27 / 74
2.
3-11
しおりを挟む「……僕も、入っちゃったかも 」
囁かれる掠れた声に、拾おうとする手が遅れる。
大きな手に阻まれて、眉を顰め、潤む瞳で見上げると、見つめてくる瞳の光りがふっ……と緩み、浴室で散々に弄られた胸の先を摘まれた。
既にぷっくりと尖ったそれは、しなやかに動く指先にふるんと震える。
「……っ、ふ! 」
「もうそろそろ、こっちにもさせてよ 」
「んんっ…… 」
まだだと首を振って、やり方もよく分からないくせに、濡れた浩峨自身に舌をあてがって顔を上下させる。
飲み込めなくて溢れる唾液が、開き過ぎて痛む口の端から零れた。
「あのね、美花ちゃん…… 」
押さえられた肩に、離されたくなくて腰にしがみつくと、頭上から降ってくる苦笑交じりの声。
イヤイヤとしたのに、いきなり鼻を摘ままれ、息が苦しくなったところを抜き取られた。
「んっ、はっ…… 」
多量の空気が急激に肺に入り込んで、美花は噎せた。
どうして……?
自分の拙い愛撫では、最後までは無理ということなのか。
「気持ちよく……、なかった、ですか? 」
悲しくなって痺れて呂律の回らない声で問えば、ふっくらと腫れたそこを、尖らせた口唇で啄まれる。
「……っ!? 」
「だからね、僕もスイッチ入ったって言ったでしょ? 」
浩峨は美花の細い腰に手を回す。
そのまま、柔らかなベッドに押し倒されて美花が見上げると、とてつもない色気を纏った顔で男が見下ろしている。
長めの前髪が、乱れて目許に落ちた。
「……ホントに抱くよ? いいね 」
聞いているくせに返事は待たない。
さっきまで口の中にあった、固くて大きなものを受け入れる場所にあてがわれて美花は息を飲む。
「もっと可愛がってあげてからしたかったんだけど、……ごめん 」
ぐっ……と押し付けられる圧倒的な圧迫感に、美花は目を瞠った。
けれど美花の恐れをよそに、今まで見たどれよりも大きなそれはズルリと体内に入ってくる。
美花の中いっぱいに、じりじりと侵食してくるそれに押し出されるように漏れる声。
「あ……、や、あぁ……っ! 」
「うわ……。 美花ちゃ、力抜いて 」
抉じ開けていく熱塊が、火傷しそうに苦しい。でも他の男に抱かれる時に感じるような、嫌悪感や痛みはない。
「く……っ、ん 」
あやすように撫でられる頭に、心臓がぎゅっと締め付けられて、美花は浩峨の胸に縋るようにしがみついた。
「息、詰めないで……。 もう少しで、全部……入るから 」
こんなに広げられていっぱいにされているのに、まだ全部ではないのかと怖くなる。
分かってはいたが、実際に質量を増したそれは、先程と大きさが違っていた。
「やだ、おっき…… 」
「痛い? 痛いなら、やめるよ? 」
どこまでも優しく美花を蹂躙する男は、ここまでしておいてそんなことを言う。
「ちがっ、そういう意味じゃ……?! 」
言い返そうとすると、ふっ……と魅惑的な微笑みを浮かべた浩峨が瞼に口付けを落とす。
ゆるゆると揺らされて、また声が出た。
「分かってる 」
意味を理解できぬまま、喘いだ口唇を塞がれる。
甘ったるく舌を絡められ、蕩けそうな口付けに身体の力が抜けた途端、ズン……と奥まで貫かれる感触がした。
「あ、あ……、やっ、あん……んんっ 」
「すっげぇ、熔けそう…… 」
うっとりと艷めいたため息の後、更に奥へと全てを飲み込まされる。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる