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4 お互いを知るために
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私は、キスというヴァサンの思ってもみない行動に焦る。
触れた肌の暖かさや質感は今まで知らなかったことであり、私にとって衝撃的なことであった。
「……ヴァサン様。何故そうなるのですか」
「何故だと?これは当然だろう。俺は君に自分のことを知るようにと言われ、俺はその通りに思考の材料を集めようとしている。それをするのは、閨でも朝でも同じ事だろう。君が素直になるという点においては閨の方が都合が良いくらいだ。もしや恥ずかしいのか?」
「……ええ」
嬉しそうな視線から目を背けるように頭を動かせば、ヴァサンはまた楽しそうに唸る。
「それはまた。可愛らしいな」
「貴方もそんなことを言うのですね」
「そうだな。俺だってそんなことも言う。カトリーヌも俺の事を知るといい」
彼はそう語りながらまた口を合わせ、私を貪る。
唇がちゅう、ちゅと触れて離れて、すぐまた触れるを繰り返す。
止めどないそれに上手く息を吸えず、途中で口を開けばその隙に舌が口腔に入り込む。
それが私の歯列を、 私の舌を、私の呼気を掬い取っていく。
ぴちゃぴちゃという水音が聴覚を、ヌルヌルとした感触が触覚を、彼からする石鹸の香りが嗅覚を犯す。
ドロドロとした初めての感覚は気持ちが良くて、ふわふわと思考が動かない。
顔が離れていき、全身がひんやりすると思えばナイトドレスが脱がされていた事に気づいた。彼の剣だこのある大きな手が私の胸を触ってもいた。
いきなり訪れた未知の体験にブルブルと体が震えた。
ヴァサンはそんな私を見ながら、真剣な顔から一転心配そうな顔をする。胸に置いた手とは反対の右の手で私の口元の液体を拭った。
「もしや、寒いのか?」
「い、いぇ。大丈夫で……す」
「苦しくはないか」
「はいっ、苦しくないですが、っ、ひうっ」
「ああ。驚いたのか」
桃色をした先端をカリカリと擽る様に触られたと思うと、胸全体を覆う様に揉まれる。
「ふむ。柔らかいな」
「え、あ、あっ、そんな!」
片側を揉み続けながら、彼の顔が近づき胸先を舐める。
ビクリと全身が跳ねるが彼の重い体が私を押さえつけた。
片側からは爪が滑る鋭い刺激が、反対からは舌が押し付ける柔らかな刺激が与えられる。
摘まれて、舐められて、撫でられて。
激しい動きにビクビクと小刻みに体が震える。
そうしているとちゅぷと音を立て、満足いくまで乳首を舐り終えたらしいヴァサンは秘部へと手を動かしていく。
「ぁ、ヴァサンさま……」
「カトリーヌ、気持ちいいか?」
「気持ちいい、です……」
「それは良かった。もっとそうなってしまっていいからな」
彼の骨ばった長い指が泥濘に触れる。
腹の奥が締まり、きゅうきゅうと指を締め上げる。
段々と増す動きと指の本数に従って恥ずかしい粘着質な音も増えていき、私を快楽の波に連れていった。
「んんっ、あっ、ああっ!ヴァサン、さまっ!」
過ぎた快楽に息が出来なくなってしまい、はくはくと浅い呼吸を繰り返して、全身を巡る快楽を逃がそうと足を伸ばす。
「ん?ああ。イったのか……なんだか夢みたいだな」
そんな私の目の前にいるヴァサンはそれはそれは幸せそうな表情を浮かべていた。
触れた肌の暖かさや質感は今まで知らなかったことであり、私にとって衝撃的なことであった。
「……ヴァサン様。何故そうなるのですか」
「何故だと?これは当然だろう。俺は君に自分のことを知るようにと言われ、俺はその通りに思考の材料を集めようとしている。それをするのは、閨でも朝でも同じ事だろう。君が素直になるという点においては閨の方が都合が良いくらいだ。もしや恥ずかしいのか?」
「……ええ」
嬉しそうな視線から目を背けるように頭を動かせば、ヴァサンはまた楽しそうに唸る。
「それはまた。可愛らしいな」
「貴方もそんなことを言うのですね」
「そうだな。俺だってそんなことも言う。カトリーヌも俺の事を知るといい」
彼はそう語りながらまた口を合わせ、私を貪る。
唇がちゅう、ちゅと触れて離れて、すぐまた触れるを繰り返す。
止めどないそれに上手く息を吸えず、途中で口を開けばその隙に舌が口腔に入り込む。
それが私の歯列を、 私の舌を、私の呼気を掬い取っていく。
ぴちゃぴちゃという水音が聴覚を、ヌルヌルとした感触が触覚を、彼からする石鹸の香りが嗅覚を犯す。
ドロドロとした初めての感覚は気持ちが良くて、ふわふわと思考が動かない。
顔が離れていき、全身がひんやりすると思えばナイトドレスが脱がされていた事に気づいた。彼の剣だこのある大きな手が私の胸を触ってもいた。
いきなり訪れた未知の体験にブルブルと体が震えた。
ヴァサンはそんな私を見ながら、真剣な顔から一転心配そうな顔をする。胸に置いた手とは反対の右の手で私の口元の液体を拭った。
「もしや、寒いのか?」
「い、いぇ。大丈夫で……す」
「苦しくはないか」
「はいっ、苦しくないですが、っ、ひうっ」
「ああ。驚いたのか」
桃色をした先端をカリカリと擽る様に触られたと思うと、胸全体を覆う様に揉まれる。
「ふむ。柔らかいな」
「え、あ、あっ、そんな!」
片側を揉み続けながら、彼の顔が近づき胸先を舐める。
ビクリと全身が跳ねるが彼の重い体が私を押さえつけた。
片側からは爪が滑る鋭い刺激が、反対からは舌が押し付ける柔らかな刺激が与えられる。
摘まれて、舐められて、撫でられて。
激しい動きにビクビクと小刻みに体が震える。
そうしているとちゅぷと音を立て、満足いくまで乳首を舐り終えたらしいヴァサンは秘部へと手を動かしていく。
「ぁ、ヴァサンさま……」
「カトリーヌ、気持ちいいか?」
「気持ちいい、です……」
「それは良かった。もっとそうなってしまっていいからな」
彼の骨ばった長い指が泥濘に触れる。
腹の奥が締まり、きゅうきゅうと指を締め上げる。
段々と増す動きと指の本数に従って恥ずかしい粘着質な音も増えていき、私を快楽の波に連れていった。
「んんっ、あっ、ああっ!ヴァサン、さまっ!」
過ぎた快楽に息が出来なくなってしまい、はくはくと浅い呼吸を繰り返して、全身を巡る快楽を逃がそうと足を伸ばす。
「ん?ああ。イったのか……なんだか夢みたいだな」
そんな私の目の前にいるヴァサンはそれはそれは幸せそうな表情を浮かべていた。
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