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愛され総受け女王は、20歳の誕生日に夫である美麗な年下国王に甘く淫らにお祝いされる
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「……ルノー」
顔を俯かせ、何か言いたいことがあるのに言えないような雰囲気を醸し出している。
「アンジェ、ちゃんと話して?」
アンジェリーナがルノーの背中に手を回し、ギュッと抱きついた。
「ごめん……我儘だって分かってるんだけど、たとえメイドさんであっても私以外の人にルノーの裸を見せたくなくて……」
「えっ……」
「呆れちゃうよね、こんなヤキモチ……」
アンジェリーナはルノーの胸に顔を埋めたまま呟いた。
どうしよう。可愛すぎる……
「アンジェ、顔上げて?」
「……ダメ。今、可愛くない顔してるから。ルノーに見られたくない……」
「お願い、顔、上げて?」
アンジェリーナがゆっくりと顔を上げると恥ずかしさで頬が紅潮し、潤んだ瞳でルノーをみつめた。
「アンジェがヤキモチ妬いてくれるの、嬉しい……」
アンジェが俺のこと、愛してくれてるって分かるから。
ルノーもアンジェリーナの背中に手を回し、お互い離れないよう抱き締め合った。
このまま……二人だけの世界にいられたら、どんなにいいだろう。
「アンジェ、改めて言わせて。
誕生日、おめでとう。」
今日、アンジェリーナは20歳の誕生日を迎える。
シャルール公国の国王夫妻の一人娘である王女として生まれ、両親からの深い愛情に包まれて育ったアンジェリーナは、素直で明るく、国民からも愛されていた。
それが、アンジェリーナが17歳の時、公務で出かけていた国王夫妻の乗っていたクルーズ船が沈没し、両親を失った。翌年、アンジェリーナは僅か18歳として女王として戴冠することとなり、華奢な肩には国家を背負って立つという責務が伸し掛かった。本来ならまだ、国王の元で帝王学を学び、いつの日か女王となるべく少しずつ学んでいくところだった。
女王となってからの2年間、従兄弟であるロドリゲスから女王失脚を狙って根も葉もない噂を広げられたり、隣国であるアルル王国からの侵攻や、友好国であったオーパル帝国から婚姻話を持ちかけられたり、ルノーとの婚約が持ち上がった時には、公爵とはいえ孤児で養子であったことから元老院から強い反発があったりと、さまざまな困難があった。
素直で明るく、心優しいプリンセスは、この2年で賢く決断力も備えながら慈悲深く愛情に満ちた国民に愛される女王へと成長していた。
そんなアンジェリーナの傍ではルノーが寄り添い、彼女をずっと支え続けてきた。
アンジェリーナがパッと明るい表情を見せ、嬉しそうにルノーに微笑む。
「ありがとう、ルノー。誕生日プレゼントでルノーにもらったドレス着るの、楽しみだな」
昨夜、12時の鐘が鳴ったと同時にルノーはアンジェリーナに誕生日プレゼントを渡していた。
アンジェの特別な日の始まりに、一番にプレゼントを渡したかったのだ。
アンジェリーナはクローゼットを見やり、
「そろそろメイドさん達来ちゃうよね……」
残念そうに呟いた。
俺も、本当は離したくないけど……
アンジェリーナ以外にはもう裸は見せないと決めたルノーは、メイド達が部屋に着く前に手早く着替えることにした。
本来なら礼服に着替えるところだが、アンジェリーナのたっての希望で彼女のドレスとお揃いのアルバインブルーの生地で、アンジェリーナはバルーンチュールドレス、ルイはタキシードを仕立ててもらい、誕生日プレゼントとして渡したのだ。
ルノーは着替えながら、今日の予定を考えた。
本当はまだ他にもプレゼントあるけど、それは後で渡そう。
顔を俯かせ、何か言いたいことがあるのに言えないような雰囲気を醸し出している。
「アンジェ、ちゃんと話して?」
アンジェリーナがルノーの背中に手を回し、ギュッと抱きついた。
「ごめん……我儘だって分かってるんだけど、たとえメイドさんであっても私以外の人にルノーの裸を見せたくなくて……」
「えっ……」
「呆れちゃうよね、こんなヤキモチ……」
アンジェリーナはルノーの胸に顔を埋めたまま呟いた。
どうしよう。可愛すぎる……
「アンジェ、顔上げて?」
「……ダメ。今、可愛くない顔してるから。ルノーに見られたくない……」
「お願い、顔、上げて?」
アンジェリーナがゆっくりと顔を上げると恥ずかしさで頬が紅潮し、潤んだ瞳でルノーをみつめた。
「アンジェがヤキモチ妬いてくれるの、嬉しい……」
アンジェが俺のこと、愛してくれてるって分かるから。
ルノーもアンジェリーナの背中に手を回し、お互い離れないよう抱き締め合った。
このまま……二人だけの世界にいられたら、どんなにいいだろう。
「アンジェ、改めて言わせて。
誕生日、おめでとう。」
今日、アンジェリーナは20歳の誕生日を迎える。
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それが、アンジェリーナが17歳の時、公務で出かけていた国王夫妻の乗っていたクルーズ船が沈没し、両親を失った。翌年、アンジェリーナは僅か18歳として女王として戴冠することとなり、華奢な肩には国家を背負って立つという責務が伸し掛かった。本来ならまだ、国王の元で帝王学を学び、いつの日か女王となるべく少しずつ学んでいくところだった。
女王となってからの2年間、従兄弟であるロドリゲスから女王失脚を狙って根も葉もない噂を広げられたり、隣国であるアルル王国からの侵攻や、友好国であったオーパル帝国から婚姻話を持ちかけられたり、ルノーとの婚約が持ち上がった時には、公爵とはいえ孤児で養子であったことから元老院から強い反発があったりと、さまざまな困難があった。
素直で明るく、心優しいプリンセスは、この2年で賢く決断力も備えながら慈悲深く愛情に満ちた国民に愛される女王へと成長していた。
そんなアンジェリーナの傍ではルノーが寄り添い、彼女をずっと支え続けてきた。
アンジェリーナがパッと明るい表情を見せ、嬉しそうにルノーに微笑む。
「ありがとう、ルノー。誕生日プレゼントでルノーにもらったドレス着るの、楽しみだな」
昨夜、12時の鐘が鳴ったと同時にルノーはアンジェリーナに誕生日プレゼントを渡していた。
アンジェの特別な日の始まりに、一番にプレゼントを渡したかったのだ。
アンジェリーナはクローゼットを見やり、
「そろそろメイドさん達来ちゃうよね……」
残念そうに呟いた。
俺も、本当は離したくないけど……
アンジェリーナ以外にはもう裸は見せないと決めたルノーは、メイド達が部屋に着く前に手早く着替えることにした。
本来なら礼服に着替えるところだが、アンジェリーナのたっての希望で彼女のドレスとお揃いのアルバインブルーの生地で、アンジェリーナはバルーンチュールドレス、ルイはタキシードを仕立ててもらい、誕生日プレゼントとして渡したのだ。
ルノーは着替えながら、今日の予定を考えた。
本当はまだ他にもプレゼントあるけど、それは後で渡そう。
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