異世界に召喚された失格勇者はコンバットスーツで無双します ~いきなり俺を殺そうとした国王! てめえは許さねぇ!!~

三原みぱぱ

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第46話 異世界の王都侵略作戦会議

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「俺たちの仲間になっているのは、王国側に知れてはいないんだよな?」

 ノアールの抗議に俺は、アイレに確認を取った。
 この作戦の要にもなる。今回の作戦は、アイレとクリスが俺とノアール、メイを捕まえたことにして、国王の前に連れて行き、王を人質もしくは殺害する。そのためにはアイレ達がこちら側に付いたと悟られれば意味がなくなる。

「まだ一週間だし、ボクたちは常に隠密、単独行動してたから、気がつかれていないと思うよ」

 クリスはいとも簡単に答えた。
 唯一王国側の無傷の勇者を疑う者はいないだろう。これで王都内への侵入はたやすく出来る。

「それで私たち魔王軍には何をさせるつもりですか?」
「そちらにやって欲しいことは二つです。一つは、負傷しているとは言え、水と火の勇者がいるので、その二人を引きつけて欲しい。大軍で国境付近に駐屯してもらえれば、あいつらも対峙してくるだろう」
「それくらいなら、簡単です。ただ、支店長を押さえるのが一苦労ですが」

 火の勇者はともかく、あの正義バカの水の勇者は絶対に参戦するだろう。火の勇者だけなら、クリスと俺でどうにかなるだろう。
 そして、ベレートが先走って火の勇者でも殺してくれれば、それはそれで非常に助かる。しかし……

「ベレートが王国軍に攻め込むのは別に良いんだが、もう一つお願いしたいのは、政権交代したらすぐに、魔王軍との友好条約を結びたい。国王一人の首をはねたって下の者が付いてくるとは思えない。アイレがいるとは言え、元々軽んじられていたノアールが女王になることを良しとする者は少ないだろう。そこで、ノアールが魔王軍と友好条約を結べば、国内の穏健派の指示を得られるだろう。そのために、魔王軍の使者を待機させておいて欲しいんだ」
「そうすると、副社長が適任でしょうね」
「副社長って、あのライオン獣人の?」

 魔王以外で、戦闘狂の死神猫のベレートを止められる唯一の人、ライオン獣人のプルーゾン。
 初め会った時にベレートは、プルーゾンのお仕置きを怯えていた。
 眼鏡をかけて、頭脳派のような出で立ちをしながら、ベレート並みの戦闘力を持っているのだろう。
 そして、副社長と言う立場から、魔王軍ナンバーツーの地位。
 平和条約を結ぶのには十分すぎる相手だった。

「わかった。よろしくお願いします。そちらの軍の侵攻に合わせてこちらの作戦を決行します。アイレとクリスはそれまで、王都に戻って何かおかしな動きがないか監視をしてくれ。連絡役はネーラにお願いする。アイリーンは不測の事態に備えて、こちらの軍をまとめて、国境警備を頼む。ここが正念場だ。皆、頼むぞ」

 こうして、王都侵攻作戦が開始されたのだった。
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