社畜から転生したらゆるゆるの婚活アドバイザーとして就職決まりましたが

はなまる

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17さあ、仕事です

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  そんなこんなでワイワイ朝食を食べ終えると早速仕事場に。

 「それでプリムローズ何から始めるんですか?」

 口火を切ったのはもちろんダイル。

 「はい、まずは宣伝のビラを作ります。それを商店街やセトリアにたくさんある機織り工房や仕立て屋、販売店、港にもたくさんの人が働いてますし…とにかくたくさん人のいる場所に配布してまずは会員になってくれる人を募るんです。そして会員の人から希望を聞いてそれに沿うような人を紹介するって流れしょうか?」

 「なるほど、まずは宣伝か。そうだよな。結婚したい奴らを募集しないと」

 ブレディやレゴマールがうんうんと頷く。

 「ではプリムローズその下書きを作って下さい。私が印刷しますから」

 ダイルが真面目な顔で言う。


 プリムローズは吉田あかねの頃の記憶を頼りに何とか下書きを書く。

 それをダイルが手をかざすとあっという間にそれらしい文字や結婚相談所の住所やきれいな模様が入ったビラが出来上がった。

 「どうでしょうプリムローズ?」

 プリムローズは出来上がったビラを手に取ると声を上げる。

 「凄いですダイルさん。こんなこと出来るなんて…」

 「竜人だったらこれくらいは誰でも出来ますから」

 ダイルはこれくらい何でもないという風に次は出来上がったビラをコピーするみたいに枚数を増やしていく。


 「取りあえずこれくらいでしょうか?」

 ビラは数百枚はありそうだ。

 「ええ、じゃあみんなで手分けして配りましょうか」

 「僕、プリムローズと一緒がいい」

 「ピック抜け駆けはずるいぞ。俺だってプリムローズと一緒がいい」

 「俺も!」

 「うれしいけど別れて配布した方がたくさんビラが行きわたりますし…皆さんにはなるべく機織り工房とか大通りの商店街などを回ってもらえるといいんですけど。何しろイケメンの男がビラを配ればそれだけで宣伝効果倍増ですからね」

 「プリムローズはどの辺りに行くつもりなんだ?」

 「私は港方面を回ろうかと」

 「そんなことさせられるか。港には気の荒い男どもがたくさんいるんだ。それこそ機嫌の悪い奴に出くわしてみろ…だめだ!誰か一緒じゃないと」

 誰が一緒に行くかまたもめる。


 「ああ、わかった。くじで決めよう。いいな?」

 ダイルが大きな声で決める。

 「チッ!くじかよ」

 「でも、公平だろ?」

 みんな渋々くじを引く。

 アルナンドにもくじが差し出され仕方なくアルナンドも引く。

 「おい、何だ?先が赤いぞ」

 「当りだ。アルナンド。プリムローズと一緒に行ってくれ。いいな」

 「はっ?どうして俺が…」

 「どうして、それじゃくじをした意味がないだろう?いいな」

 「ったく。行けばいいんだろう」

 それぞれビラをもってあちこちに配布に出かけた。


 「アルナンドわかってるんだろうな?プリムローズに手を出すんじゃないぞ!」ブレディからくぎをさされる。

 「誰が。こんな女!」

 アルナンドが迷惑そうに顔をしかめた。

 (ふん!悪かったわね。趣味じゃなくて…私だってあなたみたいな人。少し強面だけどもっといい人かと思ったわ。これならダイルさんカピックの方が良かった…)

 プリムローズも苦虫をかみつぶしたように顔を歪めて見せる。

 「行くぞ。ちゃんとついて来いよ」

 「いやなら別について来なくてもいいので」

 「そんなことしてみろダイルにぶっ飛ばされる。心配するな半径1メートル以内には近づかないから」

 プリムローズとアルナンドは距離を取ると一緒に港に向かった。



 
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