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第33話 異世界の初めの勇者
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そんな不安を抱きながら翌日、俺とメイさん、ノアールにネーラの四人は魔王城へと向かった。
「ねえ、マモル~、ワイバーンを飼おうニャ」
ネーラが移動で使っているワイバーンは魔王軍からの借り物だ。ほぼ平社員に近い主任のネーラには通常は使えない物だった。俺という魔王軍にとってイレギュラーな存在のため、特別に借りている。そうはいっても貴重な飛竜種。二週間に一度程度しか使えない。
ノラリス戦は特別扱いで、使用延長させてもらっていた。
しかし、どの時代でも制空権を取れれば、戦いも、情報収集も楽になる。
俺たちは扱うことはできないが、ネーラが操縦できるため、一匹だけでいいのだ。それだけで俺たちの戦力は大幅に上がることは目に見えている。
しかし、問題もある。
「おまえ、簡単に言うが、ワイバーンなんてどこで手に入れるんだ? 魔王軍から買うにしてもかなり高いだろう」
「そうだにゃ、安くはないにゃ。でもそれだけの価値はあるにゃ」
確かに、その価値は高いだろう。サラマンディーネに相談してみるか。
しかし、メイの首輪を外すのが先決だ。
俺が考え事をしながら運転していると、道路に大の字になって倒れている男が目に入って急ブレーキをかける。
マモルジープは砂煙を上げて、タイヤをきしませて男の目前で止まった。
「どうしたの!?」
ノアールは後部席から声をかけてきた。
初めてジープに乗ったノアールは後部席でメイの手を握って、ビクビクしていたのに、急に止まったためさらに驚いたようだった。
「道路に人が倒れている」
「え! 大変じゃない」
ノアールは慌ててジープを降りて、男に駆け寄る。
俺もサイドブレーキをかけて飛び出す。
男は長い黒髪を後ろにまとめ、白髪交じりの無精髭のおっさんがいびきをかいて寝ていた。年の頃は50才前後だろう。
「大丈夫ですか? どこか具合が悪いのですか?」
「どうしたんだ? こんなところで横になっていると、引かれるぞ」
「おお、やっと人が来た。食い物をくれないか? 甘い物がいいんじゃが」
ノアールと俺が心配して声をかけると、おっさんは目が覚めると同時に、大きく腹の虫を鳴らした。
「お腹がすいて倒れているのね。マモル、食料と水を持ってきて」
ノアールに言われて俺は慌てて、マモルジープに戻りトランクに乗せてあった食料と水を持って戻った。
おっさんはノアールの小さな身体に支えられて俺が渡したパンをかじり、水を飲むと口を開いた。
「なんじゃ、甘い物はないのか? 甘味をくれと言ったじゃろう」
「悪いが、そんな物はない。そんな物を乗せておく余裕はない」
「なんじゃい。運が悪いのう」
「行き倒れのところに、俺たちが通りかかったんだ運が良い方だろう。それより、おっさん、名前は? 俺はマモルだ」
「ああ、儂は……サブロウと呼んでくれ」
「それで、サブロウさんはなんで、道のど真ん中で倒れていたんだ?」
俺たちが通らなかったとしても他の馬車が来て、引いてしまう可能性がある。
普通、倒れるなら、道端だ。
それなのに自分の庭にいるかのように大きく大の字になって寝ていた。堂々と。
「ああ、アレが落ちてくるのを待っとったんじゃ」
そう言ってサブロウは木の上の柿を指さした。
高い木の上に一個だけ残っている丸々太った柿の実。木を登るにしてもかなり高い。
「あれが欲しいのか?」
「ああ、美味そうじゃろう」
「わかった。ちょっとまってろ」
俺はコンバットスーツを身につけて、軽く二十メートルほどジャンプして柿の実を取って来る。
「ほらよ」
俺はその実をサブロウに渡してやると、目をまるくしてびっくりしてた。
まあ、そうだろう。二十メートルも飛ぶ人間を見るのなど見たことがないだろう。
「お、おう。すまんのう。その格好は何じゃ?」
「ああ、これは魔法の鎧だ」
「ほう、魔法の鎧とな。そういえばアレはなんじゃ?」
柿を手に持ったサブロウはマモルジープを指さして、不思議そうに聞いてきた。
そう言えば、馬車がメインのこの世界で、車は珍しいだろう。好奇心旺盛だったネーラはともかく、ノアールとメイは乗るのを躊躇していた。
まあ、動いているのも見られているし、変にごまかす必要も無いと俺は判断した。
「ああ、これは魔力で動く馬車だよ」
「ほう、おもしろそうだな」
サブロウは興味津々で大型ジープをのぞき込む。倒れているのが人族だと分かった段階でネーラはフードを深くかぶって下を向いていた。
「近くの街まで乗っていきますか?」
ノアールはまっすぐな善意で提案する。
俺たちが王国と敵対していることを忘れているかのように、目の前の問題にまっすぐに対処しようとする。
ネーラが魔族であること、そしてこれから向かう先が魔王城であることから、俺はサブロウの乗車を拒否する。それを無言でノアールに伝えようとする。
「いや~、乗ってみたいのは山々じゃが、どうやら迎えが来たようじゃ。次の機会には是非乗せてもらおうかのう」
そう言って、サブロウは俺たちが来た方向を見た。
そちらから、馬の足音が遠くから聞こえてきた。
あまり、大人数にこのジープを見られても面倒だ。
「そうかい。迎えが来たなら、もう大丈夫か?」
「そうじゃのう。助かったぞ」
「なら、良かった。俺たちは急ぐから、それじゃあ」
「ああ、それではまたな」
俺は、ノアールを引っ張ってシープに乗り込むと魔王城に向かって走り始めた。
~*~*~
「ノブナガ殿。勝手に行動されては困ります」
マモル達が立ち去った後、騎士がサブロウと名乗った男に近づいてきた。
「おう、悪い、悪い。ちょっと、おもしろそうな一団がいたからちょっと気になったんじゃ」
そう言いながら柿をかじるサブロウを騎士は困ったような顔をした。
「ノブナガ殿、あなたは我が国最大戦力、光の勇者なのですから、勝手な行動は差し控えてください。その柿……」
「この柿、渋柿じゃった」
初めての転移者にして自力転移者、光の勇者織田信長は一口かじった柿を道端に投げ捨てた。
「ねえ、マモル~、ワイバーンを飼おうニャ」
ネーラが移動で使っているワイバーンは魔王軍からの借り物だ。ほぼ平社員に近い主任のネーラには通常は使えない物だった。俺という魔王軍にとってイレギュラーな存在のため、特別に借りている。そうはいっても貴重な飛竜種。二週間に一度程度しか使えない。
ノラリス戦は特別扱いで、使用延長させてもらっていた。
しかし、どの時代でも制空権を取れれば、戦いも、情報収集も楽になる。
俺たちは扱うことはできないが、ネーラが操縦できるため、一匹だけでいいのだ。それだけで俺たちの戦力は大幅に上がることは目に見えている。
しかし、問題もある。
「おまえ、簡単に言うが、ワイバーンなんてどこで手に入れるんだ? 魔王軍から買うにしてもかなり高いだろう」
「そうだにゃ、安くはないにゃ。でもそれだけの価値はあるにゃ」
確かに、その価値は高いだろう。サラマンディーネに相談してみるか。
しかし、メイの首輪を外すのが先決だ。
俺が考え事をしながら運転していると、道路に大の字になって倒れている男が目に入って急ブレーキをかける。
マモルジープは砂煙を上げて、タイヤをきしませて男の目前で止まった。
「どうしたの!?」
ノアールは後部席から声をかけてきた。
初めてジープに乗ったノアールは後部席でメイの手を握って、ビクビクしていたのに、急に止まったためさらに驚いたようだった。
「道路に人が倒れている」
「え! 大変じゃない」
ノアールは慌ててジープを降りて、男に駆け寄る。
俺もサイドブレーキをかけて飛び出す。
男は長い黒髪を後ろにまとめ、白髪交じりの無精髭のおっさんがいびきをかいて寝ていた。年の頃は50才前後だろう。
「大丈夫ですか? どこか具合が悪いのですか?」
「どうしたんだ? こんなところで横になっていると、引かれるぞ」
「おお、やっと人が来た。食い物をくれないか? 甘い物がいいんじゃが」
ノアールと俺が心配して声をかけると、おっさんは目が覚めると同時に、大きく腹の虫を鳴らした。
「お腹がすいて倒れているのね。マモル、食料と水を持ってきて」
ノアールに言われて俺は慌てて、マモルジープに戻りトランクに乗せてあった食料と水を持って戻った。
おっさんはノアールの小さな身体に支えられて俺が渡したパンをかじり、水を飲むと口を開いた。
「なんじゃ、甘い物はないのか? 甘味をくれと言ったじゃろう」
「悪いが、そんな物はない。そんな物を乗せておく余裕はない」
「なんじゃい。運が悪いのう」
「行き倒れのところに、俺たちが通りかかったんだ運が良い方だろう。それより、おっさん、名前は? 俺はマモルだ」
「ああ、儂は……サブロウと呼んでくれ」
「それで、サブロウさんはなんで、道のど真ん中で倒れていたんだ?」
俺たちが通らなかったとしても他の馬車が来て、引いてしまう可能性がある。
普通、倒れるなら、道端だ。
それなのに自分の庭にいるかのように大きく大の字になって寝ていた。堂々と。
「ああ、アレが落ちてくるのを待っとったんじゃ」
そう言ってサブロウは木の上の柿を指さした。
高い木の上に一個だけ残っている丸々太った柿の実。木を登るにしてもかなり高い。
「あれが欲しいのか?」
「ああ、美味そうじゃろう」
「わかった。ちょっとまってろ」
俺はコンバットスーツを身につけて、軽く二十メートルほどジャンプして柿の実を取って来る。
「ほらよ」
俺はその実をサブロウに渡してやると、目をまるくしてびっくりしてた。
まあ、そうだろう。二十メートルも飛ぶ人間を見るのなど見たことがないだろう。
「お、おう。すまんのう。その格好は何じゃ?」
「ああ、これは魔法の鎧だ」
「ほう、魔法の鎧とな。そういえばアレはなんじゃ?」
柿を手に持ったサブロウはマモルジープを指さして、不思議そうに聞いてきた。
そう言えば、馬車がメインのこの世界で、車は珍しいだろう。好奇心旺盛だったネーラはともかく、ノアールとメイは乗るのを躊躇していた。
まあ、動いているのも見られているし、変にごまかす必要も無いと俺は判断した。
「ああ、これは魔力で動く馬車だよ」
「ほう、おもしろそうだな」
サブロウは興味津々で大型ジープをのぞき込む。倒れているのが人族だと分かった段階でネーラはフードを深くかぶって下を向いていた。
「近くの街まで乗っていきますか?」
ノアールはまっすぐな善意で提案する。
俺たちが王国と敵対していることを忘れているかのように、目の前の問題にまっすぐに対処しようとする。
ネーラが魔族であること、そしてこれから向かう先が魔王城であることから、俺はサブロウの乗車を拒否する。それを無言でノアールに伝えようとする。
「いや~、乗ってみたいのは山々じゃが、どうやら迎えが来たようじゃ。次の機会には是非乗せてもらおうかのう」
そう言って、サブロウは俺たちが来た方向を見た。
そちらから、馬の足音が遠くから聞こえてきた。
あまり、大人数にこのジープを見られても面倒だ。
「そうかい。迎えが来たなら、もう大丈夫か?」
「そうじゃのう。助かったぞ」
「なら、良かった。俺たちは急ぐから、それじゃあ」
「ああ、それではまたな」
俺は、ノアールを引っ張ってシープに乗り込むと魔王城に向かって走り始めた。
~*~*~
「ノブナガ殿。勝手に行動されては困ります」
マモル達が立ち去った後、騎士がサブロウと名乗った男に近づいてきた。
「おう、悪い、悪い。ちょっと、おもしろそうな一団がいたからちょっと気になったんじゃ」
そう言いながら柿をかじるサブロウを騎士は困ったような顔をした。
「ノブナガ殿、あなたは我が国最大戦力、光の勇者なのですから、勝手な行動は差し控えてください。その柿……」
「この柿、渋柿じゃった」
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