14 / 21
第14話
しおりを挟む
どうにか仕事を終えてスマホを見たら、時生から『ここ来て』というメッセージとグルメサイトのURLが届いていた。すぐに『今から行く』と返信した。
今日は遅刻したせいで仕事前も休憩中も何も食べていない。空腹を通り越して何も感じない状態だったけど、店に着いて美味そうな匂いを嗅いだら急激に腹が減ってきた。
時生はすぐに俺を見つけたようで、店の奥の方から「すみませーん。ハイボール濃いめ二つくださーい」という声が聞こえてきた。一杯目は強制なのかと思いつつ、店員さんに案内されてそちらに向かった。
「勝手に決めんなよ」
「ハイボール嫌いだった?」
「まあいいけど」
俺が非難しても時生に悪びれた様子は一切なくて、呆れながら席に座った。居酒屋にしては小洒落た印象の店だから俺なんて場違いなように感じる。
「食べ物系どうする?」
「時生の好きなもんでいいよ。俺、好き嫌いないし」
「そしたら適当に頼んじゃうね」
程なくしておしぼりとお通しとハイボールを持ってきてくれた店員さんに、時生は一気に何品も注文していた。
「頼み過ぎじゃね?」
「美味しいものいっぱい食べて元気出してほしいもん」
「それはありがとう」
「健太郎が残したら僕が全部食べるよ」
「すげぇ自信だな」
食べ切れるか心配なくらいだったけど、胸を張って豪語されたからここは時生を信じることにした。
「それじゃ、お疲れ様」
「お疲れ」
ジョッキを合わせて乾杯をして、一息で五分の四くらい飲んでしまった。空きっ腹にハイボールがしみる。
「ほぼ一気じゃん」
「飲まなきゃやってらんねぇってこういう気分なんだなって今日理解した」
三人で付き合うと決まった時から色々と考えては気分が浮き沈みしていて、今はまた荒んだ気持ちでいる。
「介抱してあげるから思う存分飲んでいいよ」
時生はそう言ってメニューを差し出してくれた。なんだかもう文字が頭に入ってこなくて、結局ハイボールをもう一杯頼んだ。
時生に今日の出来事をどう話せばいいか悩みつつ、何かのすり身と野菜を四角く固めたみたいなお通しを食べて、残りのハイボールを流し込んだ。
「あの後、勅使河原さんから返事もらえて」
「うん」
「一応、付き合ってもらえることになった」
「一応?」
ややこしい事態に至った経緯を説明したら、時生は至極驚いていて、途中からはドン引きしたような表情を浮かべていた。
「何その状況」
俺も逆の立場だったらそんな反応になるとは思う。わかってはいたけど、二股を許すなんて世間一般ではありえないことだと再認識した。
「健太郎はそれでいいの?」
「俺だって嫌は嫌だし自分でもどうかしてると思ってるよ。でも、ここで諦めたらもうチャンスなさそうな気がしたんだからしょうがねぇだろ」
「どうどうどう」
納得いかない様子で尋ねられて、俺も不本意だということは伝えたくて捲し立てたら苦笑いしながら宥められた。
「ていうか、二人が付き合ってたって何?」
「そこは掘り下げる勇気なかった」
「正直、寝てると思う?」
「思う」
「うわー」
俺の答えを聞いた時生はテーブルに突っ伏していたけど、料理が運ばれてくると起き上がって店員さんにお礼を言っていた。
「夏彦が男に興味ないんじゃなくて僕に興味ないだけだったってわかって正式に失恋した感あるよぉ」
時生はそんな風に嘆きながらもテキパキとサラダを取り分けて俺の前に置いてくれた。店長への恋は諦めたと言っていたけど、ショックなものはショックらしい。
「赤ちゃんの頃から知ってるからそういう目で見れないってのもあんじゃねぇの」
「そんなもんなのかな」
「そっちの方がまともな大人だと俺は思うよ」
「僕ももう大人なのに」
こんな時どう声を掛けていいかわからなくて、ハイボールを飲み干す時生をただ見ていることしかできなかった。
「健太郎って白ワインいける?」
「あんま飲んだことないけど多分大丈夫」
「ボトルいっちゃっていい?」
「いいよ」
時生が注文を入れたところでまた料理が次々運ばれてきて、あっという間にテーブルがいっぱいになった。
「じゃんじゃん食べちゃってね」
「ワイン置くとこ確保しないとな」
食事も喉を通らないんじゃないかと心配だったけど、時生はサラダをもりもり食べていたから安心した。料理はどれも美味かったし、腹が満たされたことで徐々に心も落ち着いてきた。
「とりあえず、夏彦への腹いせに健太郎のこと今まで以上に応援するね」
「腹いせってのはあれだけどありがとう」
「いつまでにどっちか選ぶとか決めてないの?」
言われてみれば、あの時そんな話はしていなかった。だけど、期限付きという雰囲気ではなかった気がする。
「多分、勅使河原さんの気持ちが固まるまでか、誰かが愛想尽かすまでだろうな」
「ずるずる引っ張られて健太郎が二十代を棒に振らないか心配だよ」
「別れたからって全部無駄になるわけじゃねぇだろ」
「それはそうだね」
まだ失恋したことなんてないのに、つい知った風な口を利いてしまった。これから七、八年も付き合ってもらえたらそれはもう万々歳だけど、できることなら死ぬまで一緒にいたい。
何品か食べ終えたタイミングで次の料理とワインが運ばれてきた。時生はワインをグラスの九分目くらいまで注いで渡してくれた。
「ワインってこんな注ぎ方するもんだっけ」
「香りを楽しむような情緒ないでしょ」
「それもそうだな」
和食にワインなんてどうなんだろうと思っていたけど、意外に刺身や焼き鳥と合って、酒も箸も進んでしまった。
「そういえば、三人で付き合ってるゲイカップルのインタビュー、どこかで見たことあるかも」
「調べてみてもいい?」
「どうぞ」
試しに『三人で付き合う ゲイ』で検索したら思ったより沢山実例が出てきた。お互い同意した上で複数の人と付き合うことをポリアモリーといって、その中でも俺達のような付き合い方はヴィーというらしい。
「おんなじような人達もいるにはいるんだな」
「とりあえず健太郎には向いてなさそう」
「俺もそう思う」
まだ付き合ってもいないうちから勅使河原さんと親し気に話している全ての人を妬ましく思っていたくらい嫉妬深い俺がこれから上手くやっていけるかなんて不安しかない。
「メンタルやられそうになったら早めに降りなね」
「もうわりとやられてるけどな」
「だよねー」
勅使河原さんに告白するまでに色んなフラれ方を想像していたものの、店長と付き合っていたなんて想定外過ぎてダメージが大きかった。
「店長って俺が勅使河原さんを好きってわかってたのかな」
「わかってないってことはないんじゃないかなぁ」
「だとしたら酷くねぇかと思うんだけど」
一番引っ掛かっていることを話してみたら、時生は「うーん」と目を瞑って首を捻っていた。
「酷いって言いたくなる気持ちはわかるけど、僕的には夏彦は悪くないと思うよ。わざわざ譲ってあげなくたっていいし。なんか一言ほしかったの?」
「今日くらいは論破しないでくれよ」
「ごめんごめん」
辛辣な正論に思わず泣き言を吐いてしまった。だけど、甘ったれた意見に易々と同意してくれないのはありがたいことのようにも思う。
客観的に見れば、店長がいつも優しいからといって味方してくれるんじゃないかと勝手に期待して、期待通りにいかなかったから勝手に傷付いているというだけの話だ。
「逆恨みして夏彦のこと刺したりしないでね」
「そこまで恨んでねぇよ」
店長に対して多少の恨みや妬みは抱いているけど、それよりも人として好きという感情の方が強いから一層つらいところはある。
俺がもっと早く行動を起こしていればこんなことにはなっていなかったかもしれないし、もしもタイムマシンがあるなら過去の自分に「早く告白しないと地獄見ることになるぞ」と忠告したい。
今日は遅刻したせいで仕事前も休憩中も何も食べていない。空腹を通り越して何も感じない状態だったけど、店に着いて美味そうな匂いを嗅いだら急激に腹が減ってきた。
時生はすぐに俺を見つけたようで、店の奥の方から「すみませーん。ハイボール濃いめ二つくださーい」という声が聞こえてきた。一杯目は強制なのかと思いつつ、店員さんに案内されてそちらに向かった。
「勝手に決めんなよ」
「ハイボール嫌いだった?」
「まあいいけど」
俺が非難しても時生に悪びれた様子は一切なくて、呆れながら席に座った。居酒屋にしては小洒落た印象の店だから俺なんて場違いなように感じる。
「食べ物系どうする?」
「時生の好きなもんでいいよ。俺、好き嫌いないし」
「そしたら適当に頼んじゃうね」
程なくしておしぼりとお通しとハイボールを持ってきてくれた店員さんに、時生は一気に何品も注文していた。
「頼み過ぎじゃね?」
「美味しいものいっぱい食べて元気出してほしいもん」
「それはありがとう」
「健太郎が残したら僕が全部食べるよ」
「すげぇ自信だな」
食べ切れるか心配なくらいだったけど、胸を張って豪語されたからここは時生を信じることにした。
「それじゃ、お疲れ様」
「お疲れ」
ジョッキを合わせて乾杯をして、一息で五分の四くらい飲んでしまった。空きっ腹にハイボールがしみる。
「ほぼ一気じゃん」
「飲まなきゃやってらんねぇってこういう気分なんだなって今日理解した」
三人で付き合うと決まった時から色々と考えては気分が浮き沈みしていて、今はまた荒んだ気持ちでいる。
「介抱してあげるから思う存分飲んでいいよ」
時生はそう言ってメニューを差し出してくれた。なんだかもう文字が頭に入ってこなくて、結局ハイボールをもう一杯頼んだ。
時生に今日の出来事をどう話せばいいか悩みつつ、何かのすり身と野菜を四角く固めたみたいなお通しを食べて、残りのハイボールを流し込んだ。
「あの後、勅使河原さんから返事もらえて」
「うん」
「一応、付き合ってもらえることになった」
「一応?」
ややこしい事態に至った経緯を説明したら、時生は至極驚いていて、途中からはドン引きしたような表情を浮かべていた。
「何その状況」
俺も逆の立場だったらそんな反応になるとは思う。わかってはいたけど、二股を許すなんて世間一般ではありえないことだと再認識した。
「健太郎はそれでいいの?」
「俺だって嫌は嫌だし自分でもどうかしてると思ってるよ。でも、ここで諦めたらもうチャンスなさそうな気がしたんだからしょうがねぇだろ」
「どうどうどう」
納得いかない様子で尋ねられて、俺も不本意だということは伝えたくて捲し立てたら苦笑いしながら宥められた。
「ていうか、二人が付き合ってたって何?」
「そこは掘り下げる勇気なかった」
「正直、寝てると思う?」
「思う」
「うわー」
俺の答えを聞いた時生はテーブルに突っ伏していたけど、料理が運ばれてくると起き上がって店員さんにお礼を言っていた。
「夏彦が男に興味ないんじゃなくて僕に興味ないだけだったってわかって正式に失恋した感あるよぉ」
時生はそんな風に嘆きながらもテキパキとサラダを取り分けて俺の前に置いてくれた。店長への恋は諦めたと言っていたけど、ショックなものはショックらしい。
「赤ちゃんの頃から知ってるからそういう目で見れないってのもあんじゃねぇの」
「そんなもんなのかな」
「そっちの方がまともな大人だと俺は思うよ」
「僕ももう大人なのに」
こんな時どう声を掛けていいかわからなくて、ハイボールを飲み干す時生をただ見ていることしかできなかった。
「健太郎って白ワインいける?」
「あんま飲んだことないけど多分大丈夫」
「ボトルいっちゃっていい?」
「いいよ」
時生が注文を入れたところでまた料理が次々運ばれてきて、あっという間にテーブルがいっぱいになった。
「じゃんじゃん食べちゃってね」
「ワイン置くとこ確保しないとな」
食事も喉を通らないんじゃないかと心配だったけど、時生はサラダをもりもり食べていたから安心した。料理はどれも美味かったし、腹が満たされたことで徐々に心も落ち着いてきた。
「とりあえず、夏彦への腹いせに健太郎のこと今まで以上に応援するね」
「腹いせってのはあれだけどありがとう」
「いつまでにどっちか選ぶとか決めてないの?」
言われてみれば、あの時そんな話はしていなかった。だけど、期限付きという雰囲気ではなかった気がする。
「多分、勅使河原さんの気持ちが固まるまでか、誰かが愛想尽かすまでだろうな」
「ずるずる引っ張られて健太郎が二十代を棒に振らないか心配だよ」
「別れたからって全部無駄になるわけじゃねぇだろ」
「それはそうだね」
まだ失恋したことなんてないのに、つい知った風な口を利いてしまった。これから七、八年も付き合ってもらえたらそれはもう万々歳だけど、できることなら死ぬまで一緒にいたい。
何品か食べ終えたタイミングで次の料理とワインが運ばれてきた。時生はワインをグラスの九分目くらいまで注いで渡してくれた。
「ワインってこんな注ぎ方するもんだっけ」
「香りを楽しむような情緒ないでしょ」
「それもそうだな」
和食にワインなんてどうなんだろうと思っていたけど、意外に刺身や焼き鳥と合って、酒も箸も進んでしまった。
「そういえば、三人で付き合ってるゲイカップルのインタビュー、どこかで見たことあるかも」
「調べてみてもいい?」
「どうぞ」
試しに『三人で付き合う ゲイ』で検索したら思ったより沢山実例が出てきた。お互い同意した上で複数の人と付き合うことをポリアモリーといって、その中でも俺達のような付き合い方はヴィーというらしい。
「おんなじような人達もいるにはいるんだな」
「とりあえず健太郎には向いてなさそう」
「俺もそう思う」
まだ付き合ってもいないうちから勅使河原さんと親し気に話している全ての人を妬ましく思っていたくらい嫉妬深い俺がこれから上手くやっていけるかなんて不安しかない。
「メンタルやられそうになったら早めに降りなね」
「もうわりとやられてるけどな」
「だよねー」
勅使河原さんに告白するまでに色んなフラれ方を想像していたものの、店長と付き合っていたなんて想定外過ぎてダメージが大きかった。
「店長って俺が勅使河原さんを好きってわかってたのかな」
「わかってないってことはないんじゃないかなぁ」
「だとしたら酷くねぇかと思うんだけど」
一番引っ掛かっていることを話してみたら、時生は「うーん」と目を瞑って首を捻っていた。
「酷いって言いたくなる気持ちはわかるけど、僕的には夏彦は悪くないと思うよ。わざわざ譲ってあげなくたっていいし。なんか一言ほしかったの?」
「今日くらいは論破しないでくれよ」
「ごめんごめん」
辛辣な正論に思わず泣き言を吐いてしまった。だけど、甘ったれた意見に易々と同意してくれないのはありがたいことのようにも思う。
客観的に見れば、店長がいつも優しいからといって味方してくれるんじゃないかと勝手に期待して、期待通りにいかなかったから勝手に傷付いているというだけの話だ。
「逆恨みして夏彦のこと刺したりしないでね」
「そこまで恨んでねぇよ」
店長に対して多少の恨みや妬みは抱いているけど、それよりも人として好きという感情の方が強いから一層つらいところはある。
俺がもっと早く行動を起こしていればこんなことにはなっていなかったかもしれないし、もしもタイムマシンがあるなら過去の自分に「早く告白しないと地獄見ることになるぞ」と忠告したい。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
タトゥーの甘い檻
マリ・シンジュ
BL
執着系わんこ攻(大学生)× 高潔な美形教授受(30代)
どのお話も単体でお楽しみいただけます。
「先生、ここ……僕の瞳を入れるから。ずっと、僕だけを見てて」
真面目な大学教授・新城が、大学生の・羽生にだけ許した、あまりにも淫らな「わがまま」。
それは、誰にも見えない内腿の奥深くに、消えないタトゥーを刻むこと。
「下書き」と称して肌を赤く染めるペン先の冷たさ。
アトリエの無機質なライトの下、四つん這いで晒される大人の矜持。
ずっと年下の青年の、必死で、残酷で、純粋な独占欲。
愚かだと知りながら、新城はその熱に絆され、ゆっくりと「聖域」を明け渡していく――。
「……お前のわがままには、最後まで付き合う」
針が通るその時、二人の関係は一生消えない「共犯」へと変わる。
執着攻め×年上受け、密やかに刻まれる秘め事のお話。
【完結】かわいい美形の後輩が、俺にだけメロい
日向汐
BL
続編・番外編はTwitter(べったー)に載せていきますので、よかったらぜひ🤲
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
過保護なかわいい系美形の後輩。
たまに見せる甘い言動が受けの心を揺する♡
そんなお話。
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
【攻め】
雨宮千冬(あめみや・ちふゆ)
大学1年。法学部。
淡いピンク髪、甘い顔立ちの砂糖系イケメン。
甘く切ないラブソングが人気の、歌い手「フユ」として匿名活動中。
【受け】
睦月伊織(むつき・いおり)
大学2年。工学部。
黒髪黒目の平凡大学生。ぶっきらぼうな口調と態度で、ちょっとずぼら。恋愛は初心。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる