社畜から転生したらゆるゆるの婚活アドバイザーとして就職決まりましたが

はなまる

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29カップル誕生させたいですけど

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 やっと。やっと。取りあえず全員の自己紹介が終わった。

 プリムローズは質問や希望を聞いて誰と誰を組み合わせるのがいいか脳内で組み合わせる。 

 (取りあえずわが社のメンバーは後にして…

 まずカイト=ローリー?

 でもなぁ…アルナンドにも会うと思うのよ。でも、ローリーはカイトが好きなんだしここはやっぱりカイトかな?

 エリオット=マリーンはどうだろう?お互い真面目なもの同士気が合うかも?

 チャド=エリスはどうかな?職場が近いのは付き合いやすいかも…

 レイモンド=フランソワは?意外と合うかも。

 そしてミルフィとアドナをあの3人の誰かと組み合わせたら…

 あっ、ひとりあぶれるじゃない。まあ仕方ない。こっちも商売なんだからまずはお客さんが優先で)


 プリムローズはいろいろ考えたが王様ゲームは無理と判断した。

 それでゲームの説明を始める。これでカップルに慣れそうな人を見極めたいとは思うが何しろこの世界では男女交際の壁は高い。

 取りあえずダイルには準備を頼む。ピックには飲み物のおかわりやお菓子を配ってもらう。

 「では、次はゲームです。ここにどんな事をするか書いた紙があります。男性の方は外側に輪になって頂いて、その内側に女性が輪になってもらえますか?手拍子で男性と女性は反対周りに回ります。ストップと言ったらすぐに止まって下さい。そして書いた紙を読み上げます。読み上げた事を目の前のカップルでやって頂くと言うゲームです」

 「さあ、皆さん気楽に楽しみましょう。さあさあ、並んでくださーい」

 全員に席を立ってもらって広がってもらう。

 (これで誰が誰を気にしているか分かればいいんだけど…)

 「こりゃ楽しみだな。さあ、みんな輪になって」

 さすがブレディ。場を盛り上げてくれる。

 「これって人数足りないからプリムローズも入れよ」

 そう言ったのはレゴマールだ。

 「えっ?ああ、そうね。私も入ります。じゃ、ダイルさん進行をお願いします。ピックはみんなの準備が出来たら手拍子をお願いね。そしてダイルさん適当なところでストップと声をかけて下さい」

 「任せて下さい」「ああ、任せて」ふたりは息もぴったりに答える。

 プリムローズは女性の輪の中に入るとダイルの合図でピックが手拍子を打つ。

 「パン。パンパンパンパンパン……」

 男女に別れた円陣が右回りと左回りで回って行く。ぐるぐる男女が行きかう。

 「は~い…ストップ!」ダイルが声をかけた。

 円陣の男女はその合図で動きを止める。

 「はい、いいですか皆さん。今、目の前にいる人とカップルになります」

 プリムローズの考えたゲームは互いに目の前になった相手と手と繋いだりはぐしたり、息を吹きかけ合ったりするというものだった。

 (これならお互いゲームとして、それにみんながやれば何となくやらなきゃって雰囲気にもなるだろうし…名付けてむりやりカップルなんてね)


 みんなは少し戸惑っていたが、プリムローズは先陣を切って目の前にいるアルナンドを向かい合わせになる。

 「私はアルナンドさんをカップルになりますから皆さんもお互いに向き合って下さい」

 アルナンドはプリムローズと向かい合わせになるが何だかぶすっとした顔だ。

 「気に入らない人もこれはゲームですから、気楽に楽しみましょう。さあ、ダイルさん紙を読み上げて」

 プリムローズはアルナンドに小さな声で話かける。

 「アルナンドさん。気に入らなかったんでしょうけど我慢して下さい。ここはゲームを盛り上げないといけないんですから…」

 「そんなんじゃない」

 「そうだといいんですけど‥」


 プリムローズは胸の中でもやもやした気持ちをくすぶらせながらも周りには笑顔を振りまく。

 (これはお仕事ですから)

 みんなが見き合ったところでダイルが紙を読み上げた。

 「いいですか。最初はふたりでお互いの手の甲に息を吹きかけるです。さあ、準備はいいですか。私の合図で行きますよ」

 それぞれのカップルから、ざわめきが起きるが息を吹きかけるくらいならとすぐに手を取り合う。

 互いに手を差し出し片手で互いの手を持つ。

 「さあ、どうぞ」

 「「「「ふぅぅぅぅぅぅう…」」」」以外にもみんな結構長く息を吹きかけている。


 プリムローズもアルナンドの手の甲に思いっきり息を吹きかける。

 「ふぅぅぅぅ」

 アルナンドは最初渋い顔をした。自分から握った手はジンジンするほど痛んだからだ。

 だがプリムローズの顔を見て思わず噴き出す。

 「プッ!な、何だその顔は…プリムローズやめろ。そんなの反則だぞ。ぶはっハハハ!」

 「もう、アルナンド。笑わないで下さいよ。早く息吹いて下さいよ」

 プリムローズはふてくされて頬を膨らます。

 「ああ、すまん。ほら、ふぅぅぅぅ。これでいいんだろう?」

 「ええ、もう離していいですよ」

 (もう、アルナンドったら…)そんな事を思いながら周りを見る。

 ブレディはミルフィと。

 レゴマールはアドナと。

 カイトはローリーと。

 エリオットはマリーンと。

 チャドはエリスと。

 レイモンドはフランソワと。

 プリムローズが思っていたカップリングが出来上がっていた。

 こんなにうまくカップルが…それで反応はどうかしら?

 

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