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第3章 少年期 学園編
151話 歓迎パーティーの後は“公開実技授業“・・・
しおりを挟む今日の武術の授業の為に運動場に来ている僕達は、授業を行なう先生が来る時間まで運動場内の隅で楽しくお喋りをすることにした。そしてお喋りの話題は引き続き“アナトリ王国“とその関係者と思わしき男子生徒の話になった。
ベイサン「しかし、彩さんに接触して来た人が“アナトリ王国”の人だとすると、目的はやはり今、自国内で起きている王位争いの為の国際的な地位を確立する目的なのでしょうか?」
「あー、そうだったね、まだあの国は王太子が決まってなかったんだった。今はどの陣営も決め手に欠けているから、横並びな感じらしいね」
彩ちゃん「あれ?王太子って、国王の第一王子がなるものじゃないの?」
「えーっと、それがですね、普通の国、いや、他の国の大半はそうなのですが。あの国、“アナトリ王国“は実力主義の軍事国家でして、いわゆる、力こそ全て!ってかんじの”脳筋国家“なのです。なので王太子を選ぶ基準も王子達を支持する派閥の武力の大きさで決められるそうなんです。もちろん、王子自身の武術の実力もないといけないんですけどね・・・」
「「「“脳筋“・・・」」」
(ハモったね・・・まぁ、気になるよね“脳筋“。それにその“脳筋“達で国が統治できるのかが1番気になるよね(。-∀-)僕もそこは気になるよ・・・)
僕の説明の“脳筋“の部分に3人が反応し同じ表情でハモった。国家としてそれはどうなんだろうと言った表情までも全く一緒で、その表情を見た僕達は苦笑いだ。
仁「・・・んー?て事は、王位継承候補の王子達の派閥の人達が、僕達の“勇者候補“としての国際的な知名度や優遇性を取り込みたくて画策してるってこと?」
「まぁ、一応、“勇者候補“としての実力も期待されてはいると思いますけど、大体そんな感じです」
ベイサン「男性であるジンさんが1番武力の方面で期待されていると思いますよ?アヤさんやユメさん達は多分、王子達の“妃候補“でしょうね」
夢ちゃん&彩ちゃん「「“妃候補“・・・“脳筋“の・・・・」」
“妃候補“と聞いた彩ちゃん達は嫌そうな顔でそう呟いた。
仁「僕は争い事は嫌いだし苦手なんだけどなぁ~」
ソル&イネオス達「「「「えっ?」」」」
仁の平和主義発言に耳を疑う冒険者仲間の皆んな、今度は逆に彩ちゃん達が苦笑いだ。
(あはは、あの子のキレ方を知ってる人がそんな発言を聞けばそんな反応になるよね・・・( ̄∇ ̄))
ロシュ君は荒事をしている仁を知らないので頭に?マークが浮かんでいる。
(知らなくていい事もあるんだよ、ロシュ君・・・。まぁ、何にせよ、“アナトリ王国“の関係者かもしれないとして警戒だけはしとかないとね・・・)
心の中でそう思っていると。
仁「しかし、そうかぁ~だから僕の所にも女子生徒が1人話しかけてきてたんだね。それに、夢ちゃんにも誰かに話しかけられてたよね?」
「ん?」
夢ちゃん「うん、ちょっと年下っぽい男の子がきたよ」
「え、彩さんだけじゃなくて、仁さん達にも話しかけて来ていた人がいたんですか?」
夢ちゃん「うん、アトリー君が来る前にね、更衣室で着替え終わった後、男子組と早めに合流した時少ししたら、お昼ご飯食べる前みたいな感じで他のクラスや学年の人達に見つかっちゃって、イネオス君達が囲まれちゃったんだよね。その時後ろから見た事ない可愛い系の男の子に話かけられたんだよねぇ、“一目惚れしたから付き合って“ってさ」
「「「「「えっ!」」」」」
彩ちゃん「私が話かかられている時に2人も別の人に話かけられてたってこと⁉︎」
仁「うん、そうみたいだね。僕には同年代っぽい女の子が“国が困窮してるから助けてほしい“って、涙ながらに言われたよ」
(おう、やはり標的は彩ちゃんだけじゃなかったか・・・しかし、人によって誘い方を変えているようだな、“脳筋国家“の手の者にしては誘い方に工夫がされてる。でも手口はスタンダードな感じだな、捻りがあるようでないし。しかもわざわざ3人にバラバラに話かけてるのに、仁に夢ちゃんを誘ってるのもバレてるし、なんか何処か違和感があるなぁ・・・なんだろう?(*´Д`*))
天華『そうですね、多少の違和感を私も感じますね・・・・』
そう言った天華は僕の肩で考え始めた。僕も感じた異様な違和感に頭を捻った。
「それはまた、分かりやすく誘惑って言うか、落としに来てますね。お2人に話しかけて来た人達は彩さんに話しかけて来た人みたいな特徴はありましたか?」
バラついた手口に違和感を覚えた僕は一応、2人に話しかけてきた人物の特徴を聞いてみた。
仁「うーん、僕に話しかけて来た人は茶髪だったけど、彩ちゃんが言ってた感じの東洋系?じゃなくって、目元がぱっちりした色白で儚い雰囲気の女性だったよ」
夢ちゃん「私に話しかけて来た男の子も茶髪ではあったけど可愛い系の男の子だったしなぁ、目はそんなに細くなかったし。さっき話してた、その“アナトリ王国“?ってところの特徴とは少し違うかも?てっ思ったから、言うの遅れちゃったけど。その国の人とは違うのかな?」
「そうですね、特徴としては茶色系の髪色の人が多いと言う事と“アナトリ王国“の王侯貴族には一重瞼で目が細く、鼻が低い、輪郭も丸みを帯びている人が多いですね。でも、それは王侯貴族のように血筋を重んじる身分の方々の特徴で、一般市民では他国との交流が多い地域などはその特徴にハマらない方もいます。茶髪の人達が一概に全て“アナトリ王国“の方とは言い難いですが、別の国の方とも断言できないですね。うちの国にも茶髪の方はいますし・・・」
彩ちゃん「そうよね、この国の人の可能性もあるし、他の国の人とのハーフの場合もあるものね・・・」
(ん?そう言えば、先に話を聞いたヘティも彩ちゃんも今聞いた2人の話の中で“国名“が出てない?何故だ?“勇者候補“である仁達を自国に引き入れたいのなら何故“国名“を出さなかった?僕に“国名“をばらしたくなかったのか?そもそも今、国家間で“勇者候補“達の扱いはどうなっているんだ?この国の預かりになっているのは分かるが勧誘などの規制は決められているのか?・・・もし、勧誘規制がかかっているのにも関わらずしつこく勧誘していると言う自覚があるから“国名“を出さなかったのか?・・・・・分かんないな・・・この事は父様に早急に話を聞いた方が良さそうだ・・・)
「そうです、彩さんに話しかけて来た人は“アナトリ王国“の貴族階級の方とは予想がつきますけど、仁さん達に話しかけて来た人達は髪色が被っただけで別の国の方の可能性が出て来ましたね・・・うーん、どうもおかしいですね・・・今の情勢的に仁さん達“勇者候補“に縋るほど困窮した国なんて、いなかったはずです。お隣の“ズューウス王国“が起こした戦争以外は世界的にも安定していたはず。お隣は既に仁さん達の身柄に関しては口出しできない立場だし。それこそ、今、武力を貪欲に欲しがるなんて国は“アナトリ王国“内での王位継承争いぐらいだ。でもそれとは関係ない他国からの勧誘?・・・そもそも話を切り出した時点で自国の名前も出さない勧誘とは・・・」ぶつぶつっ
ソル「アトリー様、その辺で戻って来てください。先生が来られましたよ」
「!・・・あぁ、ごめん、考え込んでたみたい。あ、今回の事は父様に話しておきますので心配しないでください。でも、今度からは話しかけられたらすぐに僕の所に来てください。僕の側まで来ると悪意のある方は結界に弾かれますからね」
いつの間にか“並列思考“を使ってまで考えにのめり込んでいたようで、武術の授業の先生が来ているのにも気づかなかったようだ。ソルが僕の肩を揺らしてくれた事で深い思考から戻ってきた。皆んなは僕が口に出していた言葉に不安そうにしていたが最後に話した注意事項に真剣に頷いていた。
そうこうしている間に、武術の担当のエペ先生が生徒達にクラスごとに分かれるようにと声をかけていたので、僕達は一旦クラスごとに分かれて授業の始まりを待った。
エペ先生「よーし、クラスごとに分かれたな。もう知ってると思うが今日は急遽1学年だけが“武術の実技授業“を受けることになったのは、来週の“雷の日“に行われる“公開実技授業“があるからだ。今回の“公開実技授業“はこの学園始まって以来初めての試みなる、通常なら月に一度の“実技授業“で済むはずだったが、今年度の新たな取り組みとして、学園内での生徒達の授業の様子を保護者達が見学できる場を設けることとなった。まぁ、理由は今年の入学生が他国からの留学生が多く入ったからと言うことになっているが、そこは察してくれ」
そう言ってエペ先生がチラッとこっちをみた気がした。
(あぁ、僕の実力を見てみたいって他国の人達が言ったからですよね・・・あ、はい、すみません、原因は僕にもあるのはわかってますよ?( ´ ▽ ` ))
天華『誰に謝ってるんですか・・・』
(え、無駄に仕事が増えた先生達に?(。-∀-))
夜月『アトリーが謝る必要はないだろう、無茶を言ってるのはアトリーの実力を見せろとせっついた各国の要人達なのだからな』
(まぁ、それはそうなんだけどね・・・(*´Д`*))
春雷『アトリー様は優しすぎですよ』雪花『そうですよ!』ジュール『アトリーの良い所ではあるんだけどねぇ~』
(んー、自分の気持ちの問題と言うか、なんと言うか、申し訳ないって感じかな?まぁ、実際に言葉に出さなねれば意味はないんだからいいんだよ・・・僕がそう言ってしまえは公爵家としての威厳も無くなっちゃうからね。心の中ぐらいでは謝っとこうみたいな感じだからさ・・・)
天華『そこまでアトリーが気に病む必要はないと思いますがね。まぁ、それでアトリーの気が済むならいいですけど・・・』
(ふふっ、そう言ってくれると思ったよ。僕のことをいつも気にしてくれる皆んながいるから、僕も他の人を気にする余裕が出来てるってことさ。ありがたい事だよ、心の余裕があるって事は(^ν^)皆んな有り難う♪)
聖獣&精霊達『『『『『もうっ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)アトリー(様)』』』』』
聖獣&精霊達皆んなから照れた様子でそう言われて、クスクスッと笑う僕。先生の話が終わっていたのか、横で様子を見ていたソルが僕の腕をとり、運動場の端まで連れて行ってくれた。
ソル「アトリー様、聖獣様方とのお話中すみませんが、エペ先生が僕達はいつも通り見学か僕と2人での訓練を指示なさいましたが、どうなさいますか?」
「あ、ごめんね、ちゃんと話聞いてなかったや。でも、指示がいつも通りなら2人で訓練する?選択授業の武術の授業じゃないから人が多いけど、人がいない端の方ならできないこともないかな?」
周囲を見渡しながら自分はどちらでもいい感じで、いつもと同じような訓練をするかソルに聞くとソルも少し周囲を見渡して少し考えた。
ソル「・・・・・そうですね、いつもより広さが少し足りませんからね、いつも通りするには人の目もありますし・・・」
そう言って向けた視線の先にはいつも通り凄い表情で僕を睨め付けてくる、クラスメイトのアーミラさん。いつもなら周りに同年代の女子生徒に囲まれているはずなのに、今日はたった1人でこちらを睨んでいた。
「うーん?珍しいね?今日は彼女1人だけ?」
ソル「見たところ、彼の方以外の人は休んでいるようです。もしかしたら、例の薬物の影響で療養中なのかもしれませんね・・・」
「それでか・・・あれ?でも彼女がいるってことは治療してないのか?」
(あの薬の影響を最も受けてそうなのに・・・)
ジュール『うーん、あの女の子おかしいよ?前は凄く薬臭かったんだけど今はそうでもないの。もしかしたら、いつも周りにいた子達が臭かっただけなのかも?』
(ん?周りの匂いが移ってただけでアーミラさん本人は臭くなかったかもしれないってこと?)
ジュール『多分?』
(うーん、そうか、常に一緒にいたからってアーミラさんも薬っていうかお香だったか?香水だったか?は使用していなかったってことか?それにしては僕に向ける感情が激しすぎるんだけど・・・あの表情が例の薬の影響じゃなかったとしたら、僕は彼女にあんなに恨まれるようなことをしたんだ?全然原因に検討がつかないんだけど・・・( ̄∇ ̄)、あれもう恨むって感情以上に殺意まで持ってるよね?)
ジュールの話から彼女の薬物の依存度は低そうなのは安心したが、それ以上に気になることが出てきてしまい頭を悩ませた。そのことをソルに話すとソルも心当たりがないので頭を捻るばかりだ。
ソル「しかし、今にも襲いかかってきそうな表情なのは相変わらずですね。・・・来週の“公開実技授業“の時にまた難癖つけてきそうな予感がしますね」
「あぁ~、僕が思ってても口に出さなかった事を言ったねソル・・・」
ソル「いや、あれはもう、どう見ても問題を起こすき満々じゃないですか彼女・・・」
「確かにそう見えるけど、口に出さない方がいい時もあるじゃん?もしかしたら何も起こらないかもしれないじゃん?」
ソル「アトリー様、淡い希望を持たない方がいいと思いますよ?彼女に関しては絶対何かやるって考えて行動した方が対策を考えやすくて堅実的だと思いますけどね」
「そうだけど~、ほら悪い予感を口に出すと縁起が悪いって言うじゃん?予知をしているみたいで嫌な感じが増すと言うか、悪いものを招き寄せるって言うか?そんな感じのやつだよ」
ソル「言いたい事はなんとなく分かりますが、そんな、言い伝えありましたっけ?」
ソルの言いたい事は分かるがフラグと言っても伝わらないもどかしさを感じた今日この頃な僕だ。
(フラグを立てるってやつは、この世界じゃ通用せんかぁ~(*´Д`*)、でも今、ソルが盛大にフラグを立ててくれたんだよねぇ~・・・・しょうがねぇ、なるべく最悪の予想を立てて対策をしておくかぁ~、彼女が僕を“殺る気“と仮定して動くしかないか?ねぇ、皆んなどう思う?)
天華『まぁ、彼女の“殺る気“の度合い次第ですが、アトリーを確実に“殺る気“なら、彼女からすれば来週の“公開実技授業“はチャンスでしょうね。武術の授業の時がアトリーの守りが1番緩くなる時ですからね』
(はぁ、そうだよね、以前もそれで“帝国の第3皇子“も仕掛けてきたしね・・・)
「ねぇソル、この際“公開実技授業“に参加しないって手は・・・・無しか・・・」
ソル「えぇ、それは無理ですよ、アトリー様、あなたが授業に出ないと分かったら、向こうが強行策に出かねません。周囲に被害が及ぶのはお望みでないでしょう?」
「そこまでするかな?・・・チラッ・・・・するかぁ~・・・やりそうだな、前の時は“帝国の第3皇子“が僕に恥かかせたいって思いが透けて見えていたから、あの策に乗ってみたけど、結局アッチの実力不足でなんの痛手にもならなかったけど。今回はどうみても僕に怪我させたい、もしくは殺したいって感情が見え隠れしてるもんなぁ。それこそどんな手を使ってもって感じ、今回の“公開実技授業“での思惑を回避できても、次は大掛かりに何かやらかしそうな気がするよ。彼女、どうみても国家間の情勢なんて全く気にしてなさそうなんだもん・・・」
ソル「僕もそのように感じます・・・」
「はぁ~っ、どうしたもんかな、“公開実技授業“に出るのは確定かぁ・・・そうなると打てる手は少ないけど、学園の警備について相談もした方が良さそうな気がしてきたね・・・これも、父様に要相談かな?・・・」
ソル「その方が宜しいかと・・・」
天華『そうですね・・・』
色々言ってても嫌な予感は変わらず存在するので、天華達に念話で相談しつつ、ソルとも今後の対応の相談もし初めて、結局、今日の武術の授業は見学で終わった僕達だった。
その間、武術の授業を受けていた他の皆んなは、各々の実力に合わせた訓練メニューを提示され。最初、武術の授業に難色を示していたロシュ君は、1番簡単な訓練メニューを提示され、無理のない範囲で体力作りや素振りなど黙々とこなしていたのだった。
(ロシュ君には程よい運動だったみたいで、意外と楽しそうにやってたから、安心したよ・・・( ´ ▽ ` ))
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