45 / 127
第二章・少女剣士たちとの出会い
露天風呂動乱
しおりを挟むしゅるしゅるという、衣擦れの音。その合間に紛れる、楽し気な笑い声。
とん、とんと足踏みをし、纏っていた衣服をすべて脱ぎ捨てて生まれたままの姿になったやよいは、同じく服を脱いでいるこころに向けてにこやかな笑顔を見せながら口を開く。
「うちのお風呂は本当にすっごいからね~! 期待していいよ!」
「は、はい……あうぅ……」
屈託なく自分に話しかけ、視線を向けるやよいの様子に顔を赤らめるこころ。
そんな彼女の反応にケタケタと笑い声をあげたやよいは、堂々と自分の裸体を見せつけながら言う。
「そんな恥ずかしがることないじゃん! 女の子同士なんだし、別に平気でしょ? それにこころちゃん、きれーな体してるじゃん!」
「あぅぅ、あ、ありがとうございます……」
やよいからの褒め言葉に、こころは顔を更に赤くして応えた。
彼女はこう言ってはいるが、やはり同性とはいえ顔を合わせて間もない相手の前で裸になるのは恥ずかしい。学校の修学旅行でも目立たぬようにこっそりと風呂に入っていたこころからすれば、その羞恥は顔から火が出んばかりのものだ。
しかして、やよいの方はまったくといっていいほどに羞恥を感じている様子はなく、むしろ先ほどから堂々と自分の体を見せびらかす始末である。
小柄な体に見合わぬ育った胸や、丸々とした尻はどちらも形が良く、決して体形が貧相というわけではないこころでも、比較されるとその差に軽くショックを受けてしまいそうだ。
それに、そんなやよいの女性としての体のあちこちには、日々の修行の最中に作られたであろう生傷が見受けられる。
こうして無邪気に振舞い、戦いとは無縁そうな雰囲気を放つ彼女でも、やはり燈たちと同じく武士となるべく修行を重ねてきたのだなと思ったこころは、自分とやよいとの間にある決定的な差にまた別の意味での羞恥を抱いてぐっと拳を握り締めた。
(凄いな。私と同じ歳の女の子なのに、戦うための力を身に着けているんだ。この子たちには、燈くんと一緒に戦って、助けてあげられるだけの力があるんだなぁ……)
抜群の運動神経も、膨大な量の気力も持たない自分には、燈と共に戦うことは出来ない。彼がこころのために危険な戦に挑んだ時も、自分は家の中で彼が無事に帰ってきてくれることを祈ることしか出来なかった。
昼間の戦いの時もそう。不意打ちの暗器から自分を助けてくれて、その後も庇いながら戦いを続けてくれた。
自分はいつだって助けられてばかりで、燈を助けることは出来やしない。彼の隣で共に戦いに挑むだけの力を持っていない。
不謹慎で酷い考え方かもしれないが、燈と共に困難や危機を乗り越えることが出来る力を持つやよいのことが、こころは羨ましくて仕方がなかった。
「ん~? ん~……んん! へ~、ほ~……!」
「あ、あの……? どうか、しましたか?」
そんな風に物思いに耽っていたこころは、やよいが自分の周囲をぐるぐると周りながら四方八方から視線を浴びせていることに気が付き、すっと手で体を隠す。
既に見たいところは見たとばかりに頷いたやよいは、赤面するこころに対して、その行動の意味を告げた。
「いや~! 体の何処かに口吸いの跡がないかな~、と思ってさ! 男の子との旅に同行するくらいだから、もしかしたら夜伽の相手もするのかなって思ったんだけど……違うみたいだね!」
「なっ、ななな……っ!?」
体に残る、口吸いの跡……所謂、キスマークを探していたというやよいの言葉に、こころの顔が気力を注ぎ込まれた『紅龍』のように赤く染まる。
彼女の言葉が意味することと、自分たちの関係を訝しんだ彼女に向け、こころは慌てと怒りの感情を入り混じらせた叫びを上げた。
「わ、私たちはそんな関係じゃありません! 燈くんも蒼さんも、そんなことをする男の人じゃないですっ!! そうやって、色眼鏡で二人を見るのは止めてくださいっ!」
「にゃはははは! ごめんごめん! 一応確認しておきたかったんだよ~! ……でも、あなたたちは本当に良い関係みたいだね。今のこころちゃんの言葉と、昼間の燈くんの様子でそう判断出来たよ」
「へ……?」
屈託なく笑い、謝罪の言葉を述べた後、やよいが不意に真顔になる。
そうして、今までとは違う小さく意味深な笑みを浮かべた彼女は、手をひらひらと振りながら先の言葉の意味をこころへと告げた。
「今のこころちゃんも、昼間の燈くんも、どっちも自分が馬鹿にされたことじゃなくって、お互いが馬鹿にされたことに怒ってた。自分のことよりも友達のことを先に考えるなんて、本当にお互いを大切に思い合ってるんだな~……って、思ったわけ!」
「それは……そう、ですね。私にとって二人は、苦しんでた時に手を差し伸べてくれた恩人なんです。燈くんは顔はちょっと怖いけどとっても優しい人ですし、蒼さんも見ず知らずの私を助けるために一生懸命になってくれたいい人です。だから、二人のことは馬鹿にしてほしくないな、って……」
「ふ~ん、そっか! でも、その口振りだと、蒼くんとは付き合いが短いけど、燈くんとは前々からの知り合いみたいだね? 何かあたしでも想像出来ない、色んな事情がある予感! ねえねえ、その辺のこと詳しく教えてよ~!」
ぴょこぴょこと飛び跳ね、興味津々といった様子で瞳を輝かせながらこころに話をせがむやよい。
跳躍に合わせて上下に跳ねる彼女の大きな胸に目を奪われていたこころであったが、そんな二人に対して静かな指摘が投げかけられた。
「いつまで裸でそうしているつもりだ? さっさと風呂に入らないと風邪をひくぞ」
そう言いながらひょっこりと仕切りから姿を現した栞桜は、体を隠すようにして大きな手拭いを巻いている。
表情は凛々しいが、ほんのりと赤みが差している頬を見たこころが、もしかして栞桜も裸を見られるのが恥ずかしいのではないかと思っていると――
「……ねえ、栞桜ちゃん。あたし、思うんだよね。こうして裸の付き合いをしようって時に、そんな風に体を隠すのってぶっちゃけありえないな~、って」
「……おい、やよい? なんだ、その手の動きは!? や、やめろ! こっちに来るな!」
「ええい! 神妙にしろ~い! あたしもこころちゃんも素っ裸なんだから、栞桜ちゃんも観念して裸になるんだよっ!!」
「あっ! ま、待てっ! ちょっと、お前っ! きゃあっ!?」
まるでギャグマンガのようにぽこぽこと音を立て、ドタバタと暴れた二人の攻防は、やよいの勝利という結末を迎えた。
栞桜の体を隠す邪魔な布を剥ぎ取り、それを近くの衣服入れ用の籠に放り投げたやよいは、いい仕事をしたとばかりに額の汗を拭うふりをして、にっこりと微笑む。
「よし! これで三人とも条件は同じ! お友達同士、仲良く裸の付き合いをしようじゃない!」
「う、ぐ……っ!! やよい、お前なぁ……!!」
やよいへの恨み節を口にしながら立ち上がった栞桜の体を見た時、こころの心に衝撃が走った。
最初に見た時からすらりとしたモデル体型の美少女だとは思っていたが……服に隠れていたモノもかなりご立派だ。
着痩せする、なんてレベルではない。どこにあんな大きさのモノが隠れていたのだと思わざるを得ない大きさのそれを目にして絶句するこころに対して、何故だか誇らし気な様子のやよいが解説を入れる。
「どう? 凄いでしょ!? 栞桜ちゃん、普段はサラシを巻いてるから目立たないけど、びっくりするぐらいおっぱいが大きいんだよ~! ま、あたしも負けてないけどねっ!!」
「説明するなっ! こんなもの、邪魔なだけだっ! お前もそんなにじろじろと見るんじゃないっ!!」
「ごごご、ごめんなさいっっ! で、でも……あうぅ……」
強くて可愛くてスタイルも良い。正に三拍子揃った美少女である栞桜とやよい。
そんな彼女たちに対して全負けであるやよいは、ふひぃと情けない溜息を吐きながら自分の胸を触る。
これでも小さいわけではないのだが、男性は胸は大きい方が好きと聞く。燈もそうであるとするなら、やはり自分よりも栞桜たちの方が好みということになるのだろうか?
「ほら、お風呂入ろっ! いつまでもそうしてると風邪ひいちゃうよ~!」
「くぅぅ……っ!! 後で覚えていろよ、やよい!」
「うぅ……あんまり横に並ばないでください……自信、なくなっちゃいますから……」
満面の笑みのやよい、怒り顔の栞桜、泣き顔のこころ。
三人が三人とも別々の表情を浮かべながら、少女たちはこの家自慢の露天風呂へと足を踏み入れるべく、そこに繋がる扉を開ける。
ガラリ、と乾いた音を立てて横にスライドした扉の先には、立ち上る湯煙の中に広がる温泉宿にも負けない露天風呂があった。
十人は余裕で入れそうな広い湯船。ピラミッド状に詰まれた風呂桶に、複数の種類が取り揃えられてある石鹸。
白濁色に染まっている湯船の効能を記した立て札には、様々な傷や怪我に対する高い治癒効果があると書かれており、見た目が豪勢なだけでなく治癒効果もばっちりと備えてあることが見て取れた。
屋敷の主である桔梗が自慢するだけあって、本当に凄い露天風呂だと感嘆するこころ。
そんな彼女の様子に満足気に笑うやよいと、二人を放置してさっさと湯浴みを済ませてしまうべく風呂桶を取りに行く栞桜。
そして、そんな三人を湯船に浸かった状態で見つめる燈と蒼。
「……ん?」
「あっれぇ……?」
ピクリと、栞桜がその異質な存在に気が付き、動きを止める。
徐々に事態を飲み込み始めた燈と蒼が、風呂で温まって赤くなっていた顔を蒼白に染めていく。
キリキリとブリキ人形のようにぎこちない動きで首を動かした両者は視線を合わせ、互いの存在を認識した時、こころもまた燈たちの視線の先に全裸の自分が存在していることに気が付いて――
「き、きゃあぁああああああああああああぁっっ!!」
次の瞬間、昼間の桔梗の声にも負けないこころの絶叫が露天風呂に響いた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる