【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都

文字の大きさ
49 / 66
最後の初夜

しおりを挟む
「少し、湯に浸かるぞ」

 クロードがルチアを抱き上げ、浴槽へと向かった。

 浴槽の縁へと座らせ、脚だけをお湯に浸らせる。

「これなら、すぐにのぼせることもないだろう?」
「はい」

 私がすぐにお風呂でのぼせてしまうから、クロード様が気を遣って下さったのですね。大切にされている気がして、嬉しいですわ……

 クロードは浴槽に躰を沈めると、ルチアのすぐ脚元へと近づいた。

「ルチア、脚を開け」
「え……?」
「先程の、続きだ。まさか、あれで終わったとは思っていないだろうな」

 そう、なのですの!?

 ルチアの鼓動が、バクバクと音をたて始める。

「どうした?」
「は、はい……あの……」

 脚を開くことができずにルチアがモジモジしていると、下からクロードの低い声が響く。

「ルチア」

 クロード様の声には、魔力があるのかもしれない。その声で告げられれば、抗うことなど到底叶わない……

「は、い……」

 ルチアは、ゆっくりと脚を開いていく。

 目の前のクロードに秘部を曝け出す形になり、恥ずかしいけれど、薄暗い中にキャンドルが灯されているだけの浴場ということで、ルチアは少しだけ羞恥心を紛らわすことができた。キャンドルの火がクロードの顔を揺らしながら照らし出し、その妖艶な表情にゾクリと美姫の背筋が粟立つ。

 囚われる……この美しくて、妖しい表情に……

 まだクロードに触れられていないのに中心が熱く疼き、ルチアの蜜壺からはダラダラと淫らに蜜が零れ落ちていた。

 クロードの端正な顔がルチアの秘部へと近づくと、ドキドキと高なる胸の鼓動で押し潰されそうになるほどの苦しさを感じた。

「ッハァ……」

 思わず、大きく吐息を吐く。

 クロード、様……

 ルチアはクロードを見下ろし、息を詰める。

 お願い、触れて……

 クロードは蜜が溢れる中心をじっと見つめ、熱い吐息をかける。ビクン、とルチアは躰を震わせた。

 あ……

 視姦に耐えられず、躰を捩ろうとするものの、クロードに両脚をしっかりと抑えられる。

「クロード、さまぁ……」

 お願い。もう、これ以上……

「触れて、舐めて……クロード様を、感じさせて下さいませ……」

 ルチアの一言で、無理やり抑え込んでいたクロードの欲情が一気に弾けた。

「ルチア……ハァッ」

 ルチアの割れ目を舌で激しく上下に擦り付け、蜜が溢れる中心へと舌先を固くしてぐいっと捩じ込んだ。

「んふぅっ……」

 ルチアの艶やかな声が浴場に響くと、その声に押されるように両手で花弁を押し開き、更に舌を奥へと侵入させると中を掻き混ぜる。

「あっ! ハァッ……クロード……さ、まぁっっ!!」

 後ろ手に支えるルチアの腕が強張り、力が入っていくのが見える。

「お前の好きなのは、ここだな」

 舌を熱く滾る中心から抜くと、舌先で這うようにして花芽へとなぞり、プクッと膨らみ主張するように震えるそれを、固くした舌先で左右に舐め回す。ビクン、と大きくルチアの背筋が揺れ、躰を支える腕がガクガク震える。

「あっ、あっ……そ、こ……すご、い……ハァッ、ハァッ……や、やっ……あぁっ!!」

 まだ、こんなものではないぞ……

 クロードはルチアの花弁を抑えていた手の両方の人差し指を、ルチアの熱い中心へと埋める。ズブズブ……と蜜を絡ませながら指を縦横無尽に動かし、ルチアの中を掻き回した。

「んっ、あぁっっ!! んんぅっ……やっ……ハァッ、ハァッ……い、やぁっ、たえられ……ンンッ……ないっっ……クロード、さ、まぁっ……ハァッ、ハァッ」

 首を思い切り左右に振って腰を捩るルチアの姿に、ますますクロードの欲情が昂ぶりそそられる。

 あぁ、溺れる……何も、考えられない程に。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて

アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。 二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

離宮に隠されるお妃様

agapē【アガペー】
恋愛
私の妃にならないか? 侯爵令嬢であるローゼリアには、婚約者がいた。第一王子のライモンド。ある日、呼び出しを受け向かった先には、女性を膝に乗せ、仲睦まじい様子のライモンドがいた。 「何故呼ばれたか・・・わかるな?」 「何故・・・理由は存じませんが」 「毎日勉強ばかりしているのに頭が悪いのだな」 ローゼリアはライモンドから婚約破棄を言い渡される。 『私の妃にならないか?妻としての役割は求めない。少しばかり政務を手伝ってくれると助かるが、後は離宮でゆっくり過ごしてくれればいい』 愛し愛される関係。そんな幸せは夢物語と諦め、ローゼリアは離宮に隠されるお妃様となった。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる

奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。 だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。 「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」  どう尋ねる兄の真意は……

【R18】愛され総受け女王は、20歳の誕生日に夫である美麗な年下国王に甘く淫らにお祝いされる

奏音 美都
恋愛
シャルール公国のプリンセス、アンジェリーナの公務の際に出会い、恋に落ちたソノワール公爵であったルノー。 両親を船の沈没事故で失い、突如女王として戴冠することになった間も、彼女を支え続けた。 それから幾つもの困難を乗り越え、ルノーはアンジェリーナと婚姻を結び、単なる女王の夫、王配ではなく、自らも執政に取り組む国王として戴冠した。 夫婦となって初めて迎えるアンジェリーナの誕生日。ルノーは彼女を喜ばせようと、画策する。

コワモテ軍人な旦那様は彼女にゾッコンなのです~新婚若奥様はいきなり大ピンチ~

二階堂まや♡電書「騎士団長との~」発売中
恋愛
政治家の令嬢イリーナは社交界の《白薔薇》と称される程の美貌を持ち、不自由無く華やかな生活を送っていた。 彼女は王立陸軍大尉ディートハルトに一目惚れするものの、国内で政治家と軍人は長年対立していた。加えて軍人は質実剛健を良しとしており、彼女の趣味嗜好とはまるで正反対であった。 そのためイリーナは華やかな生活を手放すことを決め、ディートハルトと無事に夫婦として結ばれる。 幸せな結婚生活を謳歌していたものの、ある日彼女は兄と弟から夜会に参加して欲しいと頼まれる。 そして夜会終了後、ディートハルトに華美な装いをしているところを見られてしまって……?

【R18】仲のいいバイト仲間だと思ってたら、いきなり襲われちゃいました!

奏音 美都
恋愛
ファミレスのバイト仲間の豪。 ノリがよくて、いい友達だと思ってたんだけど……いきなり、襲われちゃった。 ダメだって思うのに、なんで拒否れないのー!!

辣腕同期が終業後に淫獣になって襲ってきます

鳴宮鶉子
恋愛
辣腕同期が終業後に淫獣になって襲ってきます

処理中です...