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一話
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「ねぇ、今夜あたしと心中しようよ」
開口一番、先輩は悪びれる様子もなくそう言った。
正直、聞き間違いかと思った。
先輩は普段となにひとつ変わらない笑みを浮かべていたし、ここは夕暮れのコーヒーショップ。そんな重たい話をするには相応しくない場所だ。コーヒーをふたつ、と僕らの注文を受けたウエイトレスがまだ厨房まで戻っていないというのに、先輩は物騒なことを口にした。
「なにか、悪い聞き間違いでもしたんじゃないか、って顔してるね」
「そりゃ、まぁ……」
「大丈夫。君はなにも聞き間違ってないよ」
一体、なにをどうしたらなにが大丈夫になるんだろうと思った。
先輩の心情が読めない。
「あたしと一緒に死んでくれないか、って聞いてるの」
先輩は改めるように言葉を少し変えて繰り返した。先輩の中では大丈夫だと思っていても、言うまでもなく僕の中では全然大丈夫じゃなかった。先輩は本当にその言葉の意味をわかっているんだろうか、とすら思ってしまう。先輩はたまにこうやって突拍子もないことを言う癖があった。
これもどうか、そんなユーモアの類のものであってほしい。
本当の意味なんて、的を得てほしくない。
「あのね、なんだろう、なんて言ったらいいんだろうね。なんか、なーんか疲れちゃったんだよ。ほら、あたしは今年で大学を卒業するって言うのにこんなにぷーたらしちゃってるし、それに比べて周りの友達たちはみーんな上手いこと自分の道を確立し始めてる。あたしだけ仲間はずれ。じゃああたしも負けないように頑張ればいいんだろうけど、でもなんだかそんなやる気も起きなくて、気づけば社会不適合者の一歩手前。なんかもう、このまま死んじゃってもいいかな~って思っちゃってさ」
先輩はどこかおちゃらけたように言葉を続けた。物騒な内容はまるで犯行声明のようで、だけどそんな言葉を紡ぐ先輩の表情はどうしてか目を離せないくらいに美しく映っていた。哀に分類される感情すら、アクセサリーのように先輩を飾っている。
僕は、そんな先輩に前からずっと首ったけ。
人に媚びない、端正な顔立ちにシルバーのウルフカット。ジャラジャラという擬音語が視認できるほどに耳へしがみつくピアスたちに、黒いオーバーサイズのバンドTシャツ。世間じゃこんなファッションのことをサブカル、だなんて言うらしい。
確かに先輩は大学でも芸術学部、それもデジタルポップアートを専攻していたし、ずっとヘッドフォンからは邦ロックが流れていた。そんな先輩にはさっきのセリフも似合って見えてしまっていた。これが、作られたドラマであったり、フィクションの範疇に留まってくれたら、そう素直に感想を抱くことができるのに。
「……どうして、僕なんでしょうか」
テーブルの陰で右の手の甲を左手でつねる。ちゃんと痛かった。
ほんのり、じんわりと熱を帯びて赤くなるのが目を向けなくとも感覚だけでわかる。これは言うまでもなく現実。目を覚ますように僕が言葉をこぼすと、先輩はそんな僕の目の奥を覗き込んだ。気恥ずかしくなったが、こちらも負けじと先輩の瞳の奥を覗き見る。精一杯の抵抗。
それが、赤子に毛の生えたようなものであったとしても。
「どうして……か。んー、言葉にするのは難しいんだけどさ、なんとなくの感覚みたいなものにはなるんだけど、たまに君からあたしによく似た匂いがするんだよね」
「匂い?」
素っ頓狂な声がズレたリズムで口からこぼれる。
「あ、もちろん体臭とか柔軟剤とかそういう意味じゃないよ?」
「そりゃ、わかってますよそんなの」
文学部ですし、と返すと先輩は「そうだったそうだった」と語尾に笑みを含めた。その笑顔を保ったまま、この話も無かったことになってくれたらいいのに、なんて一縷の希望を僕は未だに捨てられずにいる。
「君からは上手く言えないけれど、でも本当にあたしと同じような匂いがする。生まれも育ちも性別だって違うのにね。んー、……中身、なのかな。性格じゃなくて、そこからもっと奥まで行ったところ、秘めたる芯の部分みたいなものかも。不意に口から出てくる言葉のチョイスとか、趣味嗜好とかそういうところ。そこがあたしと重なるのかもしれない。……ほら、だってさ」
先輩は僕の目を指さした。
「君の目がふとした瞬間に濁っちゃうところ。その瞳の色、そういうところがあたしとそっくりだなぁって思うかなぁ」
「……先輩と僕の目は全然違いますよ」
間髪入れず、僕はその言葉を真っ向から否定する。
「先輩の目は僕なんかよりもずっとキラキラしていますよ。それに僕の目は一重で先輩の目は綺麗な二重です。それもぱっちりとした二重」
「あたしの目はキラキラなんかしてないよ。ジメジメって言葉の方がぴったり。それに、一重も二重も瞼の形がちょっと違うだけ。眼球自体に違いはないんだから」
先輩は指で僕の右瞼を目頭から目尻にかけて、道をたどるようにゆっくりとなぞると、そのままその指をぺろりと誤魔化すように舐めた。口内からちらりと球状の舌ピアスが見える。本来あるはずのないところに存在するピアスというのは口内という理由もあってか、艶かしく見えた。
「……なにじーっと見てんのえっち」
「は!? え、いや、僕はなにも!」
「えー? 視線がえっちだったよ?」
「え、冤罪です!」
「あはははっ、真に受けてやんの~」
先輩は僕の慌てる様子がツボに入ったのか、ひとしきり 楽しそうに笑った。その間にさっきのウエイトレスが二杯のコーヒーを持ってきてくれる。お互いにブラックのまま、自分のものへと口をつけた。
「にがぁ…」
「見栄を張るからですよ」
先輩はコーヒーを飲む時に砂糖とミルクが必須だというのに、どうしてこうも毎回最初の一口目は必ずブラックのまま飲もうとするんだろう。先輩の七不思議のひとつ。ちなみに七不思議の内、残りの六個は存在しない。これはたった今、ふと浮かんだ変なノリにすぎない。
「なんて奴だ」
「これでおあいこってことで勘弁してください」
「しかたないな」
僕がそれからもう一口、二口とコーヒーを嗜む間も先輩はグラスに口をつけなかった。必死にミルクとガムシロップを加えている。よほど苦かったらしい。僕がへへん、と小さく目線を送ると、先輩はなによ、と視線を返してくる。静かに始まったくだらない戦い。それがくだらなくておかしくて、吹き出してしまうところまでがセット、二人の日常。
……ずっと、それだけが続いてくれたらいいのに。
「……それでさ。君はどうしたい? 君は、……あたしと心中してくれる?」
続かなかった。わかっていた。
この問いに対する答えは正直NOだったのに口から出なかった。じゃあかと言って、YESなのかと言われるとそれも違う。答えない、という作られた沈黙を用意することで、解答権という責任から逃げたかったのかもしれない。
「……まぁ、そうだよね。こんなの、聞かれたって困るだけか。簡単に答えられるような内容じゃないもんね」
ごめんね、と言うと先輩はやっと甘くなったコーヒーに口をつけた。もう苦くないらしく、するするとコーヒーはなくなっていく。
「……じゃあ、さ。代わりに海見に行こうよ、今夜」
「今夜、ですか」
「うん。このまま海まで行こうよ、……だめ?」
「だ、だめというわけじゃ、ないですけど…」
というのも、今日は水曜日。明日は言うまでもなく木曜日で、大学は当然のようにある。一限から講義が入っていたし、運が悪いと言うべきか、一週間の中で唯一木曜日はびっちりと講義を詰め込んでいる日だった。なんなら、語学の講義はたしか小テストをするとも言っていたような気もする。試験も近くなってきたから、そろそろ試験範囲やレポート課題の説明なんかも始まるって言っていた。
……でもまぁいっか。明日一日くらい。
どうせ、元から真面目ってわけでもないし。
「……いいですよ」
「え、ほんと?」
「別に明日一日、さぼっても大丈夫だと思うんで」
口から出たのはただの建前で、本当は先輩のことが気がかりだった。心中しようから海を見に行こう、に僕への誘い文句は変わっていたけれど、でもそこに込められた感情はなにも変わっていないような気がした。このまま断ってしまったら後悔するのではないかと直感的に思ってしまった。
「えー、ありがと。ほんと嬉しい」
「別にそんな大したことじゃないんで大丈夫ですよ。あーでもそういえば、夜に海に行くとか僕初めてです」
「え、そうなんだ?」
「うち、厳しかったんで」
門限は早かったし、外泊も基本許されなかった。ゆえにそういう青春っぽいことはほとんどしたことがない。大学をさぼるのだってそうだ。別に真面目な人間ってわけでもないが、やったことはなかった。そんなイレギュラーにどこかでわくわくしている僕がいる。
「……あ、そう言えばさ」
「はい?」
「夜の海で初めて、ってなんかえっちだよね」
「変なこと言うのはやめましょう!?」
僕は変に熱を帯びた頬を冷やす要領でグラスのコーヒーをごくごくと音を立てて飲む。ブラックなのに苦味を一切感じられなかったのは、絶対に先輩のせいだと思った。
開口一番、先輩は悪びれる様子もなくそう言った。
正直、聞き間違いかと思った。
先輩は普段となにひとつ変わらない笑みを浮かべていたし、ここは夕暮れのコーヒーショップ。そんな重たい話をするには相応しくない場所だ。コーヒーをふたつ、と僕らの注文を受けたウエイトレスがまだ厨房まで戻っていないというのに、先輩は物騒なことを口にした。
「なにか、悪い聞き間違いでもしたんじゃないか、って顔してるね」
「そりゃ、まぁ……」
「大丈夫。君はなにも聞き間違ってないよ」
一体、なにをどうしたらなにが大丈夫になるんだろうと思った。
先輩の心情が読めない。
「あたしと一緒に死んでくれないか、って聞いてるの」
先輩は改めるように言葉を少し変えて繰り返した。先輩の中では大丈夫だと思っていても、言うまでもなく僕の中では全然大丈夫じゃなかった。先輩は本当にその言葉の意味をわかっているんだろうか、とすら思ってしまう。先輩はたまにこうやって突拍子もないことを言う癖があった。
これもどうか、そんなユーモアの類のものであってほしい。
本当の意味なんて、的を得てほしくない。
「あのね、なんだろう、なんて言ったらいいんだろうね。なんか、なーんか疲れちゃったんだよ。ほら、あたしは今年で大学を卒業するって言うのにこんなにぷーたらしちゃってるし、それに比べて周りの友達たちはみーんな上手いこと自分の道を確立し始めてる。あたしだけ仲間はずれ。じゃああたしも負けないように頑張ればいいんだろうけど、でもなんだかそんなやる気も起きなくて、気づけば社会不適合者の一歩手前。なんかもう、このまま死んじゃってもいいかな~って思っちゃってさ」
先輩はどこかおちゃらけたように言葉を続けた。物騒な内容はまるで犯行声明のようで、だけどそんな言葉を紡ぐ先輩の表情はどうしてか目を離せないくらいに美しく映っていた。哀に分類される感情すら、アクセサリーのように先輩を飾っている。
僕は、そんな先輩に前からずっと首ったけ。
人に媚びない、端正な顔立ちにシルバーのウルフカット。ジャラジャラという擬音語が視認できるほどに耳へしがみつくピアスたちに、黒いオーバーサイズのバンドTシャツ。世間じゃこんなファッションのことをサブカル、だなんて言うらしい。
確かに先輩は大学でも芸術学部、それもデジタルポップアートを専攻していたし、ずっとヘッドフォンからは邦ロックが流れていた。そんな先輩にはさっきのセリフも似合って見えてしまっていた。これが、作られたドラマであったり、フィクションの範疇に留まってくれたら、そう素直に感想を抱くことができるのに。
「……どうして、僕なんでしょうか」
テーブルの陰で右の手の甲を左手でつねる。ちゃんと痛かった。
ほんのり、じんわりと熱を帯びて赤くなるのが目を向けなくとも感覚だけでわかる。これは言うまでもなく現実。目を覚ますように僕が言葉をこぼすと、先輩はそんな僕の目の奥を覗き込んだ。気恥ずかしくなったが、こちらも負けじと先輩の瞳の奥を覗き見る。精一杯の抵抗。
それが、赤子に毛の生えたようなものであったとしても。
「どうして……か。んー、言葉にするのは難しいんだけどさ、なんとなくの感覚みたいなものにはなるんだけど、たまに君からあたしによく似た匂いがするんだよね」
「匂い?」
素っ頓狂な声がズレたリズムで口からこぼれる。
「あ、もちろん体臭とか柔軟剤とかそういう意味じゃないよ?」
「そりゃ、わかってますよそんなの」
文学部ですし、と返すと先輩は「そうだったそうだった」と語尾に笑みを含めた。その笑顔を保ったまま、この話も無かったことになってくれたらいいのに、なんて一縷の希望を僕は未だに捨てられずにいる。
「君からは上手く言えないけれど、でも本当にあたしと同じような匂いがする。生まれも育ちも性別だって違うのにね。んー、……中身、なのかな。性格じゃなくて、そこからもっと奥まで行ったところ、秘めたる芯の部分みたいなものかも。不意に口から出てくる言葉のチョイスとか、趣味嗜好とかそういうところ。そこがあたしと重なるのかもしれない。……ほら、だってさ」
先輩は僕の目を指さした。
「君の目がふとした瞬間に濁っちゃうところ。その瞳の色、そういうところがあたしとそっくりだなぁって思うかなぁ」
「……先輩と僕の目は全然違いますよ」
間髪入れず、僕はその言葉を真っ向から否定する。
「先輩の目は僕なんかよりもずっとキラキラしていますよ。それに僕の目は一重で先輩の目は綺麗な二重です。それもぱっちりとした二重」
「あたしの目はキラキラなんかしてないよ。ジメジメって言葉の方がぴったり。それに、一重も二重も瞼の形がちょっと違うだけ。眼球自体に違いはないんだから」
先輩は指で僕の右瞼を目頭から目尻にかけて、道をたどるようにゆっくりとなぞると、そのままその指をぺろりと誤魔化すように舐めた。口内からちらりと球状の舌ピアスが見える。本来あるはずのないところに存在するピアスというのは口内という理由もあってか、艶かしく見えた。
「……なにじーっと見てんのえっち」
「は!? え、いや、僕はなにも!」
「えー? 視線がえっちだったよ?」
「え、冤罪です!」
「あはははっ、真に受けてやんの~」
先輩は僕の慌てる様子がツボに入ったのか、ひとしきり 楽しそうに笑った。その間にさっきのウエイトレスが二杯のコーヒーを持ってきてくれる。お互いにブラックのまま、自分のものへと口をつけた。
「にがぁ…」
「見栄を張るからですよ」
先輩はコーヒーを飲む時に砂糖とミルクが必須だというのに、どうしてこうも毎回最初の一口目は必ずブラックのまま飲もうとするんだろう。先輩の七不思議のひとつ。ちなみに七不思議の内、残りの六個は存在しない。これはたった今、ふと浮かんだ変なノリにすぎない。
「なんて奴だ」
「これでおあいこってことで勘弁してください」
「しかたないな」
僕がそれからもう一口、二口とコーヒーを嗜む間も先輩はグラスに口をつけなかった。必死にミルクとガムシロップを加えている。よほど苦かったらしい。僕がへへん、と小さく目線を送ると、先輩はなによ、と視線を返してくる。静かに始まったくだらない戦い。それがくだらなくておかしくて、吹き出してしまうところまでがセット、二人の日常。
……ずっと、それだけが続いてくれたらいいのに。
「……それでさ。君はどうしたい? 君は、……あたしと心中してくれる?」
続かなかった。わかっていた。
この問いに対する答えは正直NOだったのに口から出なかった。じゃあかと言って、YESなのかと言われるとそれも違う。答えない、という作られた沈黙を用意することで、解答権という責任から逃げたかったのかもしれない。
「……まぁ、そうだよね。こんなの、聞かれたって困るだけか。簡単に答えられるような内容じゃないもんね」
ごめんね、と言うと先輩はやっと甘くなったコーヒーに口をつけた。もう苦くないらしく、するするとコーヒーはなくなっていく。
「……じゃあ、さ。代わりに海見に行こうよ、今夜」
「今夜、ですか」
「うん。このまま海まで行こうよ、……だめ?」
「だ、だめというわけじゃ、ないですけど…」
というのも、今日は水曜日。明日は言うまでもなく木曜日で、大学は当然のようにある。一限から講義が入っていたし、運が悪いと言うべきか、一週間の中で唯一木曜日はびっちりと講義を詰め込んでいる日だった。なんなら、語学の講義はたしか小テストをするとも言っていたような気もする。試験も近くなってきたから、そろそろ試験範囲やレポート課題の説明なんかも始まるって言っていた。
……でもまぁいっか。明日一日くらい。
どうせ、元から真面目ってわけでもないし。
「……いいですよ」
「え、ほんと?」
「別に明日一日、さぼっても大丈夫だと思うんで」
口から出たのはただの建前で、本当は先輩のことが気がかりだった。心中しようから海を見に行こう、に僕への誘い文句は変わっていたけれど、でもそこに込められた感情はなにも変わっていないような気がした。このまま断ってしまったら後悔するのではないかと直感的に思ってしまった。
「えー、ありがと。ほんと嬉しい」
「別にそんな大したことじゃないんで大丈夫ですよ。あーでもそういえば、夜に海に行くとか僕初めてです」
「え、そうなんだ?」
「うち、厳しかったんで」
門限は早かったし、外泊も基本許されなかった。ゆえにそういう青春っぽいことはほとんどしたことがない。大学をさぼるのだってそうだ。別に真面目な人間ってわけでもないが、やったことはなかった。そんなイレギュラーにどこかでわくわくしている僕がいる。
「……あ、そう言えばさ」
「はい?」
「夜の海で初めて、ってなんかえっちだよね」
「変なこと言うのはやめましょう!?」
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