俺はBLじゃない!

白猫

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3話 拐われる説

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転生してからまだ、一年も経っていない。そんなある日の夏……。
「はぁ…なんでこんな目に合うんだろうか」
知らぬ間に誘拐されました……。





ここ何処だよ……。
昼寝から覚めたらどこか知らぬ所にいた。見た限り何処かの洞窟っぽい。
薄暗い。
「?お前、大丈夫?」
「え……あ。怖いだけだよ。お、お前は?」
「え、ここ何処なの?」
「この状況で何処って……知ってたら今頃逃げ出せた……というか、お前、拐われたことに気づいてないのか?」
いや、それは知ってた。ここが何処か知らない時点で拐われたって察するよ。
「知ってるけど……この光景を見たら分かるだろ誰でも」
「あ……そう。」
ここで会話が途切れてしまった。ウーム……この沈黙が気まづい。誰一人言葉を発しようとしないんだよなぁ。まぁ、当たり前か、誘拐されたんだから…。あー、にしても……どうやって屋敷に入れたんだよ。意外と警備は堅かったぞ?
(それに、なんで狙われたんだよ俺……)
俺はずっと疑問になっていた。俺を拐うことができる根性があるということは、貴族を敵にするほどだよな?
周りを見てみる。俺以外の同い年ぐらいの男の子たちは全員、可愛い顔『受け』か、将来イケメン『攻め』かの人ばかりだ。
……うん、これ絶対に人売買ってやつだよ。
ヤバいやつやん。
(……テオー、シンー助けて~(泣))





しばらくたった時…
ドン…
ガタガタガタ……。
さっき話しかけてきた少年は震えていた。多分これは暗い所系のトラウマになるだろうなぁ。
でも、俺は少年が心配なので、手を握った。
「?な…に?」
「大丈夫。怖くないよ。絶対に助けが来るから。それに俺は貴族だから直ぐにくるよ」
実を言うと、俺も怖い。こんなことは前世では一度もあったことがないからだ。まあ、当たり前だ。前世の俺がいた地球は平和だったのだから…。
「…………うん」
少年は安心したのか、震えが止まっていた。そして、手を話したかと思えば、俺にぴったりとくっついて片方の腕をぎゅっと掴んだ。
誰かにくっついてると、安心する気持ちわかるよ。うんうん。
「おい!ガキ共!……そうだな、そこの二人!くっついてる二人だ。着いてこい」
突然、男の人が入ってきた。というか…
くっついてる二人……は俺たち以外に居ない。狙われてしまった。
これからついて行ったら多分……


『いやっ!やだ!離せっ!』
『おお、これはいい肌ですなぁ。ベットの上ではどんな姿になるのだろうか。いやぁ楽しみだ』
『さてさてさて、まずは乳首から美味しく頂こうか』
『ひっ……や……っ』
(気持ち悪いっ!)
『おお、唇の感触も乳首の色もこれは一級品だ!早くイレタイものだ』
『ひっ!嫌だ!そこやだ!』
ずっ
『おしりの中ヒクヒクしてますぞ感じているのだね。あぁ、可愛い顔して…も、もう我慢できない!』
ズボッ!
『あっ!いっ!痛い!痛い!』
ズボッズボッズボッ
『あっ!あっ…いっ……いやぁぁ!』
『あぁ!きもちいいぞ!な?お前も気持ちイイんだろ!』
『いやぁ!!!!』




っていうBADENDパターンだよ!俺はモブ×ショタは大っ嫌いなんだよ!イケメンモブならまだ許せるけど!デブモブはめちゃくちゃ嫌いなんだよォ!!
おれがその立場になる……あぁ、死んだ方がマシ。
(助けてっ!)
「着いたぞ。今からお前たちは商品として、反応のいい体にするからな。あぁ、その指導者は俺だけどなぁ!」
……え、お前なん?もっと嫌だァ!!!!
ギュッ!
少年が更に強く掴んでくる。めちゃくちゃ怖いんだろうな。あぁ、でも俺も同じだから。ごめん、直ぐに助けが来るって言って…。

「俺が守るから」
男の人に聞こえないように言った。少年は今にでも泣き出しそうだ。
というか…さっきは薄暗くて分かりにくかったけど、こいつ、将来イケメン攻めな顔つきなんですけど!(イケメン顔)
ぐへへ……って、こんなこと考えてる場合じゃない!すみません!
まずはこの危機からどうするか…
「早く入れ」
この部屋に入ったら終わり……
俺は入ろうとすると、少年はギュッと掴んで顔で『ダメだ!』と伝えてきた。
今なら逃げ出せるけど……でも…見張りが居る。逃げ出したくても無理だ。
「おい!早くしろ!」
「っ……俺がいるから…大丈夫……」
怖い…。
はぁ、なんで俺はあんな目に遭わなきゃけないんだよ。

「チッ、おら、尻上げろ!」
バチン!
「いっ…………」
俺は今、ベットの上で男の人に指を入れられている。少年は俺がやった後にするらしい。少年を見るとガタガタと震えていて、俺の方を泣きそうな目で見てくる。
あーぁ、また泣いて…ったく。俺は大丈じょ…
「よそ見すんな!」
パチン!
「いっ!!……」
(じゃあ、ないけど……あぁ、俺は大切なものを無くし始めている……)
というか、俺の中で指をかき回せてくるが……それ、気持ち悪い……今にでも吐き出せそうだ。
いいから早く抜いて欲しい…。
俺は涙目になっている。ホントに気持ち悪くて限界だ…。
「そろそろイイか…ニシっ……これから天国行かせてやるよ」
このセリフ……前世の漫画の記憶にある。俺様イケメン攻めの男の人が言うセリフだ。……おい……そのセリフ言うんじゃねぇよ!イケメンじゃねぇくせに!
というか、天国行かせてやるって……え、俺、突っ込まれちゃうの?
「い、嫌だ嫌だ!は、離せっ!」
「大人しくしてろっ!」
ドっ!!
「かはっ!ゴホゴホっ!」
「ったく…暴れなきゃ痛くしなかったのに……」
そういった後、男の人はニヤッと笑い、俺のアソコに入れようとする。
……いや、しようとした所で、助けが来た。
バンッ!!
「ディル!だいじょっ……っ!てっめぇ!!!!」
助けに来たのはテオだった。俺の姿を見て、テオは俺の上にいた男の人を殴った。
「ふっ!ふっ!……ディルに、何しようとしてた……答えろ……」
強く怒鳴らなかったが、静かに怒っていた。圧がすごい…。
「はっ、さっき見ただろ…ヤろうとしてたんだよ…。チッ惜しいとこで。」
ブチッ
テオは完全にキレた。
男の人が言ったあと、テオは何度も何度も男の人を殴った。
俺が止めなかったら絶対に男の人は死んでただろう。
でも、正直、助かった。もし、助けが遅かったら俺は今頃……。
とりあえず……良かった。俺はテオに抱きついた。
「ディル?……」
「怖かった……怖かった!」
「うん。ごめん。俺、油断してた。やっぱりあの時、傍にいれば良かった。本当にごめん。こんな怖い思いさせて…俺はお前の騎士失格だな」
「ううん…テオは助けてくれたんだぜ?立派な騎士だよ。」
幼なじみで、家族でもあるテオだからか、俺は安心する。あぁ、暖かい。
「ディルー!」
「あ、少年君」
「違うよ、俺の名前はガンレン。ありがとう、俺の傍に一緒にいてくれて」
一緒にいたガンレンは嬉しそうに微笑む。あぁ、良かった。多分俺の方が年上だから弟目線で見てたよ。
うん。可愛かった!
「いやいや。ガンレンが無事でよかった」
ギュッ!
いきなり、ガンレンは俺の腕を掴んだ。そして耳元で
『俺、絶対にディルを奪いに行くね』
「え?」
何故か意味不な言葉を言った。え?どういう意味だ?奪いに行く?
……うん、深く考えないようにしよう。
「……ほらっ!ディル、帰って消毒するぞ!」
「え?消毒?」
「あのおっさんにお前の体触られたんだろ!?」
「う、うん」
ゾワワッ!
なんか、帰ったあとの嫌な予感が……
まぁ、いいや。
俺は無事なのでその後すぐに家に帰った。

次回
とうとう、テオとディルは……
ディルは、どうするのか!


次から本番いきます!
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