトリーが“現人神“と気づいたからだろうな』
(えぇ~、そこはもう見ないふりしてくれてたら良いのに(*´Д`*)・・・)
ジュール『無理じゃない?』
(さよかぁ・・・はぁ、一応、口止めしとくかぁ?( ̄▽ ̄))
夜月に正解だと言う感じで自分の心当たりを肯定され、見ないふりをしてくれていたら良いのにと言ったら、ジュールから、即、突っ込まれてしまった。
2人は僕が逆に見なかったふりをしようとした事を察知し、全て逃げ道を塞いできたので、僕は仕方なしに向こうに魔法で声をかけて、口止めするかとしようとした所、
天華『それは私からしておきます』
(よろしくぅ~( ・∇・))
と、天華が自分がしておくと請け負ってくれたので、僕は軽い感じでお願いしたのだった。
すると、向こうは不意にビクッと、肩を振るわせたかと思うと、冷や汗を垂らしながらこちらをじっと見て、慌てた様子で再び深くお辞儀してから貴賓室内の自分の席に戻って行った。
(天華さんや、今、彼女に何を言ったのだね?(*´ー`*))
天華『?普通に今回の件は内密にしてください、とお願いしただけですよ?』
(・・・すぅ~・・・・さよかぁ~(・Д・))
僕が向こうに何を言ったのかと天華に問うと、天華はわざとなのか天然なのか判断がしづらいくらいに、自然にキョトン顔をして僕にそう答えたので、僕はもう、追及しない事に決めた。(なんだが聞かない方がいい気がしたからね!( ・∇・))
そうこうしている内に、ソルがこの場で出来る限りの暇つぶしを用意してくれていたので、その後は貴賓室という、洗練された貴重な場所で、普通の貴族がしないような、ゆる~い感じのお茶会やトランプゲームなどをして、両親がこの場に迎えにくるまでのんびり時間を潰したのでした。
そして、その日の夜寝る前に、ソルと約束した“ナイフ“の件をちゃんと両親に話した、すると、昨日に引き続き、父様に真剣に叱られ、母様には泣きながら心配されてしまった。それを見て、僕も深く反省し、もう2度と怪我などの事で隠し事はしないと約束して、ダンジョンに入る件はソルの援護もあって、ちょっと離れて護衛が着いて行く事で中止にはならずに済んだのだった・・・
(母様を泣かせてしまった・・・)
と、しょんぼり思いながら、寝支度を済ませた格好でベットで寝転んでいると、
天華『お母上はアトリーの事を本気で心配で安心した結果の涙でしょうから、今度からは無闇に黙って置かずにすぐに話しておけば、安心なさるでしょう。それより、ほら、早く寝ないと、寝坊したら明日の“ダンジョン探索“の時間が減りますよ?』
(あ!それはダメ!!Σ('◉⌓◉’))
と、言われて、僕は慌ててちゃんとブランケットを被り、いつものお気に入りの白い大きな猫のぬいぐるみを抱いて、すぐに眠ったのだった・・・
(おやすみなさい、皆んな・・・)
皆んな『『『『『おやすみなさい、アトリー』』』様』』
次回、新章突入!!
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