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79.淫靡な秘密を暴いてあげる
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横を向くとベッド脇のサイドテーブルが視界に入り、布団を捲って躰を少しだけ起こして引き出しを開ける。中には、木製のジュエリーボックスが入っていた。蓋を開けるとオルゴールが流れ始める。
G線上のアリア……ミューが大好きだった曲。
これをベースにアレンジした洋楽の歌詞が思い浮かぶ。
『Everything's Gonna Be Alright』ーー全てうまくいく。
そう。願いながら叶わなかったふたりの夢を、今度は叶えてあげるからね……ミュー。
類はパタンとオルゴールの蓋を閉じた。
ジュエリーボックスをサイドテーブルの上に置き、その奥に隠れていた小物入れを手に取る。
隠しものする時の癖、変わってないよね……
袋を開けると出てきたのは、小型の電気マッサージ器だった。さすがの類もこれは予想しておらず面食らったものの、すぐに猫目を細めて口角が引き上がった。
「フフッ。いいもの見ーっけ♪」
まさかミューがこんなもの使うなんて、ね。
以前、美羽に使ってみようかと提案したこともあったのだが、『絶対に嫌!』と拒否されたし、玩具を使って悦ばせるよりも、自分の指や唇で直接愛撫したかったから、結局使うことはなかった。
ねぇ、これって……
ーーヨシとのセックスでは満足出来てないってことだよね?
もちろん、満足するわけないよねぇ。いかにもツマンナイセックスしそうだもんな、あいつ。
そう考えた途端、義昭が美羽の美しい陶器のような白い裸体に触れている映像が浮かび上がった。
類の胸の奥底からどす黒い感情がドロリ、ドロリと産み出されていく。八つ裂きにしても足りないぐらいの殺意が渦巻き、呼吸が荒くなり、目眩がし、頭がガンガンと痛みを覚える。
「ック……ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
あい、つが……ック……ミューの、躰に……
手で口を蓋して、胃から込み上がってくる吐き気を抑え、肩を大きく揺らして躰を丸め込んだ。
「ウゥッ……ウグッ……ハァッ、ハァッ……ック」
ミュー、ミュー、ミュー……!!
僕の、愛しいミュー!!
「ッグゥ……」
熱い涙が喉元からせり上がってきて、堪えきれず溢れ出した。
美羽と義昭と同居するということは、ふたりの情事を受け入れる事でもある。
ミューが他の男に抱かれるなんて。
僕、以外の男に……
そう考えただけで、激しい憎悪の炎が類の躰にとぐろのように渦を巻きながら絡みつく。
少なくとも、今は……二人はそういう関係にないはずだ。
考えるな。落ち着くんだ……
震える手でドクドクと脈打つ胸を押さえ、深く呼吸する。汗がジワリ、ジワリと滲み出してくる。
ようやく、ここまで来たんだ。まだゲームを終わらせるわけにはいかない。
どんなに苦しくても……ミューを完璧に手に入れるために、やり遂げてみせると決めたんだ。
拳をグッと硬く握り、腕で涙を拭った。
気持ちを宥めるかのように、美羽の愛玩のツルンとした白い丸みのある先端に、鮮血のように赤い唇を押し付けた。
ずっと、ずっと恋しかったよミュー。
会いたくて、会いたくて……寂しかった。
まるで半身を失った気持ちで、ミューに会えない月日を過ごしてきたんだ。
ミューも、同じ思いだったでしょ?
ねぇ……僕が帰ってきて恐い? アメリカに行ったこと、後悔してる?
でも、心の奥底では……ずっと待ってたでしょ?
ーーその欲望を全部、僕が引き摺り出してあげるからね……
G線上のアリア……ミューが大好きだった曲。
これをベースにアレンジした洋楽の歌詞が思い浮かぶ。
『Everything's Gonna Be Alright』ーー全てうまくいく。
そう。願いながら叶わなかったふたりの夢を、今度は叶えてあげるからね……ミュー。
類はパタンとオルゴールの蓋を閉じた。
ジュエリーボックスをサイドテーブルの上に置き、その奥に隠れていた小物入れを手に取る。
隠しものする時の癖、変わってないよね……
袋を開けると出てきたのは、小型の電気マッサージ器だった。さすがの類もこれは予想しておらず面食らったものの、すぐに猫目を細めて口角が引き上がった。
「フフッ。いいもの見ーっけ♪」
まさかミューがこんなもの使うなんて、ね。
以前、美羽に使ってみようかと提案したこともあったのだが、『絶対に嫌!』と拒否されたし、玩具を使って悦ばせるよりも、自分の指や唇で直接愛撫したかったから、結局使うことはなかった。
ねぇ、これって……
ーーヨシとのセックスでは満足出来てないってことだよね?
もちろん、満足するわけないよねぇ。いかにもツマンナイセックスしそうだもんな、あいつ。
そう考えた途端、義昭が美羽の美しい陶器のような白い裸体に触れている映像が浮かび上がった。
類の胸の奥底からどす黒い感情がドロリ、ドロリと産み出されていく。八つ裂きにしても足りないぐらいの殺意が渦巻き、呼吸が荒くなり、目眩がし、頭がガンガンと痛みを覚える。
「ック……ハァッ、ハァッ、ハァッ……」
あい、つが……ック……ミューの、躰に……
手で口を蓋して、胃から込み上がってくる吐き気を抑え、肩を大きく揺らして躰を丸め込んだ。
「ウゥッ……ウグッ……ハァッ、ハァッ……ック」
ミュー、ミュー、ミュー……!!
僕の、愛しいミュー!!
「ッグゥ……」
熱い涙が喉元からせり上がってきて、堪えきれず溢れ出した。
美羽と義昭と同居するということは、ふたりの情事を受け入れる事でもある。
ミューが他の男に抱かれるなんて。
僕、以外の男に……
そう考えただけで、激しい憎悪の炎が類の躰にとぐろのように渦を巻きながら絡みつく。
少なくとも、今は……二人はそういう関係にないはずだ。
考えるな。落ち着くんだ……
震える手でドクドクと脈打つ胸を押さえ、深く呼吸する。汗がジワリ、ジワリと滲み出してくる。
ようやく、ここまで来たんだ。まだゲームを終わらせるわけにはいかない。
どんなに苦しくても……ミューを完璧に手に入れるために、やり遂げてみせると決めたんだ。
拳をグッと硬く握り、腕で涙を拭った。
気持ちを宥めるかのように、美羽の愛玩のツルンとした白い丸みのある先端に、鮮血のように赤い唇を押し付けた。
ずっと、ずっと恋しかったよミュー。
会いたくて、会いたくて……寂しかった。
まるで半身を失った気持ちで、ミューに会えない月日を過ごしてきたんだ。
ミューも、同じ思いだったでしょ?
ねぇ……僕が帰ってきて恐い? アメリカに行ったこと、後悔してる?
でも、心の奥底では……ずっと待ってたでしょ?
ーーその欲望を全部、僕が引き摺り出してあげるからね……
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