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第2話
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「今日、後輩と飲み会に行くから遅くなる。」
「え?今日俺、一人なの?行かないでほしいんだけど。」
「でも…もう約束しちゃったし。」
光は少し眉をひそめながら、俺をじっと見つめる。
「裕貴はΩなんだよ?外も危ないし、あんまり出歩かないでほしい。」
その言葉に俺は一瞬言葉を飲み込んだが、考えた末、意を決して口を開いた。
「ごめん。やっぱり行くよ。約束を破るわけにはいかない。」
光は顔を曇らせ、少し棘のある口調で言い返してくる。
「あーそう。夫より後輩を優先するんだ。」
「なんで、そんな言い方するの?」
俺の声が少し強くなったのを感じたが、光はぷいっと顔をそむけるだけだった。
「いいよ!早く行きなよ、仕事。」
「……はぁ。行ってきます。」
深いため息をつきながら玄関へ向かう俺の背中に、光が何も言わず視線を投げかけているような気がして、少し胸が痛んだ。
(昔は、あんな言い方しなかったのに……)
光は変わってしまった。付き合っていた頃は、確かに少し束縛するところはあったけれど、ここまで酷くはなかった。同棲を始めた最初の一ヶ月間は、家事も手伝ってくれて、お互いに助け合っていたはずだ。
でも、最近は違う。
「何か手伝おうか?」と声をかけてはくれるものの、それだけで終わり。実際に手を動かすことはほとんどない。ソファに座ってスマホをいじる彼の姿を横目に、俺は溜め息をつく。
手伝って、と頼めばいいのだろう。でも、何度も頼むのに疲れてしまった。だから最近では、俺一人で家事を片付けることが当たり前になっている。
そんなことを考えているうちに、あっという間に職場に着いていた。俺は車を停め、水色のスクラブを身にまとい病院へ向かった。すると、歩夢くんが目を輝かせながら俺の前に駆け寄ってきた。
「おはようございます!先輩、遅いですよ。今日お休みなんじゃないかって心配しました」
「ごめん、ごめん。道が混んでてさ」
「今日は絶対飲みに行きましょう!帰りは俺の車で送りますから」
「えっ、いいの?ありがとう。でも、お酒飲んだら運転できなくなるよね?」
「大丈夫ですよ!代行運転を頼むつもりなんで安心してください!」
歩夢くんの満面の笑みに、思わず苦笑する。どうやら今日は本気で楽しみにしているらしい。
仕事が終わる頃にはすっかり外も暗くなり、冷たい風が頬を刺す。歩夢くんと一緒に駐車場へ向かいながら、今日の忙しさについて軽く話していた。
「先輩、今日もめちゃくちゃ忙しかったですね」
「ほんとだよ。ずっと立ちっぱなしだった気がする」
「でも、だからこそお酒が美味しいってもんですよ!先輩、今日は何飲みます?」
「そうだな…ビールは苦手だから、チューハイかな」
「おっ、じゃあ俺も合わせます!先輩と一緒にチューハイで乾杯しましょう!」
彼の車に乗り込み、目的地の居酒屋へ向かう。車内では好きなチューハイの話で盛り上がりながら、仕事終わりの解放感を少しずつ感じ始める。
「先輩、俺グレープフルーツ味のチューハイが好きなんですけど、何味がおすすめです?」
「俺はレモン派かな。シンプルで飲みやすいし」
「おお、じゃあ今日はレモンから始めてみます!」
そんな他愛のない話をしているうちに、目的地の居酒屋に到着。暖簾をくぐると、ほんのり甘酸っぱい香りが漂い、賑やかな声が響く。席に案内され、メニューを手に取った。
「先輩、とりあえずチューハイで乾杯しましょうよ!」
「そうだな。俺はレモン、歩夢くんは?」
「グレープフルーツでいきます!」
歩夢くんが店員を呼び止め、大きな声で注文する。
「チューハイ、レモンとグレープフルーツをそれぞれ1つずつください!あと、唐揚げとポテトフライ、それから焼き鳥の盛り合わせも!」
「追加で枝豆と冷奴も頼もうか」
「了解です!先輩、今日はたくさん食べて飲みましょうね!」
仕事終わりの一杯を楽しみにしながら、俺たちはチューハイと料理が運ばれてくるのを待つ。
俺たちは仕事の疲れを忘れるように、どんどん会話を続けた。歩夢くんは時折、手を動かして唐揚げやポテトをつまみながら、今日の出来事を面白おかしく話してくれる。
「先輩って、本当に器用ですよね。今日の処置もサクッとこなしてて、カッコよかったです」
「いやいや、そんな大したことないよ。慣れてるだけだし、歩夢くんだってちゃんとやれてるじゃないか」
「ありがとうございます!でも、まだまだ先輩には追いつけませんね」
褒められるのには慣れていないせいか、少し照れくさくて、俺はチューハイを一口飲んでごまかした。
「ところで歩夢くん、普段って何してリフレッシュしてるの?」
「俺ですか?うーん…やっぱりゲームとかですかね。でもこうやって飲みに来るのも、かなりいいリフレッシュになりますよ!」
「確かに。たまにはこういう時間も必要だよな」
次のチューハイを注文し、話題は趣味の話へと移った。歩夢くんが好きなゲームや映画の話を熱心に語るのを聞きながら、俺は自然と肩の力が抜けていくのを感じた。
「先輩、ゲームとかやらないんですか?」
「昔はやってたけど、最近は忙しくて全然だな。歩夢くんが勧めるなら、何かやってみようかな」
「本当ですか!じゃあ、今度おすすめのゲーム貸しますね!」
「お、それは楽しみだ」
そんな調子で話していると、気づけばテーブルの上には料理の皿が並び、どれもほとんど空になっていた。
「いやー、やっぱりこういう時間はいいですね。仕事のこと忘れられるし、先輩とも色々話せて楽しいです!」
「俺も楽しいよ。歩夢くん、今日は誘ってくれてありがとう」
新しいチューハイで乾杯しながら、俺たちはこの居酒屋の夜を満喫していた。
お酒を飲んでいるうちに、体が火照り始め、少しぼんやりとする感覚に襲われた。
(あれ…酔いが回ってきた?いや、いつもこんな早くは…まさか…発情期《ヒート》?)
「はぁ…はぁ…やばっ…」
自分の鼓動が早くなり、額に汗が浮かんでくる。
「先輩?どうしました?」
隣に座る歩夢くんが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「ごめん…ヒート、来ちゃったみたい。抑制剤、飲んでくるから…」
そう言い残して、俺は鞄を掴むと席を急いで離れ、お手洗いに向かった。
お手洗いの中で鞄を開き、抑制剤を探すが、いくら探しても見つからない。
(嘘だろ…もう切れてたんだっけ?どうしよう…ここでフェロモンが流れたら…)
心臓が早鐘のように鳴り、体の力が抜ける。耐え切れず、その場に崩れ落ちるように座り込んでしまった。
「先輩!」
突然、慌てた声が聞こえ、顔を上げるとそこには歩夢くんが立っていた。
「…なんで来たの?」
「先輩、急に席を離れるから心配になって…それに、顔色も悪かったし…」
彼はしゃがみ込んで俺と視線を合わせると、優しく肩に手を置いた。その手の温かさに、思わず涙が滲む。
「大丈夫ですか?何かできることありません?」
「…抑制剤がなくて…どうしようもなくて…」
そう呟くと、歩夢くんは一瞬困った顔をしたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。
「じゃあ、ここは俺が先輩を守りますよ」
「え…?」
「大丈夫。先輩が困ってるなら、俺がなんとかします。だから安心してください」
彼の真っ直ぐな瞳に見つめられ、胸が締め付けられるような感覚が広がる。普段は頼りない後輩だと思っていたけど、今の彼の言葉には不思議な安心感があった。
「歩夢くん…ありがとう…」
「いいえ、俺、先輩をほっとけませんから」
彼の笑顔に、少しだけ体の緊張が解けるのを感じた。ヒートの熱に浮かされながらも、彼の優しさが胸に深く響いていた。
「え?今日俺、一人なの?行かないでほしいんだけど。」
「でも…もう約束しちゃったし。」
光は少し眉をひそめながら、俺をじっと見つめる。
「裕貴はΩなんだよ?外も危ないし、あんまり出歩かないでほしい。」
その言葉に俺は一瞬言葉を飲み込んだが、考えた末、意を決して口を開いた。
「ごめん。やっぱり行くよ。約束を破るわけにはいかない。」
光は顔を曇らせ、少し棘のある口調で言い返してくる。
「あーそう。夫より後輩を優先するんだ。」
「なんで、そんな言い方するの?」
俺の声が少し強くなったのを感じたが、光はぷいっと顔をそむけるだけだった。
「いいよ!早く行きなよ、仕事。」
「……はぁ。行ってきます。」
深いため息をつきながら玄関へ向かう俺の背中に、光が何も言わず視線を投げかけているような気がして、少し胸が痛んだ。
(昔は、あんな言い方しなかったのに……)
光は変わってしまった。付き合っていた頃は、確かに少し束縛するところはあったけれど、ここまで酷くはなかった。同棲を始めた最初の一ヶ月間は、家事も手伝ってくれて、お互いに助け合っていたはずだ。
でも、最近は違う。
「何か手伝おうか?」と声をかけてはくれるものの、それだけで終わり。実際に手を動かすことはほとんどない。ソファに座ってスマホをいじる彼の姿を横目に、俺は溜め息をつく。
手伝って、と頼めばいいのだろう。でも、何度も頼むのに疲れてしまった。だから最近では、俺一人で家事を片付けることが当たり前になっている。
そんなことを考えているうちに、あっという間に職場に着いていた。俺は車を停め、水色のスクラブを身にまとい病院へ向かった。すると、歩夢くんが目を輝かせながら俺の前に駆け寄ってきた。
「おはようございます!先輩、遅いですよ。今日お休みなんじゃないかって心配しました」
「ごめん、ごめん。道が混んでてさ」
「今日は絶対飲みに行きましょう!帰りは俺の車で送りますから」
「えっ、いいの?ありがとう。でも、お酒飲んだら運転できなくなるよね?」
「大丈夫ですよ!代行運転を頼むつもりなんで安心してください!」
歩夢くんの満面の笑みに、思わず苦笑する。どうやら今日は本気で楽しみにしているらしい。
仕事が終わる頃にはすっかり外も暗くなり、冷たい風が頬を刺す。歩夢くんと一緒に駐車場へ向かいながら、今日の忙しさについて軽く話していた。
「先輩、今日もめちゃくちゃ忙しかったですね」
「ほんとだよ。ずっと立ちっぱなしだった気がする」
「でも、だからこそお酒が美味しいってもんですよ!先輩、今日は何飲みます?」
「そうだな…ビールは苦手だから、チューハイかな」
「おっ、じゃあ俺も合わせます!先輩と一緒にチューハイで乾杯しましょう!」
彼の車に乗り込み、目的地の居酒屋へ向かう。車内では好きなチューハイの話で盛り上がりながら、仕事終わりの解放感を少しずつ感じ始める。
「先輩、俺グレープフルーツ味のチューハイが好きなんですけど、何味がおすすめです?」
「俺はレモン派かな。シンプルで飲みやすいし」
「おお、じゃあ今日はレモンから始めてみます!」
そんな他愛のない話をしているうちに、目的地の居酒屋に到着。暖簾をくぐると、ほんのり甘酸っぱい香りが漂い、賑やかな声が響く。席に案内され、メニューを手に取った。
「先輩、とりあえずチューハイで乾杯しましょうよ!」
「そうだな。俺はレモン、歩夢くんは?」
「グレープフルーツでいきます!」
歩夢くんが店員を呼び止め、大きな声で注文する。
「チューハイ、レモンとグレープフルーツをそれぞれ1つずつください!あと、唐揚げとポテトフライ、それから焼き鳥の盛り合わせも!」
「追加で枝豆と冷奴も頼もうか」
「了解です!先輩、今日はたくさん食べて飲みましょうね!」
仕事終わりの一杯を楽しみにしながら、俺たちはチューハイと料理が運ばれてくるのを待つ。
俺たちは仕事の疲れを忘れるように、どんどん会話を続けた。歩夢くんは時折、手を動かして唐揚げやポテトをつまみながら、今日の出来事を面白おかしく話してくれる。
「先輩って、本当に器用ですよね。今日の処置もサクッとこなしてて、カッコよかったです」
「いやいや、そんな大したことないよ。慣れてるだけだし、歩夢くんだってちゃんとやれてるじゃないか」
「ありがとうございます!でも、まだまだ先輩には追いつけませんね」
褒められるのには慣れていないせいか、少し照れくさくて、俺はチューハイを一口飲んでごまかした。
「ところで歩夢くん、普段って何してリフレッシュしてるの?」
「俺ですか?うーん…やっぱりゲームとかですかね。でもこうやって飲みに来るのも、かなりいいリフレッシュになりますよ!」
「確かに。たまにはこういう時間も必要だよな」
次のチューハイを注文し、話題は趣味の話へと移った。歩夢くんが好きなゲームや映画の話を熱心に語るのを聞きながら、俺は自然と肩の力が抜けていくのを感じた。
「先輩、ゲームとかやらないんですか?」
「昔はやってたけど、最近は忙しくて全然だな。歩夢くんが勧めるなら、何かやってみようかな」
「本当ですか!じゃあ、今度おすすめのゲーム貸しますね!」
「お、それは楽しみだ」
そんな調子で話していると、気づけばテーブルの上には料理の皿が並び、どれもほとんど空になっていた。
「いやー、やっぱりこういう時間はいいですね。仕事のこと忘れられるし、先輩とも色々話せて楽しいです!」
「俺も楽しいよ。歩夢くん、今日は誘ってくれてありがとう」
新しいチューハイで乾杯しながら、俺たちはこの居酒屋の夜を満喫していた。
お酒を飲んでいるうちに、体が火照り始め、少しぼんやりとする感覚に襲われた。
(あれ…酔いが回ってきた?いや、いつもこんな早くは…まさか…発情期《ヒート》?)
「はぁ…はぁ…やばっ…」
自分の鼓動が早くなり、額に汗が浮かんでくる。
「先輩?どうしました?」
隣に座る歩夢くんが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「ごめん…ヒート、来ちゃったみたい。抑制剤、飲んでくるから…」
そう言い残して、俺は鞄を掴むと席を急いで離れ、お手洗いに向かった。
お手洗いの中で鞄を開き、抑制剤を探すが、いくら探しても見つからない。
(嘘だろ…もう切れてたんだっけ?どうしよう…ここでフェロモンが流れたら…)
心臓が早鐘のように鳴り、体の力が抜ける。耐え切れず、その場に崩れ落ちるように座り込んでしまった。
「先輩!」
突然、慌てた声が聞こえ、顔を上げるとそこには歩夢くんが立っていた。
「…なんで来たの?」
「先輩、急に席を離れるから心配になって…それに、顔色も悪かったし…」
彼はしゃがみ込んで俺と視線を合わせると、優しく肩に手を置いた。その手の温かさに、思わず涙が滲む。
「大丈夫ですか?何かできることありません?」
「…抑制剤がなくて…どうしようもなくて…」
そう呟くと、歩夢くんは一瞬困った顔をしたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべた。
「じゃあ、ここは俺が先輩を守りますよ」
「え…?」
「大丈夫。先輩が困ってるなら、俺がなんとかします。だから安心してください」
彼の真っ直ぐな瞳に見つめられ、胸が締め付けられるような感覚が広がる。普段は頼りない後輩だと思っていたけど、今の彼の言葉には不思議な安心感があった。
「歩夢くん…ありがとう…」
「いいえ、俺、先輩をほっとけませんから」
彼の笑顔に、少しだけ体の緊張が解けるのを感じた。ヒートの熱に浮かされながらも、彼の優しさが胸に深く響いていた。
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