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ハッカーは渚に戯る
遊佐由里10
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藤刀との決戦による負傷者の治療のため、大貝丘から于静が来た。
于静は大貝丘にいる傷病人のために董娜を残し、代わりに閻鈴を連れていた。
閻鈴はまだ十三歳だが、医学の基本的知識は身に付けていて、十分に助手を務めていた。
閻晨が妹の治療を受ける間、大貝丘へ回した夏博林の様子を聞いていた。
御三家の決戦に備え、大吉は大貝丘から守備隊を呼び寄せた。それに伴い、手薄になる大貝丘へ閻家執事であった夏博林を向かわせた。
夏博林は寡黙ながらも献身的に大貝丘の防備にあたってくれている、と日限からの報告にはあった。
酷暑が続いていたが、暦の上では晩夏になっていた。
あらゆる準備が整い、ジャンブルズがいよいよ海底資源の採掘に乗り出すと、成樟藤刀両家はついに麾下の軍を動員してこちらを潰しにかかってきた。
交易が、虎の尾だった。
ジャンブルズが独自の資金源を得ることは、大貝丘の独立に繋がる。両家はなにがなんでも、これを阻止しようとするだろうとは、予想されていた。
筧とは何度も総力戦の検討を重ねた。しかし、様々なパターンを試しても、勝ち目はなかった。
圧倒的に兵力で劣っていた。
それでも後には引き返せず、決戦は避けようもなかった。
緒戦ともいえる紀伊山地での戦いは、機先を制し、鮮やかな勝ちを収めた。
その勝利を見て、ジャンブルズに加わろうと、葉榁町を訪ねて来る者が出はじめた。
その多くは、裏社会で生きてきて、御三家に辛酸をなめさせられた経験のある者達のようだった。
フェンガーリンに面談してもらい、ひとまずまともそうな人間だけ受け入ることにした。人物像を精査し、熟考する余裕はなかった。新たに加入した者達は、ひとまとめにし、寅次に預けた。
なんとか決戦を引き延ばそうと、筧の策で成樟本家の占拠を試みたが、その前に藤刀軍が出動してきた。
藤刀軍との激闘は、六日に及んだ。
閻晨とトクサの隊が主力を担い、大吉は少数の手勢を連れ、絶えず敵の矢面に立った。
天逆毎の力は使えなかった。一度発動すると、その後疲労で動けなくなるからだ。
三日目までは、なんとか凌いだ。
四日目に敵の増援に側面を衝かれた。大吉と珀が対応に回ったが、勢いは止めきれなかった。
寅次の身を挺した働きがなければ、全滅していた。
勝てたのは、ほとんど奇跡に近い。
不動の山のようだった藤刀軍が、六日目に、不意に揺らいだ。そこに、乾坤一擲の攻撃をかけた。
数日経って、九州にある藤刀本家と、神戸にあった指揮所が、第三勢力と思しき軍勢に襲われていたことが判明した。
第三勢力の、その後の行方は掴めなかった。それを探るため九州へ潜入すると言い残し、珀は戦場から姿を消した。藤刀軍の敗残兵が九州へ引き上げたことも、頭にはあった。
山中で傷を癒すという閻晨を残し、大吉は寅次と町へ戻った。
残存の兵力で成樟本邸を占拠させたトクサも、呼び戻した。
于静による治療を受けてなお重篤な者は、堺の港までアサリの船隊を迎えに来させ、大貝丘へ送った。
アサリと負傷者の移送にあたった秋久が、町に戻って来たのは、高校の始業式の前日だった。
二学期がはじまった。
三年の三学期は、ほぼ自由登校なので、実質、この二学期が最後の学生生活となる。
日常に帰ってきた、という感覚にはなれなかった。穏やかな時間に身を置いていると、時折、身を引き裂くようないたたまれなさに襲われた。
春香や束早に悟らせないために、大吉はその衝動を心の奥底に秘め、平静を装った。
夏休み明けにある文化祭を終え、半月ほど経ったある日、春香に夕飯の誘いを受けた。断る理由はなかった。
夕方に、春香の家を訪ねた。
春香と束早に、手料理を振舞われた。
食後の茶を受け取り、フェンガーリンと二人でリビングに移った。
「そうか、そんなに増えたか」
「御三家に打ち勝った。それがでかいんやろうな」
ジャンブルズへ加入希望の人間が、途切れることなく訪ねてきていた。フェンガーリンには、継続してその対応をしてもらっていた。
「にしても、日に五、六人もか」
「まぁ、ウチと酒井のじいさんが喋ってみて、しょうもないやつは追い返しとるから、受け入れとるんはそのうちの二、三人やけどな」
それでも、この状況がひと月も続けば、七、八十人にはなる。
総力戦でどの隊も犠牲を出したが、三ヶ月も経てばジャンブルズの構成員は決戦前を上回る計算だ。
「酒井さんってのは、桑乃の家令のじいさんだったよな。あの人も手伝ってくれてるのか」
「暇そうやったからな」
得意げに言うフェンガーリン。
しかし、暇なはずはなかった。
当主の瑞希が不在で、先代は引退以降隠遁生活を送っている。桑乃傘下の企業を今日までまとめてきたのが、酒井だった。
二千年生きている吸血鬼と、先代よりの頃から桑乃に仕える老家令の人を見る目は、自分よりずっと確かだと思えた。
「そろそろまとまった人数になってきとったから、明日にも大貝丘かトクサのところに送るて、筧は言うとったで」
「そうか」
フェンガーリンの話では、新参者は一度桑乃屋敷に集め、それが二十人ほどに達してから各所に送っているらしい。
その辺りは、筧が滞りなく手配してくれている。
「トクサにはまだ当分苦労を強いるな」
「トクサかて、自分で選んで来たんや」
「まぁ、それはそうなんだが」
「そういや、昨日簫狼族の里から、若いのが六人くらいて来たで。トクサに会いたいっちゅうから、奥多摩におるって教えたったけど、よかったよな?」
「ああ」
トクサには大貝丘から呼び寄せた隊を指揮して、奥多摩にある桑乃所有の山で駐屯地を建設してもらっている。
山の一部を拓き、営舎などを建てている様子は、外部からは新しいキャンプ場でも作っているように見えるだろう。
「成樟と藤刀は、まだ態度をはっきりさせんのか?」
「色々な意見を言うやつがいて、まとまらないんだろうな」
「まだ徹底抗戦に傾かんとも限らんちゅうことか」
「第三勢力のこともある。藤刀軍との決戦では、結果的には共闘したかたちになったが、気は許せない」
桑乃邸を襲撃し、瑞希の兄を殺害したのは、第三勢力でほぼ間違いない。それは筧とも一致した見解だった。
「トクサにはゆくゆく、大貝丘で文字の読み書きなんかを教えてもらうつもりでいるが、いまはまだ難しいな」
「この話は、このくらいにしとこか」
「ん、そうだな」
洗いものを終えた春香と束早が、話しながらリビングにやってきた。
「推薦決まったんだって?」
大吉は学校で小耳に挟んだことを思いだし、春香に言った。
「ほんまか。そらめでたいやん」
「大袈裟だよ。推薦っていっても、面接とか小論文の試験はあるんだから」
「ほんなら、いまから面接練習や。ウチが面接官になったる。ちょっと着替えてくるから待っときぃ」
「着替える必要があるの?」
「なにごとも形からや」
フェンガーリンがばたばたと二階へ上がっていく。
大吉の隣に、束早が座った。
一度は視力を失った目は、初夏頃から光を取り戻し、最近では人や物の姿を捉えられるまでに回復していた。
「毎日こんなふうなのか?」
大吉が尋ねると、そうね、と束早は答えた。まだ輪郭はぼやけ、表情など細かな部分までは見えないが、声は明るかった。
「静かすぎるよりは騒がしい方がいいか」
また、いたたまれない気分に襲われた。
人を斬った。
海底で虐げられてきた人々の明日を掴むためとはいえ、仲間を死地に向かわせることもした。
そんな自分が、いまこうしていることを思うと、おぞましさが湧き上がってくる。
またその一方で、浅ましく幸福を噛み締めてもいるのだ。
大吉は、そういういたたまれなさを抑えて、束早に微笑みかけた。
束早が、笑みを返してきた。
「ええ。お母さんも、いつも賑やかだったから」
「そうだったな」
家族三人で暮らしていた頃の情景が、不意に脳裏によみがえった。
遠い日の記憶のように、その情景は色褪せていた。
于静は大貝丘にいる傷病人のために董娜を残し、代わりに閻鈴を連れていた。
閻鈴はまだ十三歳だが、医学の基本的知識は身に付けていて、十分に助手を務めていた。
閻晨が妹の治療を受ける間、大貝丘へ回した夏博林の様子を聞いていた。
御三家の決戦に備え、大吉は大貝丘から守備隊を呼び寄せた。それに伴い、手薄になる大貝丘へ閻家執事であった夏博林を向かわせた。
夏博林は寡黙ながらも献身的に大貝丘の防備にあたってくれている、と日限からの報告にはあった。
酷暑が続いていたが、暦の上では晩夏になっていた。
あらゆる準備が整い、ジャンブルズがいよいよ海底資源の採掘に乗り出すと、成樟藤刀両家はついに麾下の軍を動員してこちらを潰しにかかってきた。
交易が、虎の尾だった。
ジャンブルズが独自の資金源を得ることは、大貝丘の独立に繋がる。両家はなにがなんでも、これを阻止しようとするだろうとは、予想されていた。
筧とは何度も総力戦の検討を重ねた。しかし、様々なパターンを試しても、勝ち目はなかった。
圧倒的に兵力で劣っていた。
それでも後には引き返せず、決戦は避けようもなかった。
緒戦ともいえる紀伊山地での戦いは、機先を制し、鮮やかな勝ちを収めた。
その勝利を見て、ジャンブルズに加わろうと、葉榁町を訪ねて来る者が出はじめた。
その多くは、裏社会で生きてきて、御三家に辛酸をなめさせられた経験のある者達のようだった。
フェンガーリンに面談してもらい、ひとまずまともそうな人間だけ受け入ることにした。人物像を精査し、熟考する余裕はなかった。新たに加入した者達は、ひとまとめにし、寅次に預けた。
なんとか決戦を引き延ばそうと、筧の策で成樟本家の占拠を試みたが、その前に藤刀軍が出動してきた。
藤刀軍との激闘は、六日に及んだ。
閻晨とトクサの隊が主力を担い、大吉は少数の手勢を連れ、絶えず敵の矢面に立った。
天逆毎の力は使えなかった。一度発動すると、その後疲労で動けなくなるからだ。
三日目までは、なんとか凌いだ。
四日目に敵の増援に側面を衝かれた。大吉と珀が対応に回ったが、勢いは止めきれなかった。
寅次の身を挺した働きがなければ、全滅していた。
勝てたのは、ほとんど奇跡に近い。
不動の山のようだった藤刀軍が、六日目に、不意に揺らいだ。そこに、乾坤一擲の攻撃をかけた。
数日経って、九州にある藤刀本家と、神戸にあった指揮所が、第三勢力と思しき軍勢に襲われていたことが判明した。
第三勢力の、その後の行方は掴めなかった。それを探るため九州へ潜入すると言い残し、珀は戦場から姿を消した。藤刀軍の敗残兵が九州へ引き上げたことも、頭にはあった。
山中で傷を癒すという閻晨を残し、大吉は寅次と町へ戻った。
残存の兵力で成樟本邸を占拠させたトクサも、呼び戻した。
于静による治療を受けてなお重篤な者は、堺の港までアサリの船隊を迎えに来させ、大貝丘へ送った。
アサリと負傷者の移送にあたった秋久が、町に戻って来たのは、高校の始業式の前日だった。
二学期がはじまった。
三年の三学期は、ほぼ自由登校なので、実質、この二学期が最後の学生生活となる。
日常に帰ってきた、という感覚にはなれなかった。穏やかな時間に身を置いていると、時折、身を引き裂くようないたたまれなさに襲われた。
春香や束早に悟らせないために、大吉はその衝動を心の奥底に秘め、平静を装った。
夏休み明けにある文化祭を終え、半月ほど経ったある日、春香に夕飯の誘いを受けた。断る理由はなかった。
夕方に、春香の家を訪ねた。
春香と束早に、手料理を振舞われた。
食後の茶を受け取り、フェンガーリンと二人でリビングに移った。
「そうか、そんなに増えたか」
「御三家に打ち勝った。それがでかいんやろうな」
ジャンブルズへ加入希望の人間が、途切れることなく訪ねてきていた。フェンガーリンには、継続してその対応をしてもらっていた。
「にしても、日に五、六人もか」
「まぁ、ウチと酒井のじいさんが喋ってみて、しょうもないやつは追い返しとるから、受け入れとるんはそのうちの二、三人やけどな」
それでも、この状況がひと月も続けば、七、八十人にはなる。
総力戦でどの隊も犠牲を出したが、三ヶ月も経てばジャンブルズの構成員は決戦前を上回る計算だ。
「酒井さんってのは、桑乃の家令のじいさんだったよな。あの人も手伝ってくれてるのか」
「暇そうやったからな」
得意げに言うフェンガーリン。
しかし、暇なはずはなかった。
当主の瑞希が不在で、先代は引退以降隠遁生活を送っている。桑乃傘下の企業を今日までまとめてきたのが、酒井だった。
二千年生きている吸血鬼と、先代よりの頃から桑乃に仕える老家令の人を見る目は、自分よりずっと確かだと思えた。
「そろそろまとまった人数になってきとったから、明日にも大貝丘かトクサのところに送るて、筧は言うとったで」
「そうか」
フェンガーリンの話では、新参者は一度桑乃屋敷に集め、それが二十人ほどに達してから各所に送っているらしい。
その辺りは、筧が滞りなく手配してくれている。
「トクサにはまだ当分苦労を強いるな」
「トクサかて、自分で選んで来たんや」
「まぁ、それはそうなんだが」
「そういや、昨日簫狼族の里から、若いのが六人くらいて来たで。トクサに会いたいっちゅうから、奥多摩におるって教えたったけど、よかったよな?」
「ああ」
トクサには大貝丘から呼び寄せた隊を指揮して、奥多摩にある桑乃所有の山で駐屯地を建設してもらっている。
山の一部を拓き、営舎などを建てている様子は、外部からは新しいキャンプ場でも作っているように見えるだろう。
「成樟と藤刀は、まだ態度をはっきりさせんのか?」
「色々な意見を言うやつがいて、まとまらないんだろうな」
「まだ徹底抗戦に傾かんとも限らんちゅうことか」
「第三勢力のこともある。藤刀軍との決戦では、結果的には共闘したかたちになったが、気は許せない」
桑乃邸を襲撃し、瑞希の兄を殺害したのは、第三勢力でほぼ間違いない。それは筧とも一致した見解だった。
「トクサにはゆくゆく、大貝丘で文字の読み書きなんかを教えてもらうつもりでいるが、いまはまだ難しいな」
「この話は、このくらいにしとこか」
「ん、そうだな」
洗いものを終えた春香と束早が、話しながらリビングにやってきた。
「推薦決まったんだって?」
大吉は学校で小耳に挟んだことを思いだし、春香に言った。
「ほんまか。そらめでたいやん」
「大袈裟だよ。推薦っていっても、面接とか小論文の試験はあるんだから」
「ほんなら、いまから面接練習や。ウチが面接官になったる。ちょっと着替えてくるから待っときぃ」
「着替える必要があるの?」
「なにごとも形からや」
フェンガーリンがばたばたと二階へ上がっていく。
大吉の隣に、束早が座った。
一度は視力を失った目は、初夏頃から光を取り戻し、最近では人や物の姿を捉えられるまでに回復していた。
「毎日こんなふうなのか?」
大吉が尋ねると、そうね、と束早は答えた。まだ輪郭はぼやけ、表情など細かな部分までは見えないが、声は明るかった。
「静かすぎるよりは騒がしい方がいいか」
また、いたたまれない気分に襲われた。
人を斬った。
海底で虐げられてきた人々の明日を掴むためとはいえ、仲間を死地に向かわせることもした。
そんな自分が、いまこうしていることを思うと、おぞましさが湧き上がってくる。
またその一方で、浅ましく幸福を噛み締めてもいるのだ。
大吉は、そういういたたまれなさを抑えて、束早に微笑みかけた。
束早が、笑みを返してきた。
「ええ。お母さんも、いつも賑やかだったから」
「そうだったな」
家族三人で暮らしていた頃の情景が、不意に脳裏によみがえった。
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