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狂酔 ー秀一視点ー
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指を引き抜き、蜜でたっぷりと濡れた中指と人差し指を揃えて口内へとすっぽりと咥えて蜜を吸い上げる。
指を抜くと舌先を使って丁寧に舐め取っていく。欲情した雌の味が匂いと共に舌に広がっていき、昂ぶりを感じた猛りの先端から蜜が滴り落ちて秀一の身を震わせた。
「ハアッハアッ…あ、あ、ハアッハアッ……」
美姫が眉を寄せ、潤んだ瞳で甘い濡れた声を漏らしながら切なく見上げる。秀一の鼓動が跳ね、思わず美姫を抱き締めると麻縄の硬い感触がシャツを通して伝わってきた。
耳元に唇を寄せ、耳朶を甘く噛む。
「ハンッ!!!」
「少し、待っていて下さいね……」
助手席の扉を開けて一旦降り、車の上に置いてあった紙袋から用意していた物を取り出す。
美姫の顔が強張った。
「ハアッハアッ…こ、ハアッ…れは…!?」
「私自身のものを模して作らせたのですよ」
ピンクの小型ローラーならまだしも、美姫の中に玩具とはいえ、雄形を入れることに秀一は抵抗があった。
名古屋に本物を模かたどって雄形を作る専門店があり、以前に注文していた品が出来上がったと連絡があったので、公演のスケジュールの合間を縫って検品も兼ねて直接受け取りに行ったのだった。その際に緊縛用の麻縄も合わせて購入した。
私が公演などで美姫の傍にいてやれない間、寂しい思いをさせないようにと用意していた物を、まさかここで使うことになろうとは思いませんでしたが……
再び美姫の前に膝立ちになり、助手席の扉を閉めた。
美姫の目の前に雄形を差し出す。形、大きさ、太さ、質感は勿論のこと、傘の張り具合やその切っ先、裏筋や皺、袋までついており、色も忠実に着色されているので、遠目から見たら本物と見間違う程にリアルだった。
「どうですか?これを見て、私のものだと分かりますか?」
「ハアッハアッ…や…ハアッハアッ……しゅ…い、ハアッハアッ…ち…ハアッハアッさん…のハアッハアッ…ほん…ハアッハアッ…も、のハアッハアッが…ハアッハアッ…」
「本物はここでは残念ながら無理ですので……これで我慢して下さいね」
分かって下さい……私も辛いのですよ、美姫……
布地を突き抜けそうな程の滾る肉欲を感じながらも、美姫の額に貼り付いた前髪を指先でそっと掬い上げた。美姫のショートパンツに指を差し入れ、その先のパンティーを指で押し上げると、雄形の電源を入れた。
ヴィーン……
細かく振動する機械音が車内に響き渡る。
「やハアッハアッ……や…ハアッ…しゅハアッ…い、ち…ハアッハアッ…さ……ハアッの…ハアッハアッ…ハアッい、れ…ハアッハアッ…て……ハアッハアッ……」
美姫が涙目で唇を戦慄かせながら訴える。
「美、姫……あと20分もすれば、私のマンションに到着しますから……
お、願いですから……困らせないで下さい……」
指を抜くと舌先を使って丁寧に舐め取っていく。欲情した雌の味が匂いと共に舌に広がっていき、昂ぶりを感じた猛りの先端から蜜が滴り落ちて秀一の身を震わせた。
「ハアッハアッ…あ、あ、ハアッハアッ……」
美姫が眉を寄せ、潤んだ瞳で甘い濡れた声を漏らしながら切なく見上げる。秀一の鼓動が跳ね、思わず美姫を抱き締めると麻縄の硬い感触がシャツを通して伝わってきた。
耳元に唇を寄せ、耳朶を甘く噛む。
「ハンッ!!!」
「少し、待っていて下さいね……」
助手席の扉を開けて一旦降り、車の上に置いてあった紙袋から用意していた物を取り出す。
美姫の顔が強張った。
「ハアッハアッ…こ、ハアッ…れは…!?」
「私自身のものを模して作らせたのですよ」
ピンクの小型ローラーならまだしも、美姫の中に玩具とはいえ、雄形を入れることに秀一は抵抗があった。
名古屋に本物を模かたどって雄形を作る専門店があり、以前に注文していた品が出来上がったと連絡があったので、公演のスケジュールの合間を縫って検品も兼ねて直接受け取りに行ったのだった。その際に緊縛用の麻縄も合わせて購入した。
私が公演などで美姫の傍にいてやれない間、寂しい思いをさせないようにと用意していた物を、まさかここで使うことになろうとは思いませんでしたが……
再び美姫の前に膝立ちになり、助手席の扉を閉めた。
美姫の目の前に雄形を差し出す。形、大きさ、太さ、質感は勿論のこと、傘の張り具合やその切っ先、裏筋や皺、袋までついており、色も忠実に着色されているので、遠目から見たら本物と見間違う程にリアルだった。
「どうですか?これを見て、私のものだと分かりますか?」
「ハアッハアッ…や…ハアッハアッ……しゅ…い、ハアッハアッ…ち…ハアッハアッさん…のハアッハアッ…ほん…ハアッハアッ…も、のハアッハアッが…ハアッハアッ…」
「本物はここでは残念ながら無理ですので……これで我慢して下さいね」
分かって下さい……私も辛いのですよ、美姫……
布地を突き抜けそうな程の滾る肉欲を感じながらも、美姫の額に貼り付いた前髪を指先でそっと掬い上げた。美姫のショートパンツに指を差し入れ、その先のパンティーを指で押し上げると、雄形の電源を入れた。
ヴィーン……
細かく振動する機械音が車内に響き渡る。
「やハアッハアッ……や…ハアッ…しゅハアッ…い、ち…ハアッハアッ…さ……ハアッの…ハアッハアッ…ハアッい、れ…ハアッハアッ…て……ハアッハアッ……」
美姫が涙目で唇を戦慄かせながら訴える。
「美、姫……あと20分もすれば、私のマンションに到着しますから……
お、願いですから……困らせないで下さい……」
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