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しおりを挟む「さあ、くららベッドに行こう」
マクシュミリアンは、今までの彼とはずいぶん違った。
とにかく遠慮がない。
くららのドレスを脱がせると、一気にシフトドレスも脱がせた。
くららは下履きだけになって思わず胸を手で覆った。
「何をするんです!」
「どうして隠すんだ。ほら、腕どけて…」
くららの腕をほどくと抱き上げてベッドに横たえた。
マクシュミリアンは、すぐにくららの上に重なって来た。
柔らかな被毛で肌をくすぐられると、くららはなぜか安心できた。
唇が重なり優しいキスが落ちてくると、胸の膨らみを彼の手が包んだ。
下履きだけのくららの胸はまったくの無防備だった。
彼の手のひらが膨らみの頂点に触れるとすぐにその先を刺激し始めた。
「この手触り‥‥くぅ、すごく柔らかい。くららもう感じてるんだね。こんなに‥‥はぁ‥‥」
マクシュミリアンはくららの感触を味わうように触れてひとり呟く。
くららは、敏感な部分にいきなり刺激を受けてまるでレーダーのように胸の頂点に神経が集中する。
そこから与えられる喜びを余すことなく享受しようと胸を突き出す。
彼は指の腹で優しくそのつぼみをこすったり、くにくにしたりして甘い甘露な刺激をしてくる。
その動きは繊細で優しく、くららはすぐに甘いキスとその刺激にとろけるような快感に襲われて、くすぶっていた欲望の炎を燃え上がらせていく。
「っううん…‥ぁあっ‥‥」
「くららの声可愛い。もっと聞きたい」
マクシュミリアンはもう片方の胸の先に唇で吸い付いた。そして長い舌でその先をあっちにこっちにと転がして乳首を弄ぶ。
「ぁ‥‥や、ぁうん…‥」
くららはたまらず声を震わせると彼の髪に指を絡める。
興奮で呼吸は乱れ、心臓は嵐の難破船のように小刻みに震える。
触られてもいないのに、下肢の間からはねっとりしたものが流れ出る。
彼の手と唇は同時にくららの膨らみを責め続ける。
二本の指で乳房を挟み優しくつまんで刺激を繰り返していた。
もう一方の乳房を舌先で周りを舐めとられ中心部に向かって吸い上げられ転がされると、彼の手はくららのお腹をやわやわと撫ぜ下ろし下履きの中に吸い込まれて行った。
彼の指がまっすぐにあわいの中心めがけて進んで行くと、割れ目の間をくちゅりと開いた。
「ああ、こんなに濡れてる。くららは悪い子なんだ」
「…‥ぅぅん……だって‥‥マクシュミリアンのせいですわ」
「僕のせい?そんな嬉しいことを言うのか。くらら、もっとして欲しい?」
「ぃや、そんな事言わないで‥‥」
彼が楽し気に笑うとくららの胸はときめいた。
何も心配ないですわ。マクシュミリアンは優しいし、きっとうまくいきます。
くららは目を閉じて彼の愛撫に身を任せる。
彼の指がぐにぐに動いて、割れ目の襞をかきだすように探り始めると、腰が揺れ始めた。
彼の指の動きはさらに細やかになって、襞の中に差し入れられた。
何度も入り口辺りをやわやわと刺激して、気づくと彼はくららの脚の間にいた。
いきなり下ばきを引っ張られ、あっという間に脱がされてしまう。
「もう全部僕のものだ。くらら…もう中びちょびちょ…」
マクシュミリアンは、いつからこんなに饒舌になったのだろう?
くららがそんな事を思っていられたのも束の間だった。
内側に入れられた指はすでにたっぷりと潤っていて、上下に左右に動いて甘ったるい快感を送り込む。
もう一方の指は膨らんだピンク色の蕾をつまんでゆっくり円を描きながらそこを刺激してくる。
くららはもう何も考えられず与えられる快感に痺れ始める。
腰を浮かせて指の動きに合わせて動かす。
たまらない疼きが膣の中にたまっていく。内襞がギュッと締まり例えようのない痺れが膣の中でひくひくと広がっていく。
「はぁぁ…‥も、う‥‥ああぁぁ…‥」
「凄い…指が痺れる。もっと?」
くららは早くそして激しくなっていく指の動きに合わせて脚を開いて行く。
絶え間ない刺激にくららは蜜を垂らして体をのけ反らせる。
彼の顔が埋められていきなり蕾を吸い上げた。
「あんっ、やぁ…‥」
激しい痺れがぎゅーっとやってきて快感が突き抜けた。
「あぁぁぁ‥‥…んんっ」
悲鳴のような声がでて体がピクピク震える。
こんなの‥‥初めてです。なんて気持ちがいいの。わたしもうどうにかなってしまいそうです。
しばらく彼はくららを見つめていたらしく、彼女がやっと彼の顔を見た。
「…マ、クシュ‥‥アン」
「くららのここすごくいやらしいよ。蜜が垂れてきて‥‥」
彼は嬉しそうにほほ笑んでいる。その口の周りはべっとり光っていて‥‥
それは、わたしのあそこの‥‥
「…も、う、ぃやっ…‥」
「すごくきれいだくらら、ほら、こんなにひくついて‥‥こら、締めつけるな」
彼は嬉しそうな声を上げると、また顔をうずめる。
蕾の周りから割れ目まで長い舌先でぬるりと摺り上げ、左右に舌先を動かす。さらに指は襞の中でかきまわされていた。
今のは…わたしのあそこの‥‥ですよね。
「や、もっ‥‥知りませんから…あぁ…‥」
そんな声はあっという間に彼の愛撫の水音にかき消された。
ぴちゃぴちゃといやらしい音が聞こえてきて、そこはもう洪水のようにずくずくになっているのがはっきりわかる。
それなのにマクシュミリアンは、さらにくららの脚を持ち上げ大きく開くとねっとりと濡れたそこに狙いを定めると、一気に急降下する鷹のように熱い舌先を蜜襞の間に差し入れた。
「ぁあん‥‥はぅ…‥」
くららは一気に上昇気流に乗る。
甘い疼きがこみあげてきてそれだけで爆ぜてしまった。
彼はまだ引くついている蕾を舌でちゅうと音を立てて吸うと、またこね回し始めた。
「もっともっとかき回したい。もっとぐちゃぐちゃにして…ぁはあ、くららの声聞かせて」
「もっ、マっ、クシュなんか‥‥きらいです」
くららは頭を横に振りながら彼の髪をつかんだ。くしゃくしゃにして激しくかきむしった。
彼が欲しくてたまらない。
狂おしいほど彼が愛しいと感じてしまう。
身体中を電流が駆け抜け、血液が暴走をする。
それなのに彼はまた蕾へ強烈な愛撫を始めた。
何度も舌で小刻みに蕾を揺すられ、すすり上げられ、尖った周りをチロチロと舐め上げる。
内襞からは溢れるほどの蜜がしたたり落ちて、その秘部を指がくちゃくちゃにかき混ぜて行く。
くららは腰を浮かせて激しく揺すり、その指をもっと欲しがる。
彼がそれに応えるように舌で大きく育った芽を包んで吸い上げた。
「あああぁ!‥‥んうぅん‥‥」
くららは激しく痙攣する膣が握りしめたみたいに締まりつま先に力が入る。
体は自然と弓のようにのけ反った。
子宮の奥がぎゅううんと縮んで痺れると途方もない快感に襲われて、くららは彼の肩口にぎゅっと爪を立てた。
くららの体は砕けて散った。
「くらら?」
マクシュミリアンが声をかけながら、自分のズボンを脱ぎ捨てた。
彼は下着はいつも履いていない。被毛のある体に下着を履くとかゆくなるからだ。
やがて大きなオーガズムの荒波から解放されて、くららはやっとマクシュミリアンを見た。
彼はすでに彼女の脚の間で自らの滾りをくちゅりくちゅりとくららの蜜口に押し付けている。
「くらら、もう我慢できない。僕のを入れたい」
くららはゆっくりうなずく。
突然両脚を押し上げられ花弁に熱い先端が押し当てられた。
「はぁ‥‥」
それだけでもういきそうになるほどくららのあそこは過敏になっていて、とろりと出た蜜を絡ませた彼の雄は、くららの蜜口を押し開くとゆっくりと中に入って行き始めた。
マクシュミリアンはくららの顔に近づくと口づけをしながら、腰をぐいぐい押し進める。
もうゆっくりなんかしていられなかった。
くららから発散される欲情した匂い、彼女の出す甘い声、悩ましいほど美しい体、何もかもがマクシュミリアンを魅了して彼女をむさぼりたくて仕方がない。
彼の野獣の本能は解き放たれる寸前だった。
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