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第1話
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近頃、幼女達の間で流行っている遊びがあります。
魔法少女ごっこです。
幼稚園に通っている霧島萌香もその遊びにはまっていて、近所の幼女達を誘って公園で魔法少女ごっこをすることになりました。
「じゃあ、始めるよー」
「今日は負けないからねー」
友達の佐藤柚月は喧嘩腰です。一番に倒してやろうと萌香は思いました。
ともあれ、魔法少女ごっこの開始です。まずは変身です。
「マジカル変身マジカル萌香~」
ペンダントに祈りを捧げて不思議なステッキを振って魔法の呪文を唱えると、たちまち魔法少女に変身です。
みんなフリフリでキュートな魔法少女姿になりました。
さあ、バトルがスタートです。
「萌香、覚悟ー!」
相手を探す必要もなく、柚月が殴りかかってきました。
魔法のステッキによる打撃を萌香は冷静に見切って避け、自分のステッキを友達に向けて叫びました。
「マジカルレーザー!!」
「ふぎゃあ!!」
身の程知らずにも掛かってきた柚月は一撃で消し炭となり、変身が解けてしまいました。
遊びなので死んだりはしません。でも、ゲームオーバーです。
「いてて、萌香は強すぎるよ」
「相手をちゃんと見ないからだよ。ハッ」
萌香は相手の殺気を感じ、素早く上半身を移動させました。
「マジカル狙撃!」
さっきまでいた場所を魔法の銃弾が通過していきました。
「スナイパーは來未ちゃんだね。早く探しにいかないと」
ゲームは続いていきます。
マジカルローラーで轢いてこようとする千佳ちゃんや、マジカル爆撃で吹っ飛ばそうとしてくる空ちゃんを巧みに撃退しながら、萌香は戦場を駆け巡ります。
魔法少女の戦場に情けはありません。みんな一生懸命に戦っています。遊びだからムキにもなれます。
遊具の陰に隠れていたスナイパーの來未ちゃんを蹴り倒し、マジカル飛び斬撃を放ってきた愛ちゃんの攻撃をステッキで防ぎました。
「いてて、相変わらず愛ちゃんの攻撃は痺れるなあ」
「まだ終わってないよ!」
倒れながらもすぐ至近からマジカル射撃を放ってくる來未ちゃんの攻撃を萌香は華麗に遊具から飛び降りて避け、
「マジカルレーザー!」
放った攻撃はマジカルソードを構えていた愛ちゃんに避けられてしまいました。
その隙に來未ちゃんは隠れてしまいました。
「みんな腕を上げているなあ」
毎日遊んでいるんだから当然のことかもしれません。
「でも、最後に勝つのは決まっている。あたしに!」
萌香は自分の勝利を信じ、公園の戦場を戦い抜いていきました。
やがて、遊んでいるうちに日が暮れてきたので、みんな帰ることになりました。
「またね、萌香ちゃん」
「またね~」
帰宅すると、お母さんが声を掛けてきました。
「萌香、また魔法少女ごっこをやってきたの?」
「うん、またチャンピオンになっちゃった」
「流行ってるって聞くけど、怪我には気を付けるのよ」
「うん、分かってるって」
萌香は手を洗ってからリビングに行きました。
お母さんの言った通り、魔法少女ごっこは流行っているようでした。
ご飯の時間のニュースでもそのことが話題になっていました。
『近頃、幼女の間では魔法少女ごっこが大ブーム。この人気の秘密は何なのでしょうか』
『決まっています。面白いからです』
「だよね、面白いからだよねー」
その面白さはやった本人達にしか分からないかもしれません。
でも、確かに面白かったので、そのブームはやがてどんどん広がっていきました。
魔法少女ごっこです。
幼稚園に通っている霧島萌香もその遊びにはまっていて、近所の幼女達を誘って公園で魔法少女ごっこをすることになりました。
「じゃあ、始めるよー」
「今日は負けないからねー」
友達の佐藤柚月は喧嘩腰です。一番に倒してやろうと萌香は思いました。
ともあれ、魔法少女ごっこの開始です。まずは変身です。
「マジカル変身マジカル萌香~」
ペンダントに祈りを捧げて不思議なステッキを振って魔法の呪文を唱えると、たちまち魔法少女に変身です。
みんなフリフリでキュートな魔法少女姿になりました。
さあ、バトルがスタートです。
「萌香、覚悟ー!」
相手を探す必要もなく、柚月が殴りかかってきました。
魔法のステッキによる打撃を萌香は冷静に見切って避け、自分のステッキを友達に向けて叫びました。
「マジカルレーザー!!」
「ふぎゃあ!!」
身の程知らずにも掛かってきた柚月は一撃で消し炭となり、変身が解けてしまいました。
遊びなので死んだりはしません。でも、ゲームオーバーです。
「いてて、萌香は強すぎるよ」
「相手をちゃんと見ないからだよ。ハッ」
萌香は相手の殺気を感じ、素早く上半身を移動させました。
「マジカル狙撃!」
さっきまでいた場所を魔法の銃弾が通過していきました。
「スナイパーは來未ちゃんだね。早く探しにいかないと」
ゲームは続いていきます。
マジカルローラーで轢いてこようとする千佳ちゃんや、マジカル爆撃で吹っ飛ばそうとしてくる空ちゃんを巧みに撃退しながら、萌香は戦場を駆け巡ります。
魔法少女の戦場に情けはありません。みんな一生懸命に戦っています。遊びだからムキにもなれます。
遊具の陰に隠れていたスナイパーの來未ちゃんを蹴り倒し、マジカル飛び斬撃を放ってきた愛ちゃんの攻撃をステッキで防ぎました。
「いてて、相変わらず愛ちゃんの攻撃は痺れるなあ」
「まだ終わってないよ!」
倒れながらもすぐ至近からマジカル射撃を放ってくる來未ちゃんの攻撃を萌香は華麗に遊具から飛び降りて避け、
「マジカルレーザー!」
放った攻撃はマジカルソードを構えていた愛ちゃんに避けられてしまいました。
その隙に來未ちゃんは隠れてしまいました。
「みんな腕を上げているなあ」
毎日遊んでいるんだから当然のことかもしれません。
「でも、最後に勝つのは決まっている。あたしに!」
萌香は自分の勝利を信じ、公園の戦場を戦い抜いていきました。
やがて、遊んでいるうちに日が暮れてきたので、みんな帰ることになりました。
「またね、萌香ちゃん」
「またね~」
帰宅すると、お母さんが声を掛けてきました。
「萌香、また魔法少女ごっこをやってきたの?」
「うん、またチャンピオンになっちゃった」
「流行ってるって聞くけど、怪我には気を付けるのよ」
「うん、分かってるって」
萌香は手を洗ってからリビングに行きました。
お母さんの言った通り、魔法少女ごっこは流行っているようでした。
ご飯の時間のニュースでもそのことが話題になっていました。
『近頃、幼女の間では魔法少女ごっこが大ブーム。この人気の秘密は何なのでしょうか』
『決まっています。面白いからです』
「だよね、面白いからだよねー」
その面白さはやった本人達にしか分からないかもしれません。
でも、確かに面白かったので、そのブームはやがてどんどん広がっていきました。
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