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異世界漂流編
宝石龍
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「彼方くん、こいつと闘うのー?このドラゴンってー、ギルドでSS級に登録されてる宝石龍だよー?」
「彼方さ、くんを舐めないで頂きたい。きっと何か策があるのでしょう」
魔獣の目の前で簡易に話す二人の会話が耳に入ってこない。
足が竦む。ここにまで来て気後れしてしまったのだ。
化物と言われるほどの迫力を持つドラゴンは、視界に三人を捉え、
『オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッッ!!!!!!』
咆哮が彼方の心を折にかかる。血相を変え、二、三歩下がるが、後ろには踏み抜く地面が無い。
「ごめん無理だ。こんな奴騎士に任せとけば大丈夫だろう。逃げよう」
顔面蒼白な彼方は頭を抱える。恐怖が気持ちを支配したのだ。
絶体絶命。
窮途末路。
危機的状況。
機能不全。
瀬戸際。
断崖絶壁。
九死一生。
土壇場。
危急存亡。
正念場。
背水之陣。
危機一髪。・・・・・・彼方の心が悪いほうに進む。
目の前が空白に包まれようとし・・・、
「彼方ッ!!!」
――パンッと。
「えっ?」
前面に立ったミラが、彼方の頬を叩いたのだ。痛みが頬を通し、彼方を現実に引き戻させる。
「貴方が決めたことでしょっ!!人間といたいって!!ディアメル様に言ったんでしょ?!!貴様はディアメル様を裏切るつもりか!!」
そうだ。その通りだ。彼方が決めたことだ。彼方にしか出来ないことなのだ。
「でも俺一人じゃ・・・」
「誰が一人って言ったの!!臆しそうになったら私が背中を押してあげます!!押し返してやりますよそんな弱っちい背中は!!」
恐れが瞼から零れ落ちる。彼方はそれを拭き取り、面持ちを変える。覚悟する。
「ごめん。ちょっと背に活を入れてくうぎゃっ!!」
言い終わる前にミミが飛び蹴りをくらわし、危うく真っ逆さまに落ちるとこだった。
つま先に力を入れ、バランスをとるという神業をした彼方はミミに逆行する。
「活入れるんだよ?!何殺そうとしてくれちゃってんの??!」
ミミは中指を突き立て、
「五月蠅い、この臆病者!!」
「間のある、喋り方はどうしたっ?!それよかお前中指立てただろう!!」
「何のことか分かんないなー?」
ミラと一応ミミのおかげで彼方の心を持たせた。彼方は頬を殴るように叩き、震えを止める。
準備は整った。ここからが本番だ。
「なぁ、ミミ。これから言う俺の話を信じてくれるか?答えによってお前を信じるか決めるから」
「そんなむちゃくちゃなっ!!相手は騎士ですよ!!」
彼方の口気にミラが声を荒げる。しかし、彼方がミラの口を塞ぎ、
「逢ってばっかの俺だけど信じてくれ。人の見るめならあるつもりだ」
ミラを諭す。彼方の口説き文句にミラは下を向いて顔を赤らめる。効果覿面のようだ。
「ううぅ~。分かりましたよ!」
「ありがとう。それで、腹は決まったか?」
「あれだよねー、さっきまで半べそ掻いてた子の信じてくれってー、重みが違うよねー」
「五月蝿いなっっ!!」
ミラに向けていた眼を、今度はミミに向ける。
「えっとね「返事はハイかダメかだ。それ以外は受け付けん」・・・分かったよー。ハイだよー、ほらハーイ」
観念したかのように両手を上げて降参のポーズを取る。
「折角ー、彼方くんにー魔獣倒してもらってー、その後に捕まえてやろうと思ってたのにー。それだと私にとってはー、一石二鳥だったんだよー。けどこれからー何が起こるか楽しそうだからー、その作戦はやめておくよー」
「話が長いわ!もっとハキハキ喋れ!それとお前考えが下種いわっ!拗ねるよ俺?!」
「出世の為なんだよー」
「他人の昇進の為に命巻き込まれるとか、ほんとに不幸すぎるだろ!理不尽だし、もういいわ!これから起こることはタブーだし、すべて信じる。これで二つ約束したかんな」
口に罰点のマークを添えるが、
「たぶーとは何ですか?」
ここまで話が盛り上がってきた中、世間一般の常識が食い破られてしまう。
「言葉通じないとかめんどくっさ!てか、よく考えたらタブーってなんだ?英語苦手なんだよ俺!」
自分に悪態つき、頭を抱える。
「禁忌だきっと!そうだ、これからのことは禁忌だかんな!」
それを皮切りに、彼方は城壁の地面に座り込む。
「よしっ!二人共、俺の身体に触れとけよ」
二人に近くに来い、と促す。
彼方は二人が身体に触れるのを感じると魔法を唱える。
「【其方の心を聴かせたまえ】」
彼方の足元に、宝石龍の足元に、魔法陣が出来る。色は純黒。闇を連想させるマジックサークルは正に魔王のそれだ。
「【念話】」
勇者の儀には出されなかったスキルに、ミミは眼を見開き、ミラは見たところあきれている。
最前に決心した彼方は、身体に触れている二人に自分が話す、持ちこたえれるように支えていてくれ、とだけ言う。
『俺の名は彼方。お前の名前聞かせてくれないか?』
彼方の一声がミラとミミ、宝石龍の脳内に響き渡る。
おそらく声が届いたのだろう。龍は牙をむき出しにし、口を開く。
『ラピスでございます』
出てきたのは、綺麗なソプラノ声。言ってはあれだが、見た目とは印象が全くの逆だ。もっと男らしい声を想像していた彼方は少し放心する。
『貴方とはどこかで会ったことがある気がしますね。それに横にいるのは魔女様でございませんか。・・・もしやそちらのお方は魔王様なのですか?!』
そんな彼方の隣で、ラピスの最後の一言に肩を並べるミミが動揺する。団長ともあろう者が吃驚するのだから、魔王はやはり恐れられる対象なのだろう。それだけではない。今まで一緒にいた小物が実は魔王だったなんて聞けば、誰でも耳を疑うのではないだろうか。
『残念ながら、俺は魔王じゃない』
『えっ、しかし』
身体の色と同じ名前のラピスは身体を大きく揺らす。時々聞こえてくる、唸り声が怖い。
『だから俺は、魔王じゃない。魔王の従弟とでも思ってくれたら嬉しいぜ』
親指を自分に向けて決め顔で告げる。
ミミがいる前なので、出来る限り魔男であること隠そうとする彼方。もう片方にいるミラの、握ってくる腕が痛いのはきっとそのせいなのだろう。
『なるほど、それでは彼方様。元主人の従弟であるあ貴方に頼みましょう。哀れな私の娘を助けて頂けませんでしょうか?私が取りに行こうとすると人間達は五月蠅いのです』
きた、と彼方は内心で万歳した。魔獣が意志も無く人間に襲い掛かることなどないはずなのだ。なにせ人語を分かっているのだから。
彼方はこれを魔獣の報告がきてからずっと練っていたのだ。
これは些細な賭けである。もしラピスが、殺戮楽しいだとか、人間美味しいムシャムシャだとかならこの賭けは失敗だ。
だが、功を奏した。彼方の目的は一つ、ラピスを味方にすることだ。魔人軍とか、邪教徒なんて知らない。ただ単に人間に毒である魔獣を殲滅、又は機能停止にしたいだけだ。勿論、自分の為に。
いつものヘラヘラした雰囲気を漂わせた彼方は、いつもの調子を取り戻す。
『そうだな。それじゃー契約しないか?俺と君で』
弁舌をふるう。
『契約ですか、私と貴方で?』
『これを破るとどちらも死が訪れる』
今まで黙っていたミミが口を挟む。
『彼方くん、ラピスさんが約束破ったら殺しに行くの?』
のんびりした声音が、今はクッキリハッキリとしている。ミミもここまでくると真剣になったのだろう。
『なわけないじゃないん。魔法だよ、魔法』
彼方は制服を脱ぎ、カッターシャツ一枚になる。左手には手首に巻いていた鎖が無くなっており、変わりに、腕に鎖の入れ墨がされている。
『【我、生命(いのち)の代償を授けよう、天命が無くなる時が死の導き、鎖が無くなる時が生の導き、今叶えよ】』
『【死の盟約】』
呪文を唱える。
右手に巻き付いていた鎖がもう片方の腕を巻き、腕に染み込んでいく。
『これが契約だ。もう片方は埋まってるけど、どうする?やる、やらない?ついでに約束が破られたとみなされた場合、鎖がゆっくりと腕を引きちぎるらしいよ』
脅しでもかけるように、彼方はニヤリと笑う。
「彼方さ、くんを舐めないで頂きたい。きっと何か策があるのでしょう」
魔獣の目の前で簡易に話す二人の会話が耳に入ってこない。
足が竦む。ここにまで来て気後れしてしまったのだ。
化物と言われるほどの迫力を持つドラゴンは、視界に三人を捉え、
『オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッッ!!!!!!』
咆哮が彼方の心を折にかかる。血相を変え、二、三歩下がるが、後ろには踏み抜く地面が無い。
「ごめん無理だ。こんな奴騎士に任せとけば大丈夫だろう。逃げよう」
顔面蒼白な彼方は頭を抱える。恐怖が気持ちを支配したのだ。
絶体絶命。
窮途末路。
危機的状況。
機能不全。
瀬戸際。
断崖絶壁。
九死一生。
土壇場。
危急存亡。
正念場。
背水之陣。
危機一髪。・・・・・・彼方の心が悪いほうに進む。
目の前が空白に包まれようとし・・・、
「彼方ッ!!!」
――パンッと。
「えっ?」
前面に立ったミラが、彼方の頬を叩いたのだ。痛みが頬を通し、彼方を現実に引き戻させる。
「貴方が決めたことでしょっ!!人間といたいって!!ディアメル様に言ったんでしょ?!!貴様はディアメル様を裏切るつもりか!!」
そうだ。その通りだ。彼方が決めたことだ。彼方にしか出来ないことなのだ。
「でも俺一人じゃ・・・」
「誰が一人って言ったの!!臆しそうになったら私が背中を押してあげます!!押し返してやりますよそんな弱っちい背中は!!」
恐れが瞼から零れ落ちる。彼方はそれを拭き取り、面持ちを変える。覚悟する。
「ごめん。ちょっと背に活を入れてくうぎゃっ!!」
言い終わる前にミミが飛び蹴りをくらわし、危うく真っ逆さまに落ちるとこだった。
つま先に力を入れ、バランスをとるという神業をした彼方はミミに逆行する。
「活入れるんだよ?!何殺そうとしてくれちゃってんの??!」
ミミは中指を突き立て、
「五月蠅い、この臆病者!!」
「間のある、喋り方はどうしたっ?!それよかお前中指立てただろう!!」
「何のことか分かんないなー?」
ミラと一応ミミのおかげで彼方の心を持たせた。彼方は頬を殴るように叩き、震えを止める。
準備は整った。ここからが本番だ。
「なぁ、ミミ。これから言う俺の話を信じてくれるか?答えによってお前を信じるか決めるから」
「そんなむちゃくちゃなっ!!相手は騎士ですよ!!」
彼方の口気にミラが声を荒げる。しかし、彼方がミラの口を塞ぎ、
「逢ってばっかの俺だけど信じてくれ。人の見るめならあるつもりだ」
ミラを諭す。彼方の口説き文句にミラは下を向いて顔を赤らめる。効果覿面のようだ。
「ううぅ~。分かりましたよ!」
「ありがとう。それで、腹は決まったか?」
「あれだよねー、さっきまで半べそ掻いてた子の信じてくれってー、重みが違うよねー」
「五月蝿いなっっ!!」
ミラに向けていた眼を、今度はミミに向ける。
「えっとね「返事はハイかダメかだ。それ以外は受け付けん」・・・分かったよー。ハイだよー、ほらハーイ」
観念したかのように両手を上げて降参のポーズを取る。
「折角ー、彼方くんにー魔獣倒してもらってー、その後に捕まえてやろうと思ってたのにー。それだと私にとってはー、一石二鳥だったんだよー。けどこれからー何が起こるか楽しそうだからー、その作戦はやめておくよー」
「話が長いわ!もっとハキハキ喋れ!それとお前考えが下種いわっ!拗ねるよ俺?!」
「出世の為なんだよー」
「他人の昇進の為に命巻き込まれるとか、ほんとに不幸すぎるだろ!理不尽だし、もういいわ!これから起こることはタブーだし、すべて信じる。これで二つ約束したかんな」
口に罰点のマークを添えるが、
「たぶーとは何ですか?」
ここまで話が盛り上がってきた中、世間一般の常識が食い破られてしまう。
「言葉通じないとかめんどくっさ!てか、よく考えたらタブーってなんだ?英語苦手なんだよ俺!」
自分に悪態つき、頭を抱える。
「禁忌だきっと!そうだ、これからのことは禁忌だかんな!」
それを皮切りに、彼方は城壁の地面に座り込む。
「よしっ!二人共、俺の身体に触れとけよ」
二人に近くに来い、と促す。
彼方は二人が身体に触れるのを感じると魔法を唱える。
「【其方の心を聴かせたまえ】」
彼方の足元に、宝石龍の足元に、魔法陣が出来る。色は純黒。闇を連想させるマジックサークルは正に魔王のそれだ。
「【念話】」
勇者の儀には出されなかったスキルに、ミミは眼を見開き、ミラは見たところあきれている。
最前に決心した彼方は、身体に触れている二人に自分が話す、持ちこたえれるように支えていてくれ、とだけ言う。
『俺の名は彼方。お前の名前聞かせてくれないか?』
彼方の一声がミラとミミ、宝石龍の脳内に響き渡る。
おそらく声が届いたのだろう。龍は牙をむき出しにし、口を開く。
『ラピスでございます』
出てきたのは、綺麗なソプラノ声。言ってはあれだが、見た目とは印象が全くの逆だ。もっと男らしい声を想像していた彼方は少し放心する。
『貴方とはどこかで会ったことがある気がしますね。それに横にいるのは魔女様でございませんか。・・・もしやそちらのお方は魔王様なのですか?!』
そんな彼方の隣で、ラピスの最後の一言に肩を並べるミミが動揺する。団長ともあろう者が吃驚するのだから、魔王はやはり恐れられる対象なのだろう。それだけではない。今まで一緒にいた小物が実は魔王だったなんて聞けば、誰でも耳を疑うのではないだろうか。
『残念ながら、俺は魔王じゃない』
『えっ、しかし』
身体の色と同じ名前のラピスは身体を大きく揺らす。時々聞こえてくる、唸り声が怖い。
『だから俺は、魔王じゃない。魔王の従弟とでも思ってくれたら嬉しいぜ』
親指を自分に向けて決め顔で告げる。
ミミがいる前なので、出来る限り魔男であること隠そうとする彼方。もう片方にいるミラの、握ってくる腕が痛いのはきっとそのせいなのだろう。
『なるほど、それでは彼方様。元主人の従弟であるあ貴方に頼みましょう。哀れな私の娘を助けて頂けませんでしょうか?私が取りに行こうとすると人間達は五月蠅いのです』
きた、と彼方は内心で万歳した。魔獣が意志も無く人間に襲い掛かることなどないはずなのだ。なにせ人語を分かっているのだから。
彼方はこれを魔獣の報告がきてからずっと練っていたのだ。
これは些細な賭けである。もしラピスが、殺戮楽しいだとか、人間美味しいムシャムシャだとかならこの賭けは失敗だ。
だが、功を奏した。彼方の目的は一つ、ラピスを味方にすることだ。魔人軍とか、邪教徒なんて知らない。ただ単に人間に毒である魔獣を殲滅、又は機能停止にしたいだけだ。勿論、自分の為に。
いつものヘラヘラした雰囲気を漂わせた彼方は、いつもの調子を取り戻す。
『そうだな。それじゃー契約しないか?俺と君で』
弁舌をふるう。
『契約ですか、私と貴方で?』
『これを破るとどちらも死が訪れる』
今まで黙っていたミミが口を挟む。
『彼方くん、ラピスさんが約束破ったら殺しに行くの?』
のんびりした声音が、今はクッキリハッキリとしている。ミミもここまでくると真剣になったのだろう。
『なわけないじゃないん。魔法だよ、魔法』
彼方は制服を脱ぎ、カッターシャツ一枚になる。左手には手首に巻いていた鎖が無くなっており、変わりに、腕に鎖の入れ墨がされている。
『【我、生命(いのち)の代償を授けよう、天命が無くなる時が死の導き、鎖が無くなる時が生の導き、今叶えよ】』
『【死の盟約】』
呪文を唱える。
右手に巻き付いていた鎖がもう片方の腕を巻き、腕に染み込んでいく。
『これが契約だ。もう片方は埋まってるけど、どうする?やる、やらない?ついでに約束が破られたとみなされた場合、鎖がゆっくりと腕を引きちぎるらしいよ』
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