ご機嫌ななめなお嬢様は異世界で獣人を振り回す

はなまる

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 くららの言葉はすぐに却下された。

 彼の指はたくみにくららの肌をさする。

 胸を覆っていた腕はさりげなくほどかれ、露わになった胸を彼の片方の手のひらがすっぽりと包み込むと5本の指がその形を変形させていく。

 彼に触られた部分からピリッと火花が飛び散ったみたいに、興奮が体中に飛び火していく。


 指先で先端をきゅっとつままれると、それだけで内襞がうごめき始めてしまう。

 くららは体をくねらせてその痺れをこらえる。

 「こら!くららじっとして…」

 マクシュミリアンは、彼女を抱いた手の力を強めた。

 そのせいで彼の硬い肉茎がくららの内ももにぐりぐり押し当てられた。

 「あっ、…もう、マクシュミリアンったら…」

 「どうしたくらら、もう欲しくなった?」

 「もう…そんな…そんな事を言うマクシュミリアンなんか嫌いです!」

 くららは彼の腕を振りほどいて滝の方に進んで行く。


 「そんな事言っていいのか?」

 彼はくららを追って彼女を捕まえるとうなじに唇を這わせてくる。

 彼の指は巧みにくららの乳首の周囲をぐるりと回って先をこりこりつまみ始めた。

 「ん、ふっ、あぁ…‥…」

 甘い蜜が流れ込むように、背筋がぞくぞく痺れその快感は脳を麻痺させていく。

 「くらら…君の体は僕のものだ。わかってるだろう?」

 そう言うが早いか彼の指はくららのお腹から秘部に伸ばされて行く。

 「いいえ、わたしそういうのは‥‥」

 くららはマクシュミリアンを振りほどいた。


 くららは脚を伸ばす。

 えっ?脚が届きません。あっ!待って‥‥わたし泳げませんのに‥‥

 くららはパニックになった。

 ばしゃばしゃ手と足をばたつかせてもがく。

 「くらら?大丈夫か?」

 マクシュミリアンがくららをつかまえて抱きかかえた。

 「もう!マクシュミリアンのせいです。わたし泳げませんのに、こんなに深いなんて知りませんでした」

 「くらら泳げないのか?そうか‥‥じゃあしっかり僕につかまってるしかないな」

 「マクシュミリアン、わたしをもっと浅瀬に連れて行って…」

 「ああ、もちろんそうする。さあしっかり僕の体につかまってて、大丈夫君を溺れさせたりしないよ」

 マクシュミリアンはすっかりご機嫌だ。


 くららは泳げないので必死で彼の首にしっかり両腕を巻き付けて両脚は彼の腰に絡ませていた。

 でも、彼の両手は自由に動くのだ。すぐにくららの背中を伝いおりた手が彼女の内ももから秘部の間に滑り込んできた。

 重なり合った襞をかき分けて、すぐに内襞の中に指を差しいれた。

 彼の指はいたずらにくららの中をこすりながら襞をかき回した。

 「そんな‥‥だ、め!…あっ、……ああぁ‥‥」

 「くらら…そんな可愛い声出したら‥‥」

 マクシュミリアンがたまらないように、くららの首すじに吸い付き髪の生え際を舌先でなぞる。


 くららは甘い声を漏らした。

 甘美な痺れが肌を刺激して、体中が彼を求め始める。

 どんなに言葉で拒絶しても彼を拒むのはもう不可能だった。

 「もう…‥あぁ」

 蜜をため込んだ膣の内部は、彼が早く欲しいとキュッと締まって熱をためて行く。

 彼の親指は敏感な部分に伸ばされて、中と蕾を同時にぐちゅぐちゅといじられる。

 「うんっ‥‥はぁぁ‥‥‥」

 くららはもう溜まらず腰を揺らす。

 顔をのけ反らすと、彼の瞳と視線が絡んだ。

 その飢えたような瞳がくららをますます高揚させた。

 「マ、クシュ‥‥あなたが好き……」

 思わずそう言わずにいられない。

 「くらら、僕を殺すつもり?ああ…もう我慢できないから」

 マクシュミリアンはくららを抱いたまま岸に向かった。

 彼女を抱いたまま川岸の岩場に座らせた。

 くららは平たい岩の上に座らされると両脚を開かれた。

 「ああ‥‥見ないで…やぁ、あぁぁぁ…‥」

 彼はすぐに膨らんだ蕾に顔をうずめる。そこを舌で弾き、舌先でデリケートな振動を送り込む。

 舐められた部分はすぐに熱くなり痺れ、そして快感に崩れていく。

 ああ…もう、どろどろに溶かしてほしい。

 もっとあなたの好きにして欲しい。

 もっと、もっとわたしに溺れて欲しい。

 もっとあなただけのものになりたい。

 でも、あなたはわたしだけのものではない。

 くららの心には、かきむしられるような興奮と苦痛がせめぎ合う。

 「マクシュ‥‥来て。あなたが欲しい…」

 くららは狂おしいほどマクシュミリアンと繋がりたくなった。

 「ああ…くらら…僕のくらら」

 マクシュミリアンは自らも岩場に座るとくららを抱いて自分の上に跨がせた。

 くららの秘部のすぐ前には彼の猛った雄茎があった。

 彼がくららの腰を両手で持ちあげた。

 「くらら、自分で入れるんだ」

 彼の先端がくららの襞をかすかにこする。

 蜜がその先走りに絡みつき、ぬらぬらと雄茎を濡らしていく。

 「そ、そんな‥‥ぁあ‥‥」

 くららの内襞は今も疼きっぱなしで、ひくひくうごめいている。

 「もう我慢できない‥‥」

 マクシュミリアンは抱き上げたくららの腕をゆるめる。


 くららの濡れそぼった割れ目がいやらしい音を立てると、彼のそれをずぶずぶと受け入れて行く。

 たっぷりと濡れた内襞は待ち構えていたかのように蜜を溢れさせた。

 熱杭がくららの中心部を開いて行くと、くららはすぐに快感に震え始めた。

 「あっ!あぁ‥‥‥」

 マクシュミリアンは、くららの腰を抱きかかえると最奥まで一気に貫いた。

 「っう、はぁ…‥」

 彼は顔をしかめて苦し気に息を漏らす。

 ゆっくり彼が腰を動かすとくららもそれに合わせて腰を揺らした。

 内側の媚肉は太く硬い肉塊に押し広げられ、体の中心を動き回り襞をかき回される。

 疼きが沸き上がり蜜があふれる。

 くららと彼の結合部分に愛液がぴちゃぴちゃと溢れて、突き上げられるたびに恥ずかしい音を立てる。

 「あっ、うぅんん‥‥も……」

 「もっとか?」

 マクシュミリアンがくららのお尻を抱え上げて立ちあがった。

 一気に最奥を突き立てられてくららは絶頂の階段を駆け上がった。

 「‥‥や!ああ、んぁぁぁ……」

 彼はたがが外れたように腰を振りまくる。

 激しく強く執拗な抽送が繰り返されて、くららの膣内を突き上げてくる。

 内襞が溶けて行く。子宮奥が摺り上げられ収縮が起きた。

 「ああ…もう‥‥気持ちいっ…‥マク、シュ…‥ア、ン…‥‥」

 「くら、ら…‥…」

 彼の熱杭がどくどくと脈打つと唇が重なった。

 被毛が濡れて水滴がキラキラ光り、くららの透き通るような肌と混ざり合うと彼女の肌も光に反射されたのか輝いた。

 そしてふたりの体も心もとろとろに溶けてひとつになった。
 

 マクシュミリアンはくららをそっと下ろす。

 くららを川の中に入ると体を洗ってやる。水は腰の辺りまであってちょうど都合がよかった。

 くららは、まだ絶頂の余韻の中にいるのか大人しく彼に体を任せている。


 マクシュミリアンは楽し気にくららを見つめていた。

 乱れた黒髪、真っ赤になった頬、潤んでいる瞳、透き通るような素肌から零れ落ちそうな乳房、そして淡いピンク色をした乳首、

 そして驚くほど生意気なことを言ったかと思うと悩まし気な声を上げる官能的な唇を…‥

 突然マクシュミリアンの心にくららへの思いが沸き上がる。

 彼女は僕だけの女だ。

 めちゃくちゃにしてしまいたいほどの独占欲。

 彼女のためならこの命さえも捨ててもいいとさえ思う犠牲心。

 本能が彼女を決して離してはいけない告げている。

 こんな気持ちは絶対に誰にも感じたことはない。

 マクシュミリアンはくららを愛していると確信する。

 もう絶対にくららを離さないと……

 

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