【R18】退廃的な接吻を ー美麗な双子姉弟が織りなす、切なく激しい禁断愛ー

奏音 美都

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125.夜に溺れてー2

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 類が階段を上り、浴室の扉が閉まる。

 シャワーの音が扉越しに聞こえてくる。

 ドレッサーの前に座り、髪を乾かしながら想像する。

 類が今日、着ていた服を。
 どんな風に、脱いでいるのかを。

 そして、裸になった類がどれだけ妖艶で、美しいのかを……

 昼間、抑え込んでいる類への欲望が、圧縮されていた水のように一気に溢れ出す。逸る心が抑えきれず、期待に満ちて潤ってくる。

 愛らしい膨らみの先端の蕾が繊細なオーガンジーの布地に擦られ、ますます硬さを増していく。その下から覗くシルクのパンティのクラッチ部分は、甘い蜜を張り巡らし、蜜蜂の訪れを待っていた。

 薔薇の芳香などなくても、美羽の全身からは雄を誘う濃厚なフェロモンを放っていた。

 服装だけでなく、化粧もまた気持ちを鼓舞するためのアイテムだ。少しでも美しく見られたい、愛されたいという思いが、ペンシルライナーに、ツヤを帯びたリップグロスに宿り、美しさに磨きがかかる。

 恋する女性は綺麗になるというけれど、それは内面の輝きだけではなく、恋する相手の前で美しくありたいと努力するからこそ、より一層綺麗になっていくのだ。それは、自分への自信にも繋がる。

 義昭に虐げられて枯れて萎れていた美羽という花が、類という水を与えられることによって潤いを取り戻して生命力を取り戻した。

 類への恋心で溢れる美羽の表情は艶めいた女性らしさに溢れており、愛されているという自信は、どんな男性をも虜にしてしまう魅力に満ちていた。

 浴室の扉が開く音が聞こえ、美羽は部屋の電気を薄暗くした。

 けれどベッドには向かわず、部屋の扉へと歩み寄る。愛しい人が向かっている、美羽の部屋の扉へ。

 美羽は、扉に躰を預けるようにして凭れかけた。鼓動が、高まっていく。

 類の気配が、濃くなってくる。

「ミュー……」

 美羽の心臓がトクンと跳ね、そっと掌を扉に当てた。

「おやすみ」

 扉越しに聞こえる甘い類の囁きが、美羽の鼓膜を震わせる。



 類、大好き……

 またあとで、会おうね。



 心の中で、そう応える。

 扉に当てた掌が温かくなっていく。類も同じように、自分を愛してくれているのだと感じて胸が擽られる。

 そっと立ち去っていく足音に、キュンと絞られるように苦しくなる。けれど、追いかけることは許されない。

 大丈夫、すぐに愛し合えるから。

 美羽は期待と興奮で高鳴る胸を抑え、ベッドへと向かった。
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