間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第3章 少年期 学園編

149話 称号当て・・・2 勇者候補:花村 仁 視点

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 アトリー君の持っている称号の多さに驚き感心していると、ライが不思議そうな顔で話を続けた。

ライ「あの時の状況からして、付いていて当然といった感じの称号だったな。その中の1つは読めなかったらしいけどな」

「読めない?ってこの国の文字じゃなかったって事?」

ライ「あぁ、現在他国で使われている文字とも一致しなかったそうだから、古代文字の可能性があると父上が言っていたな」

夢ちゃん「へぇ~、そんな事もあるんだね。アトリー君自身でもその称号の意味は分からないのかな?」

ヘリーさん「本人に聞いてみたけど、「何となく分かる」としか言わなかったから、本人もあまり理解はしていないみたい」

彩ちゃん「うーん、誰も読めない文字で書かれた称号なんて意味あるのかしら?称号って不思議ね・・・」

 誰も読めない称号の話を聞いてより一層称号がつく法則に興味が湧いた様子の彩ちゃん。でも、僕は読めない称号よりちゃんと読める称号の方に興味が湧いた。

「でも他の2つは読めたんだよね?どんな称号だったの?」

ライ「そうだな、さっきも言ったが“あの時の状況に相応しい称号“だな」

彩ちゃん「“あの時の状況に相応しい称号“?・・・“洗礼と祝福の儀“に相応しい称号・・・」

ヘリーさん「そうね、簡単に考えて、その時アトリーにだけにあったものがある、とだけ言っておくわ」

「その時、“洗礼と祝福の儀“の時にアトリー君だけにあったもの・・・アトリー君の年代でただ1人だけあったものって“加護“?」

 僕が考えながら無意識に呟いた言葉にライとヘリーさんはニコッと笑った。

夢ちゃん「えっ!じゃあ、“加護“に関する称号って事⁉︎」

彩ちゃん「“加護“ね、それなら称号が付くのは分かるわ、だって“主神様の加護“ってその時100年ぶりだか、150年ぶりだかについた珍しい“加護“だったんでしょう?それに関する称号ねぇ・・・うーん、思いつかないわ」

 ライ達の表情を見て“加護“に関する称号だと判明したはいいが、まだ情報が少な過ぎて明確な答えには辿りつかない。

ライ「もう少し助言すると“加護“に関する称号だけじゃない、もう1つの称号はいつもアトリーと一緒にいるってところだな」

夢ちゃん「えぇっ!“加護“に関する称号の助言じゃなくて、もう1つの称号の助言なの⁉︎ライ君いじわる!どうせなら“加護“に関する称号の詳しい助言をしてよ!」

ライ「ははははっ、それじゃ面白くないだろ?」

 爽やかに笑って悩んでいる僕達を面白そうに見ているライ。

(楽しんでるなライ、でも今聞いたもう1つの称号のヒントは意外とわかりやすいやつだったな、“アトリー君といつも一緒“って事は3匹の聖獣様の事だろう。でも、どんな意味合いの称号なんだろう・・・うーん、焦らしてくるなぁ・・・)

 僕達3人が頭を捻りながら考え込んでいると・・・

ナターシャさん「皆様、お食事の用意ができました」

 いつの間にかテラスに戻って来ていた専属さん達が料理を皆んなに配膳し始めた。

ライ「おっと、話の続きは食事の後にな」

 と、ライが言ったので皆んなは頷き、目の前に運ばれて来た料理に目を輝かせた。

(わぁ、美味しそう!(*゚∀゚*))

「「「いただきます!」」」

 称号が当てれなくてモヤモヤした気持ちが一気に吹き飛び、頭の中はもう食事のことしか考えられなかった。

(意外とお腹空いてたんだな、僕達・・・)


 しばらくして・・・・

ライ「まだ、帰ってこないな・・・」

「そうだね、何かあったのかな?」

ヘリーさん「何か不測の事態があった場合は私達に1番に知らせが来ますから、心配入りませんよ。多分、話が長引いているのでしょう」

「そうかぁ・・・」

ライ「じゃあさっきの続きをするか?」

 食事をしてあとはデザートが来るのを待っているだけになって、だいぶ空腹感が落ち着いて来た頃。いまだに戻って来ないアトリー君達を良いことに、また称号の話題に花を咲かせ始めた僕達。

夢ちゃん「えー、アトリー君の称号当ては難易度が高いよー」

 引き続きアトリー君の称号を当てに入ろうとしたら夢ちゃんが不満を漏らした。

彩ちゃん「そうね、もっとヒント、助言がないと当てられないわ」

 彩ちゃんはやる気があるもののヒントが少なすぎると言いたいようだ。

「うーん、もっと称号のつく基準?規則性?みたいなものがわかると良いんだけどなぁ」

ライ「うーん、規則性なぁ・・・兄弟で似た様な称号とかあったような・・・何だったかな」

夢ちゃん「兄弟で似た称号が付くものなの?」

ライ「あ、・・・い、いや、似てるとは言い難いな・・・」

(あれ、勘違いだったのかな?( ´ ▽ ` ))

 何か思い出したあと、先程とは真逆の返答をしたライ。その様子を見たヘリーさんが楽しそうな表情で話し始めた。

ヘリーさん「ふふっ、あるじゃない、似ているの、“洗礼と祝福の儀“で最初についていた思い出の称号が・・・」

ライ「ちょっ・・・」

 ヘリーさんの言葉を遮ろうと焦る様子を見せたライに夢ちゃんの言葉が重なった。

夢ちゃん「えっ!思い出の称号って何!気になる!」

ライ「っ・・・」

(ん?今、ライ何か言いかけなかったか?・・・気のせいかな?)

 言葉が重なって黙ってしまったライを不思議に思ったが、ヘリーさんの言った事の方に興味が湧いたので話の続きを待つ。

ヘリーさん「ふふっ、私達の時の“洗礼と祝福の儀“は称号を持っている人が殆どいなかったの、だから私達の称号は目立っていたわ。ついでに言うと私達は1つ付いていただけよ、ライも私も他人からどう思われているか、複数の人たちから見た私達の印象が称号になっていたの」

夢ちゃん「へぇ~、そんな他人から見た印象的な感じでも称号になってるんだ~、因みにその称号は聞いても大丈夫なやつ?」

ヘリーさん「えぇ、問題ないわよ、“私は“・・・」チロッ

「「「??」」」

 意味ありげにライをチラ見したヘリーさんに僕達は首を傾げた。不思議に思ったのでライに視線を移すと・・・

ライ「・・・・ちっ、俺も構わねぇよ・・・」

 その視線を受けたライは忌々しそうにヘリーさんを睨んだ後、舌打ちしてぶっきらぼうに了承してくれた。

(え、嫌だったのかな?(。-∀-)これ、本当に聞いて大丈夫なやつ?)

 少し、無遠慮に聞いてしまったのかと不安になった僕達。夢ちゃん達と視線で会話している間にヘリーさんは凄く楽しげに笑っていて、それとは対照的にライはムスッとした表情でヘリーさんとは反対側に視線を投げていた。

ヘリーさん「ふふっ、気にしないで、過去の自分を表す称号だから恥ずかしがっているだけなのよ。ふふっ」

「そ、そうなの?」

ヘリーさん「まぁ、今では認めたくない称号だから、ジンさん達に知られるのが不本意なんでしょう。でも自分が最初に話し出した話題だから引くに引けなくて苛立ってもいるんでしょう。自業自得だから本当に気にしなくていいですよ。ふふっ」

ライ「うるさいぞ、ヘリー。さっさとバラせば良いじゃねぇか、俺を揶揄って楽しみやがって・・・くそっ」ぶつぶつっ

 さらに険しい表情で苛立ってきたライにヘリーさんは・・・

ヘリーさん「まぁ、今回はこれぐらいにしときましょうか。後、ライ、言葉が悪いわよ・・・」

 苛立っているライを煽りつつも口の悪さを嗜めた。
 
(うわぁ、さっきまで仲が良さそうだったのに、いきなり犬猿モードになったよ・・・(-᷅_-᷄๑))

 急な仲違いに戸惑う僕達を置いてきぼりにしてヘリーさんは話を進めた。

ヘリーさん「さて、私達に最初についていた称号はね。私が“デューキス公爵家の勉強家“で、ライが“デューキス公爵家のやんちゃ坊主“って称号だったのよ♪」

僕達「「「・・・・・“やんちゃ坊主“・・・・」」」

「ぷっ・・・ライが“やんちゃ坊主“⁉︎本当に⁉︎」

 そう聞いた僕にニヤニヤした笑顔で頷くヘリーさん。

(今のライには似合わない称号だよ!今はどっちかって言うと“世話好きの頼りになる兄貴“って感じなのに、昔は“やんちゃ坊主“って称号が付くぐらい“やんちゃ“な時期があったんだな。これは嫌がるのは分かるな、いわゆる、黒歴史ってやつだ、聞いてしまった後だからあれだけど・・・・ぷふっ、でも、“やんちゃ坊主“か・・・笑える(´ε` ))

「くっ・・・ふふっ・・・っ」

ライ「くそっ、こうなるって分かってたけど、やっぱり腹が立つな!」

 必死に笑いを堪える僕の横で忌々しそうにそう吐き捨てたライ。夢ちゃん達も僕と似たような反応でライを見ているが、ライは絶対にこっちを見ない。

ヘリーさん「ふふっ、まぁ、こんな感じの称号がアトリーに1つ付いていたわ。以前私達のステータスを見た時にアトリー本人が教えてくれの、ふふっ」

夢ちゃん「ふっ・・・っ・・・ア、アトリー君にも?」

彩ちゃん「っ・・・・アトリー君を見た他人の印象でついたの称号って事?」

 夢ちゃん達も必死に笑いを堪えているとヘリーさんが言ったアトリー君の称号に興味が移った。

ヘリーさん「えぇ、そうよ。主に第一印象かしらね」

「第一印象か・・・」

(アトリー君の第一印象・・・・僕が初めて見た時に驚いて思ったのは・・・あの容姿かな?凄く整った可愛い顔に綺麗な白銀の髪、それにとても神秘的な瞳の色に目を惹かれたな・・・あの時は綺麗な声で歌っていたし、あの姿は童話に出てきそうな“天使“の様だった・・・“天使“・・・“天使“か、“称号“にありそうな単語だよね。これは当たりの様な気がするな♪( ´▽`))

「「「“天使“」」」

 僕達3人は声を揃えて“天使“と言った事にヘリーさんはより一層笑顔を深め。ライは少し驚いた後にニヤッと笑った。

(これは正解かな?)

 2人の表情を見て確証を持った僕達は互いに頷きあい密かにガッツポーズをした。

夢ちゃん「やった!正解だよね⁉︎」

彩ちゃん「ヘリーちゃん達の称号を聞いた感じで似てるって事は“デューキス公爵家の天使“って所かしら?」

ヘリーさん「ちょっと惜しいわアヤ、正確には“公爵家の天使“って称号なのよ」

彩ちゃん「“公爵家の天使“・・・“デューキス公爵家“、とはつかなかったの?」

 ヘリーさんの言葉に不思議そうな顔をして頭を傾げた彩ちゃん。

ヘリーさん「そうなよ、この称号がついたのはアトリーが初めてお買い物した日らしいの、だから不特定多数の人達が“デューキス公爵家“と家名はわからなくても、“公爵家“とは気づいたでのしょうね。その結果“公爵家の天使“となったんじゃなかしら」

夢ちゃん「へぇ~、不特定多数の人が同時にそう思った結果がその“公爵家の天使“って称号なわけかぁ~」

「称号って面白いね」

 称号の定義らしきものは今だによく分からないけど、そんな経緯でも称号は付くものなんだなぁ、と感心する僕達。

ライ「だな・・・まぁ、アトリーに最初からついていた称号は全く反対の理由でついていると思うけどな」

「・・・ん?反対?・・・・・“加護関連の称号“が?それとも“聖獣様関連の称号“?どっちだ?」

(反対って、どう言うことかな?それにどの称号に関するものなのかな?(。-∀-)?)

 ライがまたヒントをくれたんだけどどれに対してか、どう反対なのか、まだぼんやりとしか理解がいかない。

ヘリーさん「どちらもですよ。先程の称号は不特定多数の人からアトリーの外見がそう認識されたから、“公爵家の天使“と称号がついたということなら。その反対とはその称号を人々に認識して欲しいと言う意味でついた称号だと私達は解釈しています」

「えっと?つまりアトリー君についてる称号の2つは称号自体を周知させるためについている、って事?」

 今だに意味がわからず頭をひねる僕にヘリーさんからの詳しい説明を受けた。それでも称号の名称がはっきり断定できるヒントにはならないので、また頭を悩ませる羽目になった・・・

ライ「そう言う事。まぁ、それを踏まえて称号の名前を当ててみてくれ」

(それを踏まえてねぇ~、難しいなぁ・・・(*´Д`*)“公爵家の天使“って称号はすぐ分かったんだけどなぁ~)

「・・・・うーん、“加護関連の称号“に“聖獣様関連の称号“は周囲に、“加護“や“聖獣様“の存在を分かりやすく知らせるためについているんだから、加護をくれた神様達?にまつわるもの?とかが称号になったのかな?・・・あれ?アトリー君の神様の加護って“主神様“以外にあった?よね?確か?」

 貰ったヒントから考察をしていて、ふと思い出したのはアトリー君に受けている“加護“の数だった。複数ついているのは知っていたが“主神様“以外の神様の加護の話は聞かない事に気づいた。

ライ「あぁ、確かにある、だが“主神様“の加護以外の神の加護は“称号の1番上の称号“同様、読めない古代文字と思われる字で書かれていた。なので、どの神々がアトリーに加護を与えたかは不明なんだよ。父上達の見解じゃ、他の神々が“主神様の加護“に遠慮して自身の加護を古代文字で表記したのではないか、と言ってたな」

(うん?さっきの読めない称号と同じ文字で書かれた加護か・・・なんでわざわざ古代文字で書かれてるんだろう?称号の件もそうだけど、本当に主神様の加護に遠慮したって感じだから称号の1つだけが同じ古代文字なのかな?その称号も古代文字で書かれた神様の加護と関連でもしてるのか?うーん分かんないなぁ~~~(-᷅_-᷄๑)?)

「ふーん?神様達の中でも序列?って感じのものがあるのかな?」

ライ「そこは俺達にも分からないな、なんせ神の加護を3つも受けて、その中の1つが“主神様の加護“だったなんて事、この国の歴史上では初めてのことだ、多分、聖教国の記録でもないと思うぞ。それに加え、今回“慈悲と豊穣の神の加護“までついたんだから前代未聞だろうな」

彩ちゃん「うわぁ~、そう言われると、とても凄い人と私達はいつも過ごしている事になるわね・・・」

夢ちゃん「本当、一緒にいて良いのか分かんなくなってきちゃうんだけど・・・」

「うん、2人にの言いたい事僕にもよくわかるよ、なんか、恐れ多いって感じちゃうね・・・」

 ライの言ったことが確かに前代未聞なら、そんな凄い加護を持っているアトリー君と僕達は全くもって別次元の存在に思えてくる。彩ちゃん達の言いたいことは凄く分かるな、と僕は思った。

ライ「そうか?アトリーは俺の弟であって、それ以上でもそれ以下でもないと思うがな。それにアトリーはそんな風に距離を作られると悲しむと思うぞ?」

「!、そうだね、アトリー君はアトリー君だよね・・・」

彩ちゃん「!、確かにそうね、急に畏まられてもアトリー君は戸惑うだろうし寂しく感じちゃうわね。いつも通り接するのが1番よね?」

ヘリーさん「そうして貰えるとアトリーの姉としては凄く嬉しいわ」

夢ちゃん「うん!そうだよね!私もそんな事されたら泣いちゃう自信しかないから絶対そんなことしないよ!」

ライ「はははっ、そうしてくれ!そうだ!お前達もアトリーに遠慮なんてするなよ!アトリーは今までの関係が1番気楽でいいと思っているからな!」

 と、隣の席でデザートを食べていたイネオス君達に声をかけた。向こうもこちらの会話が聞こえていたのだろう、イネオス君達はもう慣れている様子で笑顔で頷き。ソル君は当然とばかりの表情で頷いていた。その中でロシュ君は顔色を真っ青にしていた。でも、ライの言葉を聞いて少し俯き考え事をし出した。

(まぁ、イネオス君達はそれを分かった上でお友達になったって言ってたし。ソル君なんて1歳の時からの付き合いだから、他の接し方なんて不要って感じだな。うーん、でもロシュ君は最近仲良くなったばかりだし、平民ってこともあって元々遠慮がちな態度だったもんな。すぐに納得できる要望じゃないのは確かだから、ライの言う今まで通りってのは難しそうだ・・・)

 後は本人の意思次第ってことだな、と思ってロシュ君を眺めていたら、アトリー君と公爵夫妻、それにジルさんにシベラス補佐官がテラスに入ってきた。

(あ~、アトリー君の称号当て1つしか正解できなかったよ・・・でもまぁ、アトリー君のお父さん、公爵様にライが言ってた“記録の魔道具“を見せてもらえないか聞いてみよう♪上手くいけばアトリー君の“洗礼と祝福の儀“の時の姿も見れるかもしれないしね!)















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