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第5話 呪いの神様
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それからも葵の懇願は続いた。彼女の座っていた席に今では神楽が腰かけて、葵はその前の床で平伏していた。
これが神を前にした人のあるべき姿なのだろうか。結衣にはよく分からないが、他人事を決め込みたい気分ではあった。
「神楽麻倶奈様、この漫画指を捧げますから何卒私めに祝福をお与えください」
「いらない……」
「もうー! 結衣ちゃんこの子私に譲ってよ!」
「譲ってと言われても」
勝手に憑かれただけだし、他の呪いにも狙われている現状ではどうすればいいのか結衣には分からない。
逃げた呪いもまだどこかで隙を伺っているような気がするし。
神楽が良くない顔をしているという事はきっとそれは好ましくない選択なのだろう。単に葵をうっとうしがっているだけかもしれないが。
「神楽ちゃん、これはどうかな。こんなのもあるよ?」
葵は次々と彼女にとっては魅惑的なのだろうアイテムを取り出すが、神楽の気を引くような物は無いようだった。
「お前の持っている物など我にとってはくだらん玩具だ。結衣の力なら容易く蹴散らせよう」
「あ、メロンパンあるよ」
「メロンパン……」
ちょっと神楽が興味を示した時、
キーンコーンカーンコーン!
葵と神楽の漫才を見ているうちに休み時間の終わるチャイムが鳴ってしまった。
ざわついていた教室が戻ってきた生徒達でより一層また賑やかになる。
みんな葵の捕まえた謎の女の子が気になっているようだったが、今は席につくことを優先していた。
彼女は恐ろしい呪いの神様だと結衣はついさっきまで思っていたのだが、今の葵につきまとわれている姿はただの可愛い子にしか見えなかった。
先生が来ると生徒たちはみんな席に着き、
「神楽ちゃん、こっち来て。メロンパン持ってていいから」
「お? ……うむ」
葵も神楽の手を引っ張って自分の席に戻っていった。
教壇に立った先生が出席簿を手に教室を見渡した。
「それでは出席を取るぞーっと……?」
先生の視線がきょとんと止まる。教壇を見つめる生徒達の中で、ひときわ異彩を放っている存在が一つ。
葵の膝の上に、まるでぬいぐるみのようにちょこんと座らされた小柄な少女。白銀の髪に紅い瞳を持ち、和の装いをした彼女はどこか神秘的で凛とした雰囲気を漂わせている。
その手に持っているのはメロンパンの袋だ。
「星宮、その子は誰だ?」
先生もさすがに気が付いたか葵に質問を飛ばした。クラスメイト達も気になったのか耳をそばたてるのが後ろの席の結衣からでも分かった。
「この子は呪いの神様、神楽ぐえっ!」
答えようとした葵の口を後ろに頭を反らせた神楽のヘッドバットが黙らせた。
「我の事は気にせずともよい。授業とやらを始めるがよい」
「いや、規則なんでね。部外者の方は出ていってもらえるかな?」
「ほう、人間の分際で我に命令をするとは。傲慢だな、教師よ……我に逆らうつもりなのだな?」
「先生はこの子に逆らうつもりなんだね?」
なぜか神楽と葵がやる気だ。結衣は予期される争いを止めようと腰を浮かしかけるが、
「結衣、相手をしてやれ」
「結衣ちゃん、出番だよ」
なぜかこっちに振られて困惑してしまう。みんなの視線を集めて結衣に出来たのは
「ごめんなさい、後で言い聞かせておきますからこの場だけは見逃してください」
そう言って頭を下げる事だけだった。
「天川、後で職員室な」
「ええぇぇぇぇぇ……」
結衣は深く椅子に沈み、顔を手で覆った。
(神楽を実体化なんかさせるんじゃなかった……)
後であのお札は剥がしておこう。そう決意する結衣だった。
だが、結局神楽は放課後まで教室にいることになった。
職員室に呼び出された結衣は面倒を見ることになった親戚の子だと適当な説明をして、なぜかそれを聞いていた校長から許可をもらえてしまった。
その神楽は今そこらの猫のように伸びをしていた。
「うーん、疲れた。お前らはいつもこんなつまらん授業を受けているのか」
「もう、失礼でしょ。文句があるなら帰ればよかったのに」
「これもせっかくの機会と思ったのだ。勉学に励む学生というのはいつの時代も変わらぬものだな」
この呪いの神様、もしかして悪い奴じゃないのかも。結衣がそう思いかけた時、いきなり駆け寄ってきた葵の腕がその体を掴み上げて抱きしめていた。
「ぐえっ!」
「もう、神楽ちゃん! また結衣ちゃんのところに行っている! 私のところにいてよ!」
「お前には……呪いの才は無い。だが、力は強いな!」
「えへへ~、だってこんなに可愛いんだもん! なんで結衣ばっかり独り占めしてたのよぉ~! 真剣な悩みだと思って聞いてたのに私馬鹿みたいじゃない!」
葵は頬を緩ませながら、神楽の髪を撫でている。本人はそれが相当に不満なようだが、葵の腕からは抜け出せないようだった。
「我は呪いの神だぞ……お前は恐れようとはしないのか……っ!」
「恐れてるし敬ってるよ! 今は可愛がっているってことで」
「おおう!」
こうして仲睦まじくしている姿を見ているととても神楽が恐ろしい呪いの神様だというのが信じられなくなる。
でも、伝説もあの夢や怪物との戦いで感じた黒い思いも確かな物なのだ。
「……ねえ、神楽」
結衣は静かに口を開いた。
「神楽って本当に呪いの神様なの?」
葵に撫でられていた神楽の赤い瞳がゆらりと動き、結衣を見た。
「……ああ、そうだ。それは契約を結んだお前が一番知っているはずだ」
「でも……」
結衣は言葉を詰まらせる。
あの夢で見た背筋の震えるような感覚、呪詛生物と戦った時のあの振り回されるような力――あれも確かに神楽のものだったはずだ。
「分かっているんだけど、こうやって葵と一緒にいるのを見ていると、本当に恐ろしい存在なのか、分からなくなる……」
「お前がそんな事では困るな。それではこれからの戦いには勝ち抜けないぞ」
「それは分かってるんだけど……」
葵がふっと手を止めた。
「結衣……?」
結衣は自分の胸元を握りしめるようにして、続けた。
「私は知ってる。最初にあの呪印が刻まれたとき、確かに神楽の声が響いた。そして、胸の奥が引き裂かれるような痛みがして……世界が呪いで覆われたみたいだった」
「…………」
「とんでもない呪いに憑りつかれたんだって分かった。なのに、今の神楽はこんな風に一緒に遊んで……。どっちが本当のあなたなの?」
神楽は少しの間黙っていた。
葵は、黙って結衣の顔を見ていた。
やがて、神楽がゆっくりと口を開いた。
「結衣。お前の疑問は――正しい」
「……え?」
「我は呪いだ。人の悪意、憎しみ、絶望に呼ばれて生まれた存在。破壊し、奪い、腐らせ、そして……孤独を望まれた神だ」
その声は、どこか遠くの闇から響いてくるような、静かで重い声だった。
「だが……」
神楽はそっと、葵の手で編まれた髪を指先でなぞった。
「人のぬくもりに触れ、言葉を交わし、名を呼ばれ……それを望むのもまた人というものなのだろう。結衣、お前は……いや、ここにいる者達はおそらく皆変わり者なのだ」
「変わり者……?」
「ああ、普通の者ならば我ほどの力に触れれば気が高ぶり、争いに出ても不思議ではないのだ」
神楽の瞳が細くなる。それは彼女の知る古い歴史を思わせるようにも、望む道に行くように促しているようにも思えた。
「お前は思わないのか? その力で何かを為したいと。契約者であるお前なら我の力を自覚できているはずだ」
結衣は息を飲んだ。
呪いの正体は、冷酷で残忍な災厄――それが真実であり、そう意識すると自分に宿る力に身が凍りそうになる。
だが、今目の前にいる少女の瞳は優しくて。葵がぽつりと言った。
「別にいいんじゃないかな。怖い力でも優しい気持ちで使えば、誰かの為になるんじゃない?」
神楽は、返事をしなかった。ただ、風に揺れる前髪の奥で、ほんのわずかに目元が緩んだように見えた。
結衣はその表情を見て、小さくため息をつきながら言った。
「……しょうがないな、ほんと。じゃあ、ちゃんと面倒見るよ。呪いでも、神様でも」
神楽はふっと笑った。
「それが、契約者の覚悟というものだな」
そしてまた、風が吹いた。
夕焼けの照らし出す教室で――少女たちの心が、ほんの少しだけ近づいていた。
これが神を前にした人のあるべき姿なのだろうか。結衣にはよく分からないが、他人事を決め込みたい気分ではあった。
「神楽麻倶奈様、この漫画指を捧げますから何卒私めに祝福をお与えください」
「いらない……」
「もうー! 結衣ちゃんこの子私に譲ってよ!」
「譲ってと言われても」
勝手に憑かれただけだし、他の呪いにも狙われている現状ではどうすればいいのか結衣には分からない。
逃げた呪いもまだどこかで隙を伺っているような気がするし。
神楽が良くない顔をしているという事はきっとそれは好ましくない選択なのだろう。単に葵をうっとうしがっているだけかもしれないが。
「神楽ちゃん、これはどうかな。こんなのもあるよ?」
葵は次々と彼女にとっては魅惑的なのだろうアイテムを取り出すが、神楽の気を引くような物は無いようだった。
「お前の持っている物など我にとってはくだらん玩具だ。結衣の力なら容易く蹴散らせよう」
「あ、メロンパンあるよ」
「メロンパン……」
ちょっと神楽が興味を示した時、
キーンコーンカーンコーン!
葵と神楽の漫才を見ているうちに休み時間の終わるチャイムが鳴ってしまった。
ざわついていた教室が戻ってきた生徒達でより一層また賑やかになる。
みんな葵の捕まえた謎の女の子が気になっているようだったが、今は席につくことを優先していた。
彼女は恐ろしい呪いの神様だと結衣はついさっきまで思っていたのだが、今の葵につきまとわれている姿はただの可愛い子にしか見えなかった。
先生が来ると生徒たちはみんな席に着き、
「神楽ちゃん、こっち来て。メロンパン持ってていいから」
「お? ……うむ」
葵も神楽の手を引っ張って自分の席に戻っていった。
教壇に立った先生が出席簿を手に教室を見渡した。
「それでは出席を取るぞーっと……?」
先生の視線がきょとんと止まる。教壇を見つめる生徒達の中で、ひときわ異彩を放っている存在が一つ。
葵の膝の上に、まるでぬいぐるみのようにちょこんと座らされた小柄な少女。白銀の髪に紅い瞳を持ち、和の装いをした彼女はどこか神秘的で凛とした雰囲気を漂わせている。
その手に持っているのはメロンパンの袋だ。
「星宮、その子は誰だ?」
先生もさすがに気が付いたか葵に質問を飛ばした。クラスメイト達も気になったのか耳をそばたてるのが後ろの席の結衣からでも分かった。
「この子は呪いの神様、神楽ぐえっ!」
答えようとした葵の口を後ろに頭を反らせた神楽のヘッドバットが黙らせた。
「我の事は気にせずともよい。授業とやらを始めるがよい」
「いや、規則なんでね。部外者の方は出ていってもらえるかな?」
「ほう、人間の分際で我に命令をするとは。傲慢だな、教師よ……我に逆らうつもりなのだな?」
「先生はこの子に逆らうつもりなんだね?」
なぜか神楽と葵がやる気だ。結衣は予期される争いを止めようと腰を浮かしかけるが、
「結衣、相手をしてやれ」
「結衣ちゃん、出番だよ」
なぜかこっちに振られて困惑してしまう。みんなの視線を集めて結衣に出来たのは
「ごめんなさい、後で言い聞かせておきますからこの場だけは見逃してください」
そう言って頭を下げる事だけだった。
「天川、後で職員室な」
「ええぇぇぇぇぇ……」
結衣は深く椅子に沈み、顔を手で覆った。
(神楽を実体化なんかさせるんじゃなかった……)
後であのお札は剥がしておこう。そう決意する結衣だった。
だが、結局神楽は放課後まで教室にいることになった。
職員室に呼び出された結衣は面倒を見ることになった親戚の子だと適当な説明をして、なぜかそれを聞いていた校長から許可をもらえてしまった。
その神楽は今そこらの猫のように伸びをしていた。
「うーん、疲れた。お前らはいつもこんなつまらん授業を受けているのか」
「もう、失礼でしょ。文句があるなら帰ればよかったのに」
「これもせっかくの機会と思ったのだ。勉学に励む学生というのはいつの時代も変わらぬものだな」
この呪いの神様、もしかして悪い奴じゃないのかも。結衣がそう思いかけた時、いきなり駆け寄ってきた葵の腕がその体を掴み上げて抱きしめていた。
「ぐえっ!」
「もう、神楽ちゃん! また結衣ちゃんのところに行っている! 私のところにいてよ!」
「お前には……呪いの才は無い。だが、力は強いな!」
「えへへ~、だってこんなに可愛いんだもん! なんで結衣ばっかり独り占めしてたのよぉ~! 真剣な悩みだと思って聞いてたのに私馬鹿みたいじゃない!」
葵は頬を緩ませながら、神楽の髪を撫でている。本人はそれが相当に不満なようだが、葵の腕からは抜け出せないようだった。
「我は呪いの神だぞ……お前は恐れようとはしないのか……っ!」
「恐れてるし敬ってるよ! 今は可愛がっているってことで」
「おおう!」
こうして仲睦まじくしている姿を見ているととても神楽が恐ろしい呪いの神様だというのが信じられなくなる。
でも、伝説もあの夢や怪物との戦いで感じた黒い思いも確かな物なのだ。
「……ねえ、神楽」
結衣は静かに口を開いた。
「神楽って本当に呪いの神様なの?」
葵に撫でられていた神楽の赤い瞳がゆらりと動き、結衣を見た。
「……ああ、そうだ。それは契約を結んだお前が一番知っているはずだ」
「でも……」
結衣は言葉を詰まらせる。
あの夢で見た背筋の震えるような感覚、呪詛生物と戦った時のあの振り回されるような力――あれも確かに神楽のものだったはずだ。
「分かっているんだけど、こうやって葵と一緒にいるのを見ていると、本当に恐ろしい存在なのか、分からなくなる……」
「お前がそんな事では困るな。それではこれからの戦いには勝ち抜けないぞ」
「それは分かってるんだけど……」
葵がふっと手を止めた。
「結衣……?」
結衣は自分の胸元を握りしめるようにして、続けた。
「私は知ってる。最初にあの呪印が刻まれたとき、確かに神楽の声が響いた。そして、胸の奥が引き裂かれるような痛みがして……世界が呪いで覆われたみたいだった」
「…………」
「とんでもない呪いに憑りつかれたんだって分かった。なのに、今の神楽はこんな風に一緒に遊んで……。どっちが本当のあなたなの?」
神楽は少しの間黙っていた。
葵は、黙って結衣の顔を見ていた。
やがて、神楽がゆっくりと口を開いた。
「結衣。お前の疑問は――正しい」
「……え?」
「我は呪いだ。人の悪意、憎しみ、絶望に呼ばれて生まれた存在。破壊し、奪い、腐らせ、そして……孤独を望まれた神だ」
その声は、どこか遠くの闇から響いてくるような、静かで重い声だった。
「だが……」
神楽はそっと、葵の手で編まれた髪を指先でなぞった。
「人のぬくもりに触れ、言葉を交わし、名を呼ばれ……それを望むのもまた人というものなのだろう。結衣、お前は……いや、ここにいる者達はおそらく皆変わり者なのだ」
「変わり者……?」
「ああ、普通の者ならば我ほどの力に触れれば気が高ぶり、争いに出ても不思議ではないのだ」
神楽の瞳が細くなる。それは彼女の知る古い歴史を思わせるようにも、望む道に行くように促しているようにも思えた。
「お前は思わないのか? その力で何かを為したいと。契約者であるお前なら我の力を自覚できているはずだ」
結衣は息を飲んだ。
呪いの正体は、冷酷で残忍な災厄――それが真実であり、そう意識すると自分に宿る力に身が凍りそうになる。
だが、今目の前にいる少女の瞳は優しくて。葵がぽつりと言った。
「別にいいんじゃないかな。怖い力でも優しい気持ちで使えば、誰かの為になるんじゃない?」
神楽は、返事をしなかった。ただ、風に揺れる前髪の奥で、ほんのわずかに目元が緩んだように見えた。
結衣はその表情を見て、小さくため息をつきながら言った。
「……しょうがないな、ほんと。じゃあ、ちゃんと面倒見るよ。呪いでも、神様でも」
神楽はふっと笑った。
「それが、契約者の覚悟というものだな」
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