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復讐の誓い ー久美回想ー
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『ッ...ハァッ、ハァッ......ッハァ』
もし、礼音が美姫を無理やり抱いたのだったとしても......いいじゃない、相手は礼音なんだから。
『ッグ...あぁぁっ!!! った......ハァッ、ハァッ......』
あんなに綺麗な顔立ちで。優しくて。ベッドのテクニックだって......きっと凄くって。
『おら、もっと腰振れよ』
『ック......』
絶対に、こいつみたいに乱暴なんかに扱わない。
『も、もぉ......や、め......ハァッ、ハァッ......お、ねが......』
きっと美姫のことを襲ったのだって、美姫のことが好きで好きでたまらなくて、思い余っての行動だったのだろうし。
そこには、愛があるじゃない。
『わりいが、暫く抜いてねぇから溜まってんだ。今夜はとことん付き合ってもらうぜ、へへっ』
たとえ、美姫には愛がなくても、愛されたゆえの結果のレイプなら、まだ幸せじゃない。
『っぁぁぁぁああああっっっ!!!!!』
何よ、そんなことぐらいで......
『おら、こっち向いて咥えろ』
だったら、私が代わるのに。
私だったら、喜んで礼音に抱かれるのに。
『ウッ...ウゥッ......ングッ』
でも......礼音は私のことを抱きたかったんじゃない。
礼音に声をかけられて恋に落ちた私は、もっと彼と親しくなりたくて美姫を誘って礼音と同じサークルに入った。それなのに......礼音が興味をもったのは、最初に声をかけた私じゃなくて、美姫だった。
礼音がサークルで美姫に親しく話しかけているのを見て、その度に心が痛かった。
私はこんなにも礼音が好きなのに......なんで私を、見てくれないの。
よりによって、なんで友達の美姫を好きになるの......
どうして私は美姫みたいに美人に生まれてこなかったんだろう。礼音に愛されるような容姿に、生まれてこなかったんだろう。
『お前、ちっとも上手くなってねーな。大学生っつったら、やりてー放題だろが』
どうして私は今、二度と関わりたくないと思っていた遠沢に、躰を貪られているんだろう......
『ッ...ッグ......』
口内で膨張した遠沢のモノを喉の奥まで突かれ、嘔吐えずきそうになる。
『おっと、吐くなよ』
遠沢はそう言うものの、口内から抜こうとする気配は全くない。胃がムカムカして眩暈がする。口いっぱいに広がった酸っぱく生臭い匂いが余計に吐き気を誘う。
スピードを上げて遠沢のモノが口内を激しく出し入れされる。
『ッヴ...グッ......ンンッッ......』
込み上げる涙を堪える。
不公平だ。
私は、誰よりも礼音が好きなのに。礼音を救うために、こんなことまでしてるのに。
美姫が、羨ましい。
美姫が、憎たらしい。
無理やり礼音に抱かれた、美姫が。
多くの女性の憧れの的である一流の男性、来栖秀一が恋人で、凄惨な復讐さえも起こさせてしまうほど深く愛されていることが。
なんで? なんでなの?
なんでいつもあの娘だけが、愛されるの?
なんで私は、愛してもらえないの?
大学に入ってから1番仲が良かった友達だった、はずなのに。 事件に巻き込まれて、誘拐されたんじゃって心配で心配で仕方なかった、はずなのに。
寮で美姫に会った時、その動揺し、怯える姿を見て、礼音にレイプされた美姫に対して同情の気持ちを抱いていた、はずなのに。
遠沢に抱かれているうちに、だんだん美姫への嫉妬と憎しみが胸の中に渦巻いてくるのを感じた。
私は、必ず復讐してみせる。
美姫に。来栖秀一に。
大好きな、礼音のために。
もし、礼音が美姫を無理やり抱いたのだったとしても......いいじゃない、相手は礼音なんだから。
『ッグ...あぁぁっ!!! った......ハァッ、ハァッ......』
あんなに綺麗な顔立ちで。優しくて。ベッドのテクニックだって......きっと凄くって。
『おら、もっと腰振れよ』
『ック......』
絶対に、こいつみたいに乱暴なんかに扱わない。
『も、もぉ......や、め......ハァッ、ハァッ......お、ねが......』
きっと美姫のことを襲ったのだって、美姫のことが好きで好きでたまらなくて、思い余っての行動だったのだろうし。
そこには、愛があるじゃない。
『わりいが、暫く抜いてねぇから溜まってんだ。今夜はとことん付き合ってもらうぜ、へへっ』
たとえ、美姫には愛がなくても、愛されたゆえの結果のレイプなら、まだ幸せじゃない。
『っぁぁぁぁああああっっっ!!!!!』
何よ、そんなことぐらいで......
『おら、こっち向いて咥えろ』
だったら、私が代わるのに。
私だったら、喜んで礼音に抱かれるのに。
『ウッ...ウゥッ......ングッ』
でも......礼音は私のことを抱きたかったんじゃない。
礼音に声をかけられて恋に落ちた私は、もっと彼と親しくなりたくて美姫を誘って礼音と同じサークルに入った。それなのに......礼音が興味をもったのは、最初に声をかけた私じゃなくて、美姫だった。
礼音がサークルで美姫に親しく話しかけているのを見て、その度に心が痛かった。
私はこんなにも礼音が好きなのに......なんで私を、見てくれないの。
よりによって、なんで友達の美姫を好きになるの......
どうして私は美姫みたいに美人に生まれてこなかったんだろう。礼音に愛されるような容姿に、生まれてこなかったんだろう。
『お前、ちっとも上手くなってねーな。大学生っつったら、やりてー放題だろが』
どうして私は今、二度と関わりたくないと思っていた遠沢に、躰を貪られているんだろう......
『ッ...ッグ......』
口内で膨張した遠沢のモノを喉の奥まで突かれ、嘔吐えずきそうになる。
『おっと、吐くなよ』
遠沢はそう言うものの、口内から抜こうとする気配は全くない。胃がムカムカして眩暈がする。口いっぱいに広がった酸っぱく生臭い匂いが余計に吐き気を誘う。
スピードを上げて遠沢のモノが口内を激しく出し入れされる。
『ッヴ...グッ......ンンッッ......』
込み上げる涙を堪える。
不公平だ。
私は、誰よりも礼音が好きなのに。礼音を救うために、こんなことまでしてるのに。
美姫が、羨ましい。
美姫が、憎たらしい。
無理やり礼音に抱かれた、美姫が。
多くの女性の憧れの的である一流の男性、来栖秀一が恋人で、凄惨な復讐さえも起こさせてしまうほど深く愛されていることが。
なんで? なんでなの?
なんでいつもあの娘だけが、愛されるの?
なんで私は、愛してもらえないの?
大学に入ってから1番仲が良かった友達だった、はずなのに。 事件に巻き込まれて、誘拐されたんじゃって心配で心配で仕方なかった、はずなのに。
寮で美姫に会った時、その動揺し、怯える姿を見て、礼音にレイプされた美姫に対して同情の気持ちを抱いていた、はずなのに。
遠沢に抱かれているうちに、だんだん美姫への嫉妬と憎しみが胸の中に渦巻いてくるのを感じた。
私は、必ず復讐してみせる。
美姫に。来栖秀一に。
大好きな、礼音のために。
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