堂崎くんの由利さんデータ

豊 幸恵

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まだ?<R18>

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 S○Xの回数は数え切れないほどこなしてきて、ち○こもテクも俺の自慢であったはずなのに、今になってやたらと緊張しているのは何故だろう。

 ち○こに至っては、もっと小さければ堂崎の苦痛を減らすことができたのになどと、詮無いことを考えている。
 しかし今更止めることなんかできなくて、俺はとりあえずできるだけ彼の負担を減らそうと、己の怒張が入るには少し小さく可愛い後孔を更に丁寧に拡張していた。

 すでにア○ルに指を三本飲み込んで、喘ぐ堂崎の声は存分に甘い。
 彼は媚薬のせいじゃないと言っていたけれど、こうして気持ち良くなってくれる一助にはなっているようだった。

「ふ、ぅ、由利さん……っ、まだ、挿れないの……?」
 快感に潤んだ赤い目元が俺を見る。堂崎の天井を向いて震える竿からはとぽとぽと粘液が零れていて、俺は何度目かの唾を飲み込んだ。
「……もう少しかな。ちゃんと馴らさないと、お前が辛くなるから」
「ン、あっ」
 言いつつ指を奥まで差し込んで、広げるようにゆっくりと掻き回す。すっかり過敏になった彼は、それだけでもどかしそうにシーツを掴んで乱した。

「あ、あの、大丈夫だから、も、そろそろ、っ、い、ですよ……?」
 そうは言われても、できることなら痛い思いをさせたくない。もちろん俺だってすぐにも挿れたい気持ちはあるけれど、まだ踏み切れない。
「堂崎に無理させたくないんだよ」
 好きだ、可愛いと思ったら、無性に大事にしたくなって、どこか臆病になっている自分がいる。

 本当に、こいつのせいで俺は随分変わってしまった。

「ゆ、由利さん、ほんとに、もうっ……い、からっ」
 そんな臆病になった俺を、堂崎がこうやって煽ってくるから困る。
 ふうふうと薄い胸を上下させて、全身を桜色にして悶える彼は、頭から食べてしまいたいほど美味しそうだ。
 その堂崎が、困惑したように眉をハの字にして、涙目で俺を見上げた。

「ま、だ……ダメ、ですか? 僕、もう、さっきから、奥が疼いてっ……」
 うわっ、またすごい勢いで俺の理性を揺さぶりに来おる。
 思わずぐっと堪えて動きを止めた俺に、彼は焦れたように身をくねらせた。その様子もエロくてたまらんけれども。
「で、でも、まだ苦しいかもしれないし……」

 堂崎を慮ってした返しに、しかし彼は赤い目元でこちらを見つめて来た。
「由利さん、は、お願い、聞いてくれるってっ、言いました、よね……?」
「……言った」

「だったら、お願いです……っ。僕、あの、由利さんに……もう、して欲しい、です……」
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