4 / 5
第一章 死にたがりの青年
初めまして、兄さん
しおりを挟む
突然ですが神様、これは一体、どういうことでしょうか。
「トト!俺の弟よ!会うのは初めてだが、俺はお前の兄さんだぞぉ!!」
「ぶっ!…………ど、どういうこと!父さん!母さん!」
「あ、あはは。ごめんねぇトトちゃん」
「言うの忘れてたー」
「え、ちょっとアッシュさん!結構大事なことですよ!これは!」
(シントさんの言う通りだよ!)
いきなり知らない男が家に入ってきた上に、俺に抱きついてきたのだ。それに、俺は兄の存在すら知らない。聞いたことがない!
「トト、落ち着いて聞いてくれ。実はお前には5歳上の兄がいるんだ!」
「いや!もっと早く言えよ!」
本人がいる前でそんなこと聞かれても落ち着いてられるか!なんでいつもいつもこんな目に遭うだよ!
というか、兄さんがいるって言われても今更すぎだ!
ずっと知らない兄さん?らしい人の存在が突然現れて名前も言わずに抱きつかれたらどうよ!気持ち悪い上に殴りたくなるわ!
「いや~、ひさしぶりの故郷で弟に初めて会う喜びでつい。ごめんなトト。」
「で?あんたは誰」
「あんたって……まぁ、会ったことが一度もなかったもんなぁ。うん。俺はキノ。お前の実の兄だ。」
まぁ、父さんも母さんも本当だって言っているので認めようと思う。でも
「父さんがずっと俺に言わなかった上に忘れてこの六年ずっと一人息子だと思っていた俺は、なんだったんでしょうねぇ」
「ほ、本当にごめんって。言おう言おうって思っているうちに忘れてたんだから」
「それ、反省してないよね。ただの言い訳だよね?」
地味に怒ってます。
父さんは母さんの背中に隠れていった。
後で罰ゲームしよう。
「まぁまぁ、これで、本当に兄だと認めんだろ?」
「はい。まぁ。いいです。」
「良かったぁ。それじゃ、キノ兄さんって」
「言いません。さすがに四年もあったこと無かったから今更言えません。キノさんって呼びます」
「え~!!……でも、うん。確かに……そう……だね」
落ち込んでいる。というか、この四年間何やっていたんだろう。シントさんなら分かるかな?
後で聞いてみよう。
「まぁ、話は終わったのでまずは昼ごはんにしよう」
「おお!トトが作るのか?」
「うん。そうだよ」
うちの両親は料理はそこそこ出来るが味に関しては物足りないんだ。だから、俺が料理を作っている。前世では一人暮らしでよく料理していたから腕は落ちていない。
「早く食ってみてぇなぁ!」
「トトくん、俺も手伝うよ。」
「シントさん。いつもありがとうございます。そしたら…そうですね、じゃがいもと玉ねぎと肉を切ってください」
「分かった」
シントさんはこのように初めてあった時からよく手伝ってもらってる。そのせいか、シントさんは料理にハマってしまったそうだ。そしてだんだん、俺よりも料理が上手くなっていく。なんだか知らないが俺は負けたくない。
「……また、上げましたね」
「そうですか?ちょっと味付けを変えたんですけど。美味しい?」
「はい。とても美味しいです。トトくんは王都に店を出しても良いくらいですよ。そうだ、俺もちょっと作ってみたんですが、味を確かめてくれませんか?」
「いいですよ」
シントさんが出してきたのはこの前教えた焼き鳥……をちょっとアレンジしたような料理だった。
俺は一口食べてみる。
「っっっっ!!うんっま!」
めちゃくちゃ美味しい。特に肉のやわらかさが丁度よく噛みやすい!それと白いタレ!マヨネーズかなにかかなと思ったけど絶対に違う!
「このタレもしかして」
「はい、こいミルクとチーズを混ぜ俺の特性薬草を入れてみたんです。あと、特製薬草は秘密です」
「えー!!教えてもいいじゃないですか!俺だってこの間教えたじゃないですか!」
そうだ、この間、カレーの隠し味を教えたのだ。シントさんがど~しても知りたいと強く迫ってくるから。
なのに、何故シントさんは教えてくれないのだ!
「うっ、それは、そうですが………やっぱり駄目です。すみません」
そう言われると可愛い犬を叱ってるみたいだ。俺は仕方ないので特製薬草のことは諦めた。
「……ちぇ。今回だけは見逃しますよ。でも、今度は教えてくださいね。違う料理の隠し味!もし、また秘密とか言ったらもう二度とほかの料理の隠し味を教えませんから!」
「わ、分かった」
よし!これで、お互い情報交換出来る!
「なんか、輪に入れないね」
「そうねぇ、シントさんとトトちゃん、料理のことになると何故か勝負するのよねえ」
「でも、シントと仲良いのはいい事だよ」
「「うんうん」」
「あのシントが料理にハマるとは思はなかったけど」
「「それな」」
トトとシントの料理話についていけないトトの家族であった。
今日も、家族と平和に暮らしてます。
「それで!……」
「なるほど。」
(((早く昼ごはん、食べたいなぁ)))
「トト!俺の弟よ!会うのは初めてだが、俺はお前の兄さんだぞぉ!!」
「ぶっ!…………ど、どういうこと!父さん!母さん!」
「あ、あはは。ごめんねぇトトちゃん」
「言うの忘れてたー」
「え、ちょっとアッシュさん!結構大事なことですよ!これは!」
(シントさんの言う通りだよ!)
いきなり知らない男が家に入ってきた上に、俺に抱きついてきたのだ。それに、俺は兄の存在すら知らない。聞いたことがない!
「トト、落ち着いて聞いてくれ。実はお前には5歳上の兄がいるんだ!」
「いや!もっと早く言えよ!」
本人がいる前でそんなこと聞かれても落ち着いてられるか!なんでいつもいつもこんな目に遭うだよ!
というか、兄さんがいるって言われても今更すぎだ!
ずっと知らない兄さん?らしい人の存在が突然現れて名前も言わずに抱きつかれたらどうよ!気持ち悪い上に殴りたくなるわ!
「いや~、ひさしぶりの故郷で弟に初めて会う喜びでつい。ごめんなトト。」
「で?あんたは誰」
「あんたって……まぁ、会ったことが一度もなかったもんなぁ。うん。俺はキノ。お前の実の兄だ。」
まぁ、父さんも母さんも本当だって言っているので認めようと思う。でも
「父さんがずっと俺に言わなかった上に忘れてこの六年ずっと一人息子だと思っていた俺は、なんだったんでしょうねぇ」
「ほ、本当にごめんって。言おう言おうって思っているうちに忘れてたんだから」
「それ、反省してないよね。ただの言い訳だよね?」
地味に怒ってます。
父さんは母さんの背中に隠れていった。
後で罰ゲームしよう。
「まぁまぁ、これで、本当に兄だと認めんだろ?」
「はい。まぁ。いいです。」
「良かったぁ。それじゃ、キノ兄さんって」
「言いません。さすがに四年もあったこと無かったから今更言えません。キノさんって呼びます」
「え~!!……でも、うん。確かに……そう……だね」
落ち込んでいる。というか、この四年間何やっていたんだろう。シントさんなら分かるかな?
後で聞いてみよう。
「まぁ、話は終わったのでまずは昼ごはんにしよう」
「おお!トトが作るのか?」
「うん。そうだよ」
うちの両親は料理はそこそこ出来るが味に関しては物足りないんだ。だから、俺が料理を作っている。前世では一人暮らしでよく料理していたから腕は落ちていない。
「早く食ってみてぇなぁ!」
「トトくん、俺も手伝うよ。」
「シントさん。いつもありがとうございます。そしたら…そうですね、じゃがいもと玉ねぎと肉を切ってください」
「分かった」
シントさんはこのように初めてあった時からよく手伝ってもらってる。そのせいか、シントさんは料理にハマってしまったそうだ。そしてだんだん、俺よりも料理が上手くなっていく。なんだか知らないが俺は負けたくない。
「……また、上げましたね」
「そうですか?ちょっと味付けを変えたんですけど。美味しい?」
「はい。とても美味しいです。トトくんは王都に店を出しても良いくらいですよ。そうだ、俺もちょっと作ってみたんですが、味を確かめてくれませんか?」
「いいですよ」
シントさんが出してきたのはこの前教えた焼き鳥……をちょっとアレンジしたような料理だった。
俺は一口食べてみる。
「っっっっ!!うんっま!」
めちゃくちゃ美味しい。特に肉のやわらかさが丁度よく噛みやすい!それと白いタレ!マヨネーズかなにかかなと思ったけど絶対に違う!
「このタレもしかして」
「はい、こいミルクとチーズを混ぜ俺の特性薬草を入れてみたんです。あと、特製薬草は秘密です」
「えー!!教えてもいいじゃないですか!俺だってこの間教えたじゃないですか!」
そうだ、この間、カレーの隠し味を教えたのだ。シントさんがど~しても知りたいと強く迫ってくるから。
なのに、何故シントさんは教えてくれないのだ!
「うっ、それは、そうですが………やっぱり駄目です。すみません」
そう言われると可愛い犬を叱ってるみたいだ。俺は仕方ないので特製薬草のことは諦めた。
「……ちぇ。今回だけは見逃しますよ。でも、今度は教えてくださいね。違う料理の隠し味!もし、また秘密とか言ったらもう二度とほかの料理の隠し味を教えませんから!」
「わ、分かった」
よし!これで、お互い情報交換出来る!
「なんか、輪に入れないね」
「そうねぇ、シントさんとトトちゃん、料理のことになると何故か勝負するのよねえ」
「でも、シントと仲良いのはいい事だよ」
「「うんうん」」
「あのシントが料理にハマるとは思はなかったけど」
「「それな」」
トトとシントの料理話についていけないトトの家族であった。
今日も、家族と平和に暮らしてます。
「それで!……」
「なるほど。」
(((早く昼ごはん、食べたいなぁ)))
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
それは思い出せない思い出
あんど もあ
ファンタジー
俺には、食べた事の無いケーキの記憶がある。
丸くて白くて赤いのが載ってて、切ると三角になる、甘いケーキ。自分であのケーキを作れるようになろうとケーキ屋で働くことにした俺は、無意識に周りの人を幸せにしていく。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる