間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第3章 少年期 学園編

150話 歓迎パーティーの後は・・・

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 はい!どうも!僕です!今日は賑やかしい一日です!今日は何故か周囲をたくさんのご令嬢達に囲まれてしまいます!

(アレだね、昨日のパーティーの時の正装姿が素敵だったから、あっちこっちのご令嬢達に目をつけられちゃったんだな!
 まぁそれは建前として、どうにかして僕やジュール達のご機嫌伺いができる立場の人と、繋がりが欲しい人達がいるんだろう、だから僕には誰も近寄ってこないよ?安易に近づいて神罰を喰らいたくないだろうからね!(*゚▽゚*)その代わりに僕以外のお友達の周りをご令嬢達がウロチョロしてるよ!)

 今日も皆んなでまったりとお昼ご飯を食べに、いつのも小屋に行こうと思って教室を出ると。イネオス達のクラスがある方向から人の群れがゆっくり迫ってきて驚いた。よく見ると大半が女子生徒で年齢層は同学年の1年生から1番上の6年生、学園内での様々な年齢層の女子生徒がいた様で。僕やソル、ロシュ君や仁達が教室から出てきたのに気づくと、その人の群れの先頭部分にいた人達が凄い速さで迫ってきた。その事に僕達は驚き、一歩後ろに下がったほどだ。

(あれはちょっとした恐怖体験だった・・・・( ̄∇ ̄)まぁ、僕の結界の範囲に入る前に大きな姿のジュールや夜月が僕の前に出てくると、その場でピタッと止まったんだけどね・・・)

 その停止した人の群れの中をかき分けるようにイネオス達が出てきて、そこでやっとその人の群れの中心にいたのがイネオス達だったのに気付いた。

「はぁ~、アレは凄かったね、イネオス達には良い迷惑だっただろうけど」

イネオス「はい、僕は婚約者がいないって知られているのでクラスメイトからも囲まれました・・・」

「あぁ、ベイサンとヘティが婚約してるって同学年の人なら知ってるもんね・・・」

イネオス「そうですね、以前までは家の爵位が低い事と、僕が三男という事もあってクラス内の女子生徒は関心がなさそうだったんですけど。今日はやたら話しかけてくるし、距離も近くなってきた人がたくさんいて、適切な距離を保つのが大変でした。聖獣様達が止めてくださらなかったら、どうなっていたか・・・」

 ぽんぽんっ

「・・・お疲れ様」

 グッタリとした様子で先程の人の群れの中での様子を語っているイネオスの肩を叩き労わった。

「しかし、昨日の今日で態度が様変わりし過ぎだよね。それに今朝のあの集団はソルやロシュ君達狙いだったのか・・・」

(今朝、学園に着いた時から、やたら周りに人がいて遠巻きにジロジロ見られているなぁと思っていたがそう言う理由だったか・・・)

 と、思っていると。

ヘティ「本当ならアトリー様ともお話しなさりたい方々がいらっしゃるんでしょうけど。昨日のご様子を見てしまっては安易に近づくのも躊躇ったりしてるのでしょう」

「あー、それはそうだろうね、実際ジュール達がいるのを認識したら静かになったし。まぁ、僕的にもたくさんの人に囲まれるのは苦手だから、それが回避できてよかったよ」

ベイサン「あの時は本当に助かりました。クラスの教室を出てからすぐに取り囲まれてしまって、邪魔だからと女性や上級生を押し除ける事もできませんし。ヘティにもちょっかいを掛けてくる男子生徒もいましたから、その対応もしているうちに色々言われてしまって。もう少しで魔法を使って脱出しようとしてましたよ、ヘティが・・・」

(おう、ヘティの堪忍袋の耐久値が怪しかったんだね。Σ(-᷅_-᷄๑)それは凄く大変だっただろうな・・・)

ヘティ「あら、攻撃魔法を使おうとは思ってませんでしたよ。ただちょっと、風魔法で人を掻き分けようかとしただけですわ」

「・・・ヘティが手っ取り早く強行突破をしようとするなんて珍しいね?誰かに何か不快なことでも言われたの?」

 僕がそう聞くとヘティはその時のやり取りを思い出したのだろう、いつもなら朗らかで優しい表情のヘティが珍しく眉間に小さな皺を作り、不愉快感満載の表情をした。

(あらら、相当嫌なことがあったようだな・・・)

春雷『いつもにこやかな彼女にしては珍しいですね?』

(本当にね?)

 怒る時でさえ笑顔を崩さないヘティが不快感に表情を歪めたのを見て、精霊である春雷達やジュール達でさえ珍しがった。

ヘティ「・・・そうですわ、確かにそのような事がありました。アトリー様とジン様方が不快に思われる内容でしたわ」

仁「ん?僕達の?」

「僕の方は大体想像はつくけど、仁さん達に対して不愉快な発言をした人がいたの?」

ヘティ「えぇ、あまりにも非常識でつい腹が立って魔法を使おうとしてしまいました。皆様のお耳に入れて良いものか迷うのですが・・・やはり今回ばかりは皆様に注意喚起も兼ねてお話ししますね」

「ヘティがそこまで言うなんて・・・そんなに酷い内容だったの?」

ヘティ「はい、それがですね、どの学年の方かは存じ上げないのですが。多分、私達よりは上の学年で他国の貴族子息と思われる方から、アヤ様やユメカ様を紹介してくれと言われたのです。私はその方が何の目的か分からないので理由をお聞きしたところ。その方はなんとお二方の“どちらか“をご自分の“妻“に、とお望みのようでした」

「「「「「ん??」」」」」

 皆んなが一瞬、ヘティの話の何処がおかしいのか分からず一斉に頭を傾げる中、僕は1人その男子生徒が何がしたかったのか考察し出した。

(ん?なんで彩ちゃんや夢ちゃんを“妻“にって話になるんだ?そもそも彼女達は本来召喚される事はないはずの存在だったし、神様達も彼女達を元の世界“アース“に帰す約束までしてるのに?決定事項だよ?そこで何で自分の“妻“にって話になるのさ?・・・えっ、ちょっと待って、その人、彩ちゃん達を元の世界に戻さずに、無理やり自分の手元に置こうとしている危ないやつなのか?それに2人を自分の手元に確保できれば、仁も一緒についてくるとでも思ってる⁉︎Σ('◉⌓◉’)そうなると、確かに不愉快な発言だ。それにヘティは簡潔に説明してくれたんだろうけど、彼女の様子を見るに相手の人は相当イヤらしい言い方をしたんだろうな)

 そう思い至った僕はヘティにこう聞いた・・・

「・・・ヘティ、その人の顔、覚えている?」

ヘティ「えぇ、ハッキリ覚えておりますわ」

「良かった、今度見かけたら僕に教えてくれるかな?」

ヘティ「はい、必ずお知らせいたしますわ」

「ありがとう、ヘティ、後の対処は僕がするよ」

ヘティ「よろしくお願い致します、アトリー様」

(よし、まず父様に報告をあげて、今日の夜、寝るまでの間に皆んなの安全の為の魔道具でも作ろう!“防御結界系“の魔道具はもう渡してあるから、今度は“反撃用の魔法と位置探知機能“を持たせたペンダントにしてみよう。つけたり外したりするのも、使用者登録にしとけば奪われたりする事もないだろうし、もし無理にペンダントを外そうとしたら・・・ふっふっふっ( ◠‿◠ ))

ジュール『また、怪しい笑い方してるぅ~~』

 念話でジュールにツッコミを入れられていると、話の内容をすでに気づいていたソルとヘティ以外の皆んなが、僕とヘティのやり取りの意味にやっと気づき、警戒感や嫌悪感を表情に出した。特に夢ちゃんと彩ちゃんは凄く嫌そうな顔をしている。

「彩さん、夢さん、今日1日は単独行動はなさらないでください。僕の側にいればそのような人は近づいてこれませんから、なるべく離れないようにお願いします。明日の朝までには対応策を用意しますからそれまでの辛抱です」

 そう言うと2人は嬉しそうにお礼を言い、ほっとした表情になっていた。

仁「・・・それにしても、向こうに“帰る準備“がそろそろ出来そうだって、昨日聞いたばかりなのに、なんで夢ちゃん達を“妻“になんて話になったんだろう?だって、僕達が長居するなんてできないって分かっているはずだよね?」

 そう言って不思議そうな顔で首を傾げる仁。

「あー、多分ですが、皆さんの“帰還準備“の話は他の人達は知らないんですよ。いつかはお帰りになるのは分かっていても、具体的な日時は公にしてないでしょうから。だから、いつ帰るかわからないけど、自分が求婚すればこの世界にとどまるかもしれない。あわよくば“勇者候補“の力や“主神様の加護“の影響力を自分の為に使って貰おうとか思っているんじゃないんですか?それに仁さん、貴方もそう言う目的の女生徒達の標的だと思いますよ?」」

仁「えー、僕も⁉︎無理無理!あんな感じで追いかけられたら全力で逃げる自信があるね!それに、夢ちゃん達2人はそれぞれ独特のこだわりがあるから、そう簡単に初対面の男性に惚れる事ないよ?素直に言う事も聞かないと思うし・・・」

夢ちゃん&彩ちゃん「「何?私達が頑固者だって言いたいの⁉︎」」

仁「えっ、あ、いやっ、そんな事思ってないよ⁉︎」

 僕が仁の素朴な疑問に自分の予想だが簡単に答えた。すると仁は自分だったら全力で逃げ出すと言い、夢ちゃん達のことは意思の強い女性達と言いたかったのだろうが、今回は少しばかり言い方が悪かったようで、仁の言葉に気分を害した夢ちゃん達に問い詰められている。そんな、3人の様子を他の皆んなは楽しそうに笑って見守っていた。

(しかし昨日、仁達が父様達と何か話していたみたいだったけど、その時に“帰還“の話しを聞いたのかな?( ´ ▽ ` ))

 と僕は昨日のパーテーの最中にあった出来事の後のことを思い出した・・・・


 あの後、大司教からの申し出でした鑑定の結果、僕の加護や称号はやはり今までに無いつき方をしていたようで、大司教は史上初の事だと大興奮していた。

(そらー、神々の加護が4つもある上に精霊王の加護も持っているなんて人、そうそう居ないわな・・・称号は人によってはあり得る数みたいで、大司教からはそう驚かれなかったけどね・・・)

 大興奮している大司教をなんとか宥め、加護の確認を済ませた僕達は、やっとお昼ご飯を食べるためにパーティー会場であるダンスホールに戻った。その時にはすでに皆んなはデザートを食べていて、皆んなと一緒に楽しくご飯を食べれなかったのを残念に思いつつも、用意された席に座り運ばれて来た料理に舌鼓を打った。

(僕は同年代の友達がいるテーブルの席、ソルの横に空いていた席に座ったけど、父様達大人組は仁達と兄様達が座っていたテーブルの向こう側で、結構離れていたから話し声は聞こえなかったけど、確かに仁達は父様や一緒に来ていたシベラス叔父様やジル叔父様と話していたな、あの時に元の世界に帰る日が迫って来ているの聞いたんだろう・・・(*´ー`*))

 遠目から見ている限りでは、仁達が父様達に何かお願いをしているようだった。その間のどんな話の流れでその話に行き着いたか分からないが、帰還の儀式が整いつつあると言う事は、仁達とのお別れの日が近づいて来ていると言う事で少ししんみりした僕だった。

 ゴーンッゴーンッ!

「あ、お昼の時間ももう終わりだね。そろそろ次の授業の準備をしに移動しようか」

 昼食時間の終了を告げる鐘が鳴り、お昼の休憩時間に入った。その時間を使って次の授業である“武術の実技授業”の用意の為に皆んなに移動を促した。

彩ちゃん「あら、もうそんな時間?お昼の時間って何処の世界でも過ぎるのが早いわね」

夢ちゃん「そうだねぇ、もっとゆっくりしたいよ~」

仁「お昼ご飯食べた後は昼寝したくなるよ。でも今日は“体育“じゃなかった“武術の実技授業“があるから、いつもよりお昼の休憩時間が少ないから無理だし」

イネオス「そうですね、でも僕は“武術の実技授業“が好きなんで、早く始まるのが楽しみです!」

仁「あ、僕も“武術の実技授業“は楽しみだよ♪ただ着替えるのが手間だなって思ってる、更衣室から運動場までが距離があるからなぁ」

ロシュ君「はぁ~、皆さんは楽しそうでいいですが、僕は根本的な問題があります。元々運動が苦手なんで今日から来週の“公開実技授業“まで、午後の授業が全て“魔法の実技授業“か“武術の実技授業“になっているので憂鬱です・・・」

「ふふっ、元気出してロシュ君。そう悲観しなくても先生方はロシュ君みたいな運動が苦手な子達にも、簡単にできる授業を考えてくださってるはずさ」

 昼の楽しい時間が過ぎるのが早いと愚痴っていた仁達に、次の授業が待ち遠しいと嬉しそうに話すイネオスに仁。その反対に1人俯き元気がないロシュ君。それぞれの反応を可愛いなぁと思いながら笑う僕。

彩ちゃん「そうよ、学園の単位に影響が出るから参加だけはしなきゃだけど、先生達も無理はさせないはずよ。だからもっと気楽に考えましょう?貴方が将来冒険者として活動するって言うなら、武術や魔法の実技は絶対習ったほうがいいと思うけど、違うでしょ?」

ロシュ君「・・・そうですね、僕は将来、家業を継ぐと決めてますから」

 そう言って強い意志のこもった目で気合いを入れた。その後も皆んなでロシュ君を励ましながら更衣室がある別棟まで移動し、そこの入り口で僕とソルはいつも通り他の皆んなと別れた。僕とソルは急いで別棟内にある個室で着替えを済まし、また皆んなと別棟入り口で合流した。皆んなが着替えを済まして揃った、その時にまた色んな人達に囲まれていたのを救出し、再び囲まれるのを結界魔法で何とか回避して、今日の“武術の実技授業”が行われる運動場に移動し出した。

「よし、じゃあ皆んなで移動しようか」

 後ろから色々とくっ付いて来てはいるが、それを完全無視してどんどん進む。

彩ちゃん「ねぇ、アトリー君、さっきの話なんだけど、本当に私達を“口説いて“引き止めようなんて考えている人はいるの?」

(あー、そこまで彩ちゃん達に恋愛的な意味で本気な人がいるか聞きたいのか?それとも強引な手でくる奴らが本当にいるのかが聞きたいのか、どちらかな?いや、どっちもか?(*´Д`*))

「そうですね、僕が思うに本気で彩さん達を口説こうといる人は居ないと思います。むしろ利益目当ての人だけだと思ってますよ」

 彩ちゃんはヘティが話した内容の真意が気になったようで、僕にそう確認してきたが。僕は本気で恋愛的な意味での引き留めはないと判断した。この国に来てから仁達は僕と行動を共にしているのが大半なので、僕が知る限りそういった接触は皆無だった。それなのに今日、急に初対面で“「貴方に惚れました、結婚してください!」“なんて事は怪しいにも程があると僕は思うからだ。(それにあの話の男子生徒は彩ちゃんか夢ちゃんの“どちらか“をって、言ってる時点で本気じゃないだろうし)

彩ちゃん「だよね、・・・って事は強行手段に出てくる確率はどれくらいかしら?」

「そうですね、半々っと言った所でしょうか。僕と対立したいわけではないでしょうから、分かりやすく誘拐などはしないでしょうが、隙を見て誘惑してくる可能性はありますね。そこで“洗脳の魔道具“などを使った場合はすぐさま神罰が降りそうですから、その手の心配はあまりしていません。まぁ、その誘惑も僕の近くい居ればそうそう仕掛けては来ないでしょう」

(もし、本当に強硬手段で来る奴らがいるなら、僕が容赦なく完膚なきまで叩きのめすから安心してほしいな♪( ^∀^))

天華『意気込みが物騒ですね・・・』

彩ちゃん「そうだよね、アトリー君が居れば話しかけることさえできないでものね・・・だからさっきの人はアトリー君が来る前にコソコソ話しかけてきたんだろうけど。どこの国の人かは分からないけど、どうも胡散臭過ぎる内容だったわ、“「いつでも帰れるようにするから、少しの間だけ自分に協力してほしい」“なんて話しかけてきたのよ」

「「「「「え!!」」」」」

 彩ちゃんも本気の恋愛的な引き留めはないと確信はあったようだが、どうやら僕と合流する少し前にもうすでにそう言う人に誘惑、いや勧誘されたようだ。

(おやや?すでに接触されたのか、それにしても“「いつでも帰れるようにするから」“って、そんな事が無理なのを彩ちゃん達が知らないとでも思ってのかね?そいつ・・・アホなのか?)

「彩さん、その人の人相は分かりますか?」

彩ちゃん「えぇ、覚えてるわよ、黒に近い焦茶の髪色に“えんじ色“、色の暗い赤色の瞳で、人相は“東洋系“って言っても伝わらないか・・・えーっと、目が細めで特に目立ったものがない薄めの顔つきに、前髪が目に掛かるか、掛からないかぐらいの長さで、右眉の上に小さな“ほくろ“があったわ」

ヘティ「!、その方、私もお会いしました。先程報告した件で私に話しかけてきた方とは別にそのような方がいらっしゃいましたわ」

(うん?それって“ディアマンディ大陸“東側に多い人族の特徴の顔つきだね。ある意味“東洋系“であってるな・・・(*´Д`*))

夜月『偶然の一致だな・・・』

(そうだね・・・、まぁ、その人の出身地が大体絞り込めそうだね・・・)

 “東洋系“と言った地球での名称で偶然の一致を見せた、人族の人相の名称に渇いた笑いが出たが、彩ちゃんに接触してきた人物がどこら辺の出身か予想が着いた。

「ヘティと彩さんに接触してきた人はどうやら、“ディアマンディ大陸“東方ある、“バオユ山脈“と“クライノート山脈“周辺の国からの留学生のようですね。髪色が焦茶色との事ですから“アナトリ王国“の出身の人かもしれないです。そうなると、以前僕と揉め事になった“アナトリ王国“が、少しでも国際的立場を取り戻そうと彩さん達を自国に取り込もうと画策している可能性が出てきましたね・・・」

ソル「あぁ、あの傍迷惑なお国ですね・・・」

イネオス達「「「あぁ、あの時の・・・」」」

夢ちゃん「えっ、そこと何があったの?皆んな凄く嫌そうな顔だけど」

 ソルの辛辣な表現プラス、イネオス達の嫌そうな表情が気になった夢ちゃんが興味深々で聞いてくる。

(あそこのお家騒動に一方的に巻き込まれただけだけど・・・)

ジュール『あれは本当にいい迷惑だったよね!』

(そうだね~、あのお姫様、本気で僕が婚約者って思い込んでたもんね(。-∀-))

 なんて念話で会話している間に、夢ちゃん達はソルやイネオス達からその時の騒動の詳細を聞き出して、ドン引きしていた。僕自身は記憶の彼方に放り投げていたものを頑張って思い出してみたが、あの国の出身の人とはあの一件以来、接触した覚えがないので、本当にその国の関係者かは判断できない。

 そんな会話をしている間に僕達は“武術の実技授業”が行われる運動場に到着した。授業が始まるにはまだ少し早いようで、運動場内の隅で先生が来るのを待つことにした僕達だった・・・・













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