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第6章 少年期〜青年期 学園6学年編
14話 頼まれごとの前に・・・
「っ・・・皆んなありがとう」ふわぁ・・・『その誓い確かに受け取ったわ・・・』
「「「「「っ!!?」」」」」
真剣な皆んなの誓いが僕は言葉が詰まるほど嬉しくて、心の底から感謝の言葉を言うと次の瞬間、馴染み深い気配が僕の身体に入り込み、この身体を通して“神力“を解放し、聞き覚えのある声で“神への誓い“を受領したことを告げた、それと同時に“大樹“の周囲一帯は強力な結界に包まれた・・・
はい、どうも僕です・・・今、僕、一瞬だけティーナちゃんに身体を乗り移られてました・・・
(はぁー、ビックリしたぁー・・・どうして急に周りにこんな強い結界を張ったんだ、ティーナちゃん( ̄∇ ̄)?)
ジュール『あー、あのねぇ、なんか、この“大樹“の異変が関係してるっぽい、それで、アトリーが異変を調べるときに邪魔が入ったら大変だって事と、アトリーの秘密について話すなら、これぐらいの結界を張っておいた方がいいからって、理由で、ちょうどアトリーの様子を見ていた主神様が、“神の誓い“を受けると同時についでにしちゃえって感じでやっちゃったんだって・・・』
(ほう?ティーナちゃんが直接調査するんじゃなくて?僕がやった方がいいの?(・・?))
さっきまでリアン達の相手をしていたジュールがすぐに、この状況を作ったティーナちゃんの意図を説明してくれた。だが、その説明を聞いてちょっと気になったのが、ティーナちゃんが今して見せたように、僕の身体を使って直接自分で調べたら早んじないか?自分を経由しなくても・・・、と思ってそう聞いてみたら、
ジュール『えぇっとね、なんか、まず、基本的に現世の聖域の外に生えてる精霊樹は、神界にいる主神様達は直接調査できないらしんだよ。主神様が直接調査するとなると、精霊樹を神界に直接移動させるしかなくて、主神様が直接現世に赴き見に来たとしても、前みたいに周囲を“聖域化“してアトリーの身体を借りて、主神様の神力で調査する事はできるけど、その時に使う神力の力加減次第ではアトリーがそのまま正式な神格を持っちゃう可能性があるって・・・
そうなると調査が無事に済んだとしても、主神様が神界に帰る時にアトリーまで神界に行かなきゃならなくなるって・・・それは流石にまだ早すぎるから、アトリーが調査解決してくれると嬉しいって・・・急なお願いなのは分かってるから、せめて、精霊樹の調査とアトリーの秘密のお話している間、関係ない人に邪魔されないように主神様自ら結界を張ったんだって』
(おぅ(*´Д`*)・・・それは・・・うん、そうだね、僕はまだこの世界の国々を見て回りたいから、まだ、正式な神様になって神界には行きたくないかな( ´ ▽ ` )・・・“人生“、いや“現人神生“をまだ満喫したいからね(・Д・)・・・ありがとう!ティーナちゃん!精霊樹の調査は元からやるつもりだったけど、いつもお世話になっているティーナちゃんの頼みなら、僕は気合を入れて念入りに調査するね!( ^∀^))
と、かなり僕の事を気遣ってくれた結果が、今の状況だったらしく、その気遣いに感謝し、恩返しの意味も込めて、精霊樹の調査に気合を入れる。
ジュール『・・・“主神様がありがとう、よろしくねっ“て!』
(うん、任せて!・:*+.\(( °ω° ))/.:+)
そう言って、念話を終えて、無意識に閉じていた瞼を開けて、周囲を見てみると・・・
(ふぉっ!?ぼ、僕、いつの間にか空に浮かんでる!??Σ('◉⌓◉’))
ソル「アトリー様!?」
「あ、ソル・・・大丈夫、ちょっと驚いたけど、今のはティーナちゃ、じゃなかった主神様が気を利かせて、“神の誓い“の受理のついでに他の人に邪魔されないように結界を張ってくださったらしい、後、精霊樹の調査も頼まれた・・・」
カミィ姉様「・・・そうなのね・・・」
僕が目を開けるまで、周囲の人達はその状況に困惑し緊張して、僕の心配をしてくれていたようで、特に先程の“神に身体を貸している時“の僕に覚えのある人達は、かなり緊張していて、僕が目を開き、この状況を説明したら、身体に入っていた力をゆっくり抜いて安堵していた。
ソル「・・・そうですか、では、この結界は調査が終わるまで張られたまま、と言う事ですか?」
「うん、そう言う事になると思うよ・・・さて、リリ嬢、「っ!!」もう、薄々気づいているかもしれないけど、僕の秘密について話すよ・・・」
いつの間にか浮いていた僕はゆっくり着地していると、心配していたソルやカミィ姉様が近寄ってきて、僕の身体を観察しつつ僕の説明の内容を聞き、すぐに理解し納得したソルが、結界の効果制限を予想し正しいか聞いてきたので、僕はティーナちゃんが完璧に張ってくれた結界を少し観察して、時間制限がない、やることが終われば消えるタイプの結界だと分かったので、ソルの予想を肯定して、時間制限はないとは言えど、神が直々に結界を張っている古の状況が長く続くのはあまりよろしくないと感じ、早速、僕を見たまま絶句しているリリ嬢に自分の秘密について話しだした・・・・
(調査も念入りにするのは確定だけど、こっちもちゃんと見極めないとね・・・彼女の人生に関わる事だから・・・)
「・・・と、言うことで、僕は偶然にも“現人神“となった、この事を知っているのは僕の身内と王族、あとはココにいる友人達だけだ、今、君に話したのは、今後、君がイネオスの婚約者として、僕達と行動を共にする際に、今回のようなどうしても“現人神“としての能力を使う場面が来た場合、一々君を気にしていては面倒な事になるからだ・・・それに、これ以上、イネオスに気を遣わせるのも申し訳ないからね・・・ここまで、簡単に説明はしたけど、今一度忠告しておくよ、この話はこの事を知っている人間以外に話そうとすれば、必ずそれ相応の“神罰“が降る、紙に書いたり、身振りやその他の手段で伝えようとしても同じ、最初の“神への誓い“とはそう言うものだ、もし、重荷だと感じたり、理不尽だと思うなら、今、そう言ってくれ、そうすれば主神様に頼んでこの話を聞いた時の記憶を君の中から消してもらうから、そして、僕は君との接触は控えるようにするから・・・」
リリ嬢に自分が“現人神“になった経緯を簡単に説明し、今後、この話を一切他言できなくなる事と、もし他言しようものなら“神罰“が降りかかる“誓い“をしたのだと、多少偽悪的にだが、彼女の反応を見つつ脅し、でも、今ならその“誓い“を破棄できると言う逃げ道も用意した、ただ、この時の記憶を代償にする事にはなるが、と付け加えた・・・
リリ嬢「っ!・・・アトリー様は私が信頼できないからそう仰っているのではないのですよね?」
「・・・どうだろう?信頼するにしても、君と僕の付き合いは短すぎる、だからと言って君を見そめた信頼できる幼馴染のイネオスの、人を見る目は信用できるからね、だから君に選ばせているんだ、このまま僕の秘密を背負って周囲を気にしながら過ごすか、何も知らないまま気楽に元の生活を続けるか、君はどうしたい?・・・」
リリ嬢「・・・アトリー様、お気遣いありがとうございます。ですが、私は全て覚悟の上、このお話を聞くと決めたのです。私が弱いばかりに、アトリー様の危険な目に遭うかもしれないと言う、ご懸念もちゃんと理解できました。なので、そんな苦しそうなお顔をなさりながら、ご自身を悪く見せないでください・・・」
リリ嬢を含めた皆んなで過ごす内に、彼女だけが僕の秘密を知らないと言う状況が心苦しいと思う同時に、周囲の状態や安全を考えると、話さない方がいいと言った思いもあった。
そして、ずっと仲間外れにするのも可哀想だと、イネオスやカミィ姉様に言った言葉は本心ではあるけど、本人がどこまで覚悟を持っているかと言うのも正直不安だった、僕の秘密に関しては彼女自身のこれまでの生活には本当に必要な情報ではないし、彼女は僕にどのような思いを持っているかも分からなかった、ただ、“神の愛し子“として、畏れて敬っているなら、この情報は彼女の重荷になるのでは?と思って、この話から逃げられる道だって本当に作るつもりだった、だけど、リリ嬢は僕の偽悪的な態度で、リリ嬢本人を信頼していないと言った事を不快に思うわけでもなく、むしろ何か裏があるのだろうと冷静に考え、慣れない事をしている僕の心配までしてくれた、以前、秘密の訓練を教えるにあたって見せた覚悟より更に真剣な表情をしていた。
そんな彼女の覚悟に僕はこれ以上お芝居はいらないだろうと思い、素直に話す事にした。
「・・・ふぅ・・・僕はね、正直言えば、最初、君に会った時、君は親や兄弟の言う事を大人しく聞いているだけで、人に流されやすいご令嬢だと思っていた、親の命令なら僕の弱みなど見つけて報告するかもって思ってもいた、それで君に秘密を明かすのは得策でないと結論づけた、それでも一応、君がイネオスの婚約者になったから、そこは尊重して接して行こうと決めた。
そう決めた後、君をイネオスの婚約者として扱い、ここ2年ほど一緒に過ごしてみて、君のなんでも人に流されやすそうな性格が、どんどん変わって行くのを感じた、だから今の君なら話しても良いかな、ぐらいに思えてきたんだけど、君に問題がなくても、君の周囲が信用できなかった、それに、この話を聞いてしまうと僕を付け狙う邪神やその教団からも目をつけられ、帝国であったような事がまた起こる可能性だってある。だからあんな言い方をした、まぁ、君はすぐに僕の意図には気づいてしまったから意味がなくなっちゃったけどね・・・でも、本当にいいの?引き返すなら今だよ?」
そう言って、再び彼女に問うた。
リリ嬢「いいえ、私は決して引き返したり致しませんし、後悔だって致しませんわ、アトリー様に心配させることのないよう、自分の信念を貫くためにももっと強くなります!」
彼女の覚悟は本物で決意はとても固かった・・・
「そう、君は強いね、さすが、イネオスの選んだ女性だ・・・ふふっ」
「「「「「っ!!」」」」」
(まぁ、僕が臆病なだけとも言えるけどね・・・)
「皆んな、見守ってくれてありがとう、気を遣わせてしまったね・・・カミィ姉様達も、待たせてごめんなさい、特に、イネオス、君の婚約者に失礼な事を言ってしまった、ごめんね・・・」
僕とリリ嬢のやり取りを、これまでずっと静かに見守ってくれていた皆んなの方に視線を向け、感謝と謝罪をすると、カミィ姉様夫婦は“気にするなと“言うように静かに笑顔で顔を横に振ってくれた。
そして2人の子供を僕達の話から気を逸らせて遊んでくれていた、僕の専属メイドと執事のオーリーとカイン、それにカミィ姉様の専属執事のイーロ、専属護衛のレオバルト達(最初から皆んないたが、気配を極力消して風景と同化していたよ!)も当然の事ですと言う感じで頭を下げていた。
それとは別に1番大事な関係者であるイネオスには正面から頭を下げて謝ると、
イネオス「いいえ、僕はアトリー様もリリの事も両方信じていました・・・それに、アトリー様の立場を考えれば、警戒して然るべきですし、リリの安全も考慮していらしたことも、リリを認めていらした事も僕はわかってましたから、謝らないでください、本来なら僕達も最初から“神への誓い“をしなければならない立場です。むしろ、この機会に“神へ誓い“を立てて、お認めいただいた事が何より嬉しいです」
そう言って、信頼が滲み出るいい笑顔で返してくれた。
へティ「私も“神々に誓い“が立てられて嬉しく思ってますわ」
ベイサン「あぁ、お認めいただけたのが嬉しいよ」
ロシュ君「そうですね!神様にもアトリー様の友人としてお認めいただけたようでとても嬉しいです!」
へティ達もそう言って嬉しそうに話してくれてたので、以前から皆んなに重荷を背負わせていたんじゃないかと心配してたのだが、そんな事がないようで少しホッとした。ソルはその気持ちがわかるのか、皆んなの言葉に無言で頷いていた。
「ふふっ、大袈裟だよ。神々が僕の友人を認めたから友人になるのではなく、僕が友人になって欲しいと願って、君達がそれと同じように思ってくれたから友人になったんでしょう?確かに、神々は僕のことをとても大事に思ってくださっているけど、僕のする事に口出しはしない、僕は僕達同士で互いに尊重しあう関係を築いた結果、神々がその関係を見守ってくださっているってことだけ、誰が認める認めないって話は関係ないんだ、僕は僕達の友情を認めないって言う人達がいても、僕は絶対友人である君達を優先する、それが神であっても・・・」
「「「「「ごくっ!・・・」」」」」
たとえ神が認めなくても、僕は友人関係をやめたりしない、むしろ、邪魔する奴は神だとしても徹底的に潰す、と言う、意味を含めた言葉に、全員が息を呑んだ。
神と対立すると言う僕の恐ろしい言葉は、今も現世を見ているティーナちゃんにも届いているとは分かっていて、“神罰“が降りるのでは?と思ったんだろうけど、実際は僕自身がこの世界の神々と加護をくれた地球の神々は仲の良い友人だから、神々も、自分達を含めた言葉だと分かっているので、僕が、言った神というのは多分、他の世界の神々の事だろうと理解して、“神界“でティーナちゃん達は大変喜んでいる事だろう、と、僕が思っていると、ふと、思い出した事を独り言のように呟いた・・・
「まぁ、でも、神々はそんなこと言わないけどね、むしろ、君達の事をいつも“良い子達だね“って言って褒めてくれるし、僕みたいに仲良くなりたいって、言ってたからなぁ、ティーナちゃん・・・その内、誰かに、神々の誰かの加護がつくかもなぁ・・・」ボソッ
「「「「「えっ!!??」」」」」
「あっ、・・・さて、そろそろ、“大樹“の様子を見てみようか!」ふぃっ・・・
「「「「「いや、いや、いやっ、ちょっと待って!?」」」」」
どうやら僕の呟きが聞こえてしまった面々が、誤魔化そうとした僕の行動に待ったをかける。
「っ・・・いや、確定ではないから、何も説明できないよ?ま、まぁ、言える事があるとしたら、いつも通り、何事においても努力をしたら、神々がお認めになるんじゃないかな?・・・多分・・・」
待ったをかけてきた皆んなが、無言の圧力を纏いながらジト目で見てくるので、僕はその圧力に負けて、苦し紛れにそう言うと、納得はいってなさそうに渋々引き下がってくれた。
(ふぅぇ~、怖かったっ~( ;´Д`))
天華『自業自得ですね・・・』
(ぐふっ!!_:(´ཀ`」 ∠):)
少し、天華からダメージをもらったが、ひとまず落ち着きが戻った所で、今回の肝心の調査をする事にしたのだった・・・
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