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甘いひととき
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アンジュのワンピースを優しく脱がすと、まるで人形のような、と表現したくなるようなほっそりとした華奢な身体が露わになった。
「あまり、見ないで……」
アンジュが毛布を引き寄せようと手を掛ける。
「なんで?」
「私の身体、貧弱でしょ。自信がないの……」
落ち込んだように肩を落とすアンジュの耳元に唇を寄せ、囁く。
「アンジュの身体、すごく綺麗だ……」
「嘘」
囁いた耳から顔を背けるように言ったアンジュの顎を捉え、こちらを向かせる。
「嘘じゃない。本当に、綺麗だ……」
雪のように白く陶器のように滑らかな肌、美しさと儚さをもった華奢な身体は、誰かを守ってあげたいという初めての感情を僕に起こさせた。
「もっと、感じたい……」
「うん……」
僕はアンジュの華奢な身体を押し潰さないように、慎重にゆっくりと身体を重ねた。布を通して触れていた時とは異なる、肌から伝わる直接的な感触の刺激に血液が沸騰するような高揚を覚える。
「アンジュ、感じる?」
「うん……」
身体を重ねると、互いの身体の奥から鼓動が響いてくるのを感じる。鼓動が共鳴し、更なる高まりを生み出していく。
お互いの視線が絡み合うと引き合うように濡れた唇が重なる。何度重ねても飽きることのない媚薬のような味わいに陶酔する。
愛おしさで胸が苦しい……
まるで自分のものだと印を刻むかのように、アンジュの身体のいたるところに口づけを落としていく。
愛おしさを込めて、額から瞼、鼻の頭、頬、唇、うなじ......丁寧に愛撫しながら少しずつ下へと下りていく。アンジュは熱の籠った瞳でその仕草のひとつひとつをじっと見守った。まるで、一瞬でも逃したくない、というように……
「ッフ!」
アンジュの敏感な部分に触れる度に漏れる、甘く切ない声がゾクゾクと僕の身体を粟立たせた。アンジュの可愛らしい胸の膨らみを手で包み込む。
「恥ずか、しい……」
アンジュが真っ赤になった顔を両手で隠した。
「おかしいって思ってるでしょ、誘ったのは私なのにって……
本当はね、恥ずかしいし、不安だし、こわい。でも…それを上回るぐらい、ルネが欲しくてたまらないの……
こんな気持ち初めてで……どうしていいか、分からない、の……」
顔を隠す指先が震えている。
そんな彼女の告白に、
駄目だ……自制心が、崩される……
理性の箍が外れてしまいそうだった。
「これ以上、言わないで……アンジュを本能のままに襲っちゃいそうだから……」
「え……」
アンジュが顔を隠していた手を外し、驚いたように目を見張る。
「これでも、かなり制御してるんだ、必死で……」
アンジュを大切にしたいから......自分の欲情で突っ走るようなことは、したくない。
すると、アンジュは僕の手を取ると自分の胸へと導いた。
「自制、しなくていい……ルネが私を求めてくれるのが嬉しいから」
「アンジュ……」
「あまり、見ないで……」
アンジュが毛布を引き寄せようと手を掛ける。
「なんで?」
「私の身体、貧弱でしょ。自信がないの……」
落ち込んだように肩を落とすアンジュの耳元に唇を寄せ、囁く。
「アンジュの身体、すごく綺麗だ……」
「嘘」
囁いた耳から顔を背けるように言ったアンジュの顎を捉え、こちらを向かせる。
「嘘じゃない。本当に、綺麗だ……」
雪のように白く陶器のように滑らかな肌、美しさと儚さをもった華奢な身体は、誰かを守ってあげたいという初めての感情を僕に起こさせた。
「もっと、感じたい……」
「うん……」
僕はアンジュの華奢な身体を押し潰さないように、慎重にゆっくりと身体を重ねた。布を通して触れていた時とは異なる、肌から伝わる直接的な感触の刺激に血液が沸騰するような高揚を覚える。
「アンジュ、感じる?」
「うん……」
身体を重ねると、互いの身体の奥から鼓動が響いてくるのを感じる。鼓動が共鳴し、更なる高まりを生み出していく。
お互いの視線が絡み合うと引き合うように濡れた唇が重なる。何度重ねても飽きることのない媚薬のような味わいに陶酔する。
愛おしさで胸が苦しい……
まるで自分のものだと印を刻むかのように、アンジュの身体のいたるところに口づけを落としていく。
愛おしさを込めて、額から瞼、鼻の頭、頬、唇、うなじ......丁寧に愛撫しながら少しずつ下へと下りていく。アンジュは熱の籠った瞳でその仕草のひとつひとつをじっと見守った。まるで、一瞬でも逃したくない、というように……
「ッフ!」
アンジュの敏感な部分に触れる度に漏れる、甘く切ない声がゾクゾクと僕の身体を粟立たせた。アンジュの可愛らしい胸の膨らみを手で包み込む。
「恥ずか、しい……」
アンジュが真っ赤になった顔を両手で隠した。
「おかしいって思ってるでしょ、誘ったのは私なのにって……
本当はね、恥ずかしいし、不安だし、こわい。でも…それを上回るぐらい、ルネが欲しくてたまらないの……
こんな気持ち初めてで……どうしていいか、分からない、の……」
顔を隠す指先が震えている。
そんな彼女の告白に、
駄目だ……自制心が、崩される……
理性の箍が外れてしまいそうだった。
「これ以上、言わないで……アンジュを本能のままに襲っちゃいそうだから……」
「え……」
アンジュが顔を隠していた手を外し、驚いたように目を見張る。
「これでも、かなり制御してるんだ、必死で……」
アンジュを大切にしたいから......自分の欲情で突っ走るようなことは、したくない。
すると、アンジュは僕の手を取ると自分の胸へと導いた。
「自制、しなくていい……ルネが私を求めてくれるのが嬉しいから」
「アンジュ……」
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