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辛酸を嘗める
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風紀委員の命令によって、美化活動という罰ゲームに参加することになった翌日。
美化委員と執行委員、そして俺と同じような囚人たちと一緒に、放課後、中庭に集合していた。
美化委員及び執行委員から一通りの説明を受け、担当の場所を聞いたあと、各々受持ちの所に向かう。
皆が持ち場に向かったところ、俺は動かずに集合場所に立ち尽くしていた。
あわよくば、どこかに行ってくれるかもしれないかという無邪気な願いが叶えられるはずもなく、おそらく必然的にそこにいるであろう、女を横目で見た。
俺はため息をついて、
「で、お前何してんの?」
と隣で、凛と立っている、美人に向かって言う。
その女は、顔をこちらに向けることもせず、
「あら、花丸君じゃないの。箒か一輪車の類かと思って、気が付かなかったわ」
とすました顔で言う。
彼女は制服を着替えていて、おそらく汚れてもいいように、学校指定の運動着を着ている。
学校のジャージはださい、というのが一般の認識ではあるが、橘のその姿は、不格好さを思わせることはない。美人は何でも似合うとはどうやら真実らしい。
「箒と一輪車って、だいぶ差があると思うんだが」
「ごめんなさい。興味ないものは、そのぐらいの認識でしか、区分していないのよ。……それと花丸くん、私の体操服姿が珍しいのは分かるけど、あまり露骨にジロジロ見ないでくれるかしら。格好悪いから、あまり好きじゃないのよ」
「そんなひどくないぜ」
「驚いた。あなたのことだから、『お前は何も着ないのが一番似合うぜ』とか言うと思ったのに」
「そんなこと言うかよ!」
「うふふ」
うふふじゃねえよ。
ここにいて、ジャージを着ているということは、おそらく橘も美化活動に参加するつもりなのだろう。
「……何? 手伝いに来てくれたわけ?」
「別に、勘違いしないでよね。放送室で一人で居るのが暇なだけよ。私はむしろ、花丸君はもっと人生の辛酸をなめた方がいいと思っているので、あなたを手伝うということはつまり、あなたの成長を阻害していることになるから、かなり非道の行為だわ。わくわくする」
「ああそう」
「一時間ほどで終わるそうよ。早く行きましょう」
そういって、橘は、道具を持って、すたすたと校門の外へ歩いて行った。
本当に何がしたいんだ、あの女は。
*
橘はごちゃごちゃ言っていたのだが、普通に掃除の手伝いをしている。本当に暇だったのだろう。確かに、下校時刻まで一人で放送室にいると言うのも、つまらないかもしれない。掃除というおまけがつくにせよ、俺というおもちゃで遊べるのなら、それを選ぶのが、橘美幸だ。
「花丸君、草を抜くときはしっかり根っこから抜きなさい。根無し草のあなたと違って、ここら辺の雑草は、しっかり地面に根を張っているのだから」
この日本国において、同級生の少女に、雑草以下の扱いを受ける男子高校生は、一体どれだけいるだろうか。
「転がる石には苔が生えぬというだろう。今日の社会ではフレキシブルな人材が求められているんだ。つまり俺は時代の最先端を行っている」
俺超意識高い。
「あなたの場合は、活動的とか、そういうのではなくて、どんな社会でも受け入れてもらえないだけでしょう」
「……さあ、仕事しよ」
「そうよ花丸くん。あなたは生きているだけでゴミを増やしているのだから、ちゃんと働きなさい」
「それは事実ではあるけれども、言い方に悪意があるぞ」
「生きているだけのゴミなのだから?」
「悪化してるぞ、おい」
学校を囲うようにして植えられている垣根の周りは、雑草がもうもうと生えていて、これも人間の心理なのだろうか、汚れている所は、汚しても良いという気持ちになるらしく、少なくはないごみが捨てられている。空き缶やら、ペットボトルやら。
雑草を抜きつつ、そういったごみを袋に入れていく。
そんな時、雑誌らしきものが落ちている事に気が付いた。
拾おうと思って、近づいてみてみる。
『魅惑の人妻 妖艶ボディ』
……。
どういう気持ちを持って、学校の近くに、猥本を捨てていくのか。というか、不法投棄をしないでほしい。
捨てた奴は、多分何も考えてなどいないのだろうが。
橘に見つかったら面倒だと思うが、透明なビニール袋に入れても、周りから丸見えになってしまう。はてどうしたものか。
ひとまず、垣根の奥に隠して、後で取りに来よう。……別に、中身は見ない。こっそり捨てるだけだから。
そう思って、橘が深く根を張った、草を引っこ抜くのに悪戦苦闘しているすきを窺って、雑誌をつかんで、垣根の奥に押し込もうとした。
その時、
「花丸君。これ引っこ抜くの手伝ってほしいのだけれど」
と橘が俺に声を掛け、こちらを見た。
トングで、猥本をつかんでいる俺を見た。
「……あなた、何をしているの?」
「掃除でしゅが何か?」
橘のゴミを見るような視線に怯んで、敬語になった上に噛んでしまった。
「その本を隠しているように見えたのだけれど」
「違います。垣根に引っかかっていたのを、引っ張り出していただけです」
「自分で買えないからと言って、ごみを拾うのはどうかと思うのだけれど」
「いやだから……」
「渡しなさい」
断るわけにもいかず、冊子を橘に渡したら、持っていた剪定鋏で、雑誌をバラバラに切り裂いてしまった。
……まあ、別にいいんだけど。
それから、しばらくして、複数人、女子の声が聞こえてきた、校内のテニスコートからだ。おそらく部活が始まったのだろう。
草を抜きながら、垣根の隙から、中を覗いてみる。
ソフトテニスのボールを打つ、パコーンという音が響いて、キャッキャウフフ、部活に励んでいる姿が見えた。
彼女らは、ミニスカートのようなものをひらひらさせ、そこからは、小麦色に焼けた大腿が顔を覗かせていた。
あのボトムスは、確かスコートという名前だったろうか。おそらく、スパッツを履いているのだろうが、子供の目には毒である。
そんなことをぼんやりと考えていたら、
「ねえ花丸くん。盗撮の罰としてやらされている掃除中に、卑猥な本を見つけて喜んでいた上、運動中の女子テニス部員のスコート姿を覗いてよだれを垂らすのやめてもらえるかしら。不愉快だわ」
と橘。
「そういうんじゃねえよ。ちょっと気になっただけだ。大体、そんくらいでカッカするなよ。お前のが綺麗なんだから」
「……」
橘は顔を下に向けてしまった。どうやら、俺のことは無視するらしい。
「おい」
「喋ってないで、掃除したら?」
と顔も上げずにピシャリと言う。……先に話しかけてきたのこいつなんだが。何を怒っているのか知らないが、触らぬ神にはなんとやら。
草を抜き、ゴミを拾い、という作業を延々と繰り返していたわけだが、しばしば、誰かに睨まれているような気がして、さり気なく確認してみるのだが、十数メートル離れたところに、他の生徒がいるのを除けば、近くにいるのは橘だけで、その橘は先程から俺にそっぽを向けている。
と思っていたら、少しだけ顔を上げて、上目遣いで俺を窺うように見てきた。
「なんだよ」
と問いかけるが、やはり何も言わずに、再び顔を背ける。
どうやら怒り心頭らしい。頭に血が上っているのか、顔が真っ赤だった。
後で流血沙汰にならないといいが。
結局掃除が終わるまで、橘にはまともに口を聞いてもらえなかった。
美化活動が終了して、着替えを終えて、部室に来たところ、
「お疲れ様、花丸くん。お茶淹れてるわよ」
と先に戻ってきていた橘が、机の上に冷えたお茶を出していた。
「……毒とか入れてないよな」
さっきまでの不機嫌を慮ると、橘美幸ならそれくらいやりかねない。
「そんなことするわけないじゃない。あなたが熱中症で倒れたら、私が助けを呼びに行かないといけないじゃない。それが心底嫌なだけよ」
そのくらい、頑張ってほしいが。
「まあ、サンキュー」
何に腹を立てていたのかいまいち分からなかったが、とりあえず、機嫌は直してもらえたらしい。
上機嫌であればあるほど、俺を痛めつけようとするのがこの女の自然ではあるが。
お茶を口に含み、一息ついたところで、
「ねえ花丸くん。そろそろサッカー部のところに行ったほうがいいと思うのだけれど」
と橘は言った。
「安曇のことだよな」
「あなたが社会に溶け込めないのは仕方ないとして、引き受けた仕事ぐらいしっかりしたほうがいいと思うわ」
「ちょっくら抗議にでも行くか」
俺たちは立ち上がり、放送室をあとにした。
美化委員と執行委員、そして俺と同じような囚人たちと一緒に、放課後、中庭に集合していた。
美化委員及び執行委員から一通りの説明を受け、担当の場所を聞いたあと、各々受持ちの所に向かう。
皆が持ち場に向かったところ、俺は動かずに集合場所に立ち尽くしていた。
あわよくば、どこかに行ってくれるかもしれないかという無邪気な願いが叶えられるはずもなく、おそらく必然的にそこにいるであろう、女を横目で見た。
俺はため息をついて、
「で、お前何してんの?」
と隣で、凛と立っている、美人に向かって言う。
その女は、顔をこちらに向けることもせず、
「あら、花丸君じゃないの。箒か一輪車の類かと思って、気が付かなかったわ」
とすました顔で言う。
彼女は制服を着替えていて、おそらく汚れてもいいように、学校指定の運動着を着ている。
学校のジャージはださい、というのが一般の認識ではあるが、橘のその姿は、不格好さを思わせることはない。美人は何でも似合うとはどうやら真実らしい。
「箒と一輪車って、だいぶ差があると思うんだが」
「ごめんなさい。興味ないものは、そのぐらいの認識でしか、区分していないのよ。……それと花丸くん、私の体操服姿が珍しいのは分かるけど、あまり露骨にジロジロ見ないでくれるかしら。格好悪いから、あまり好きじゃないのよ」
「そんなひどくないぜ」
「驚いた。あなたのことだから、『お前は何も着ないのが一番似合うぜ』とか言うと思ったのに」
「そんなこと言うかよ!」
「うふふ」
うふふじゃねえよ。
ここにいて、ジャージを着ているということは、おそらく橘も美化活動に参加するつもりなのだろう。
「……何? 手伝いに来てくれたわけ?」
「別に、勘違いしないでよね。放送室で一人で居るのが暇なだけよ。私はむしろ、花丸君はもっと人生の辛酸をなめた方がいいと思っているので、あなたを手伝うということはつまり、あなたの成長を阻害していることになるから、かなり非道の行為だわ。わくわくする」
「ああそう」
「一時間ほどで終わるそうよ。早く行きましょう」
そういって、橘は、道具を持って、すたすたと校門の外へ歩いて行った。
本当に何がしたいんだ、あの女は。
*
橘はごちゃごちゃ言っていたのだが、普通に掃除の手伝いをしている。本当に暇だったのだろう。確かに、下校時刻まで一人で放送室にいると言うのも、つまらないかもしれない。掃除というおまけがつくにせよ、俺というおもちゃで遊べるのなら、それを選ぶのが、橘美幸だ。
「花丸君、草を抜くときはしっかり根っこから抜きなさい。根無し草のあなたと違って、ここら辺の雑草は、しっかり地面に根を張っているのだから」
この日本国において、同級生の少女に、雑草以下の扱いを受ける男子高校生は、一体どれだけいるだろうか。
「転がる石には苔が生えぬというだろう。今日の社会ではフレキシブルな人材が求められているんだ。つまり俺は時代の最先端を行っている」
俺超意識高い。
「あなたの場合は、活動的とか、そういうのではなくて、どんな社会でも受け入れてもらえないだけでしょう」
「……さあ、仕事しよ」
「そうよ花丸くん。あなたは生きているだけでゴミを増やしているのだから、ちゃんと働きなさい」
「それは事実ではあるけれども、言い方に悪意があるぞ」
「生きているだけのゴミなのだから?」
「悪化してるぞ、おい」
学校を囲うようにして植えられている垣根の周りは、雑草がもうもうと生えていて、これも人間の心理なのだろうか、汚れている所は、汚しても良いという気持ちになるらしく、少なくはないごみが捨てられている。空き缶やら、ペットボトルやら。
雑草を抜きつつ、そういったごみを袋に入れていく。
そんな時、雑誌らしきものが落ちている事に気が付いた。
拾おうと思って、近づいてみてみる。
『魅惑の人妻 妖艶ボディ』
……。
どういう気持ちを持って、学校の近くに、猥本を捨てていくのか。というか、不法投棄をしないでほしい。
捨てた奴は、多分何も考えてなどいないのだろうが。
橘に見つかったら面倒だと思うが、透明なビニール袋に入れても、周りから丸見えになってしまう。はてどうしたものか。
ひとまず、垣根の奥に隠して、後で取りに来よう。……別に、中身は見ない。こっそり捨てるだけだから。
そう思って、橘が深く根を張った、草を引っこ抜くのに悪戦苦闘しているすきを窺って、雑誌をつかんで、垣根の奥に押し込もうとした。
その時、
「花丸君。これ引っこ抜くの手伝ってほしいのだけれど」
と橘が俺に声を掛け、こちらを見た。
トングで、猥本をつかんでいる俺を見た。
「……あなた、何をしているの?」
「掃除でしゅが何か?」
橘のゴミを見るような視線に怯んで、敬語になった上に噛んでしまった。
「その本を隠しているように見えたのだけれど」
「違います。垣根に引っかかっていたのを、引っ張り出していただけです」
「自分で買えないからと言って、ごみを拾うのはどうかと思うのだけれど」
「いやだから……」
「渡しなさい」
断るわけにもいかず、冊子を橘に渡したら、持っていた剪定鋏で、雑誌をバラバラに切り裂いてしまった。
……まあ、別にいいんだけど。
それから、しばらくして、複数人、女子の声が聞こえてきた、校内のテニスコートからだ。おそらく部活が始まったのだろう。
草を抜きながら、垣根の隙から、中を覗いてみる。
ソフトテニスのボールを打つ、パコーンという音が響いて、キャッキャウフフ、部活に励んでいる姿が見えた。
彼女らは、ミニスカートのようなものをひらひらさせ、そこからは、小麦色に焼けた大腿が顔を覗かせていた。
あのボトムスは、確かスコートという名前だったろうか。おそらく、スパッツを履いているのだろうが、子供の目には毒である。
そんなことをぼんやりと考えていたら、
「ねえ花丸くん。盗撮の罰としてやらされている掃除中に、卑猥な本を見つけて喜んでいた上、運動中の女子テニス部員のスコート姿を覗いてよだれを垂らすのやめてもらえるかしら。不愉快だわ」
と橘。
「そういうんじゃねえよ。ちょっと気になっただけだ。大体、そんくらいでカッカするなよ。お前のが綺麗なんだから」
「……」
橘は顔を下に向けてしまった。どうやら、俺のことは無視するらしい。
「おい」
「喋ってないで、掃除したら?」
と顔も上げずにピシャリと言う。……先に話しかけてきたのこいつなんだが。何を怒っているのか知らないが、触らぬ神にはなんとやら。
草を抜き、ゴミを拾い、という作業を延々と繰り返していたわけだが、しばしば、誰かに睨まれているような気がして、さり気なく確認してみるのだが、十数メートル離れたところに、他の生徒がいるのを除けば、近くにいるのは橘だけで、その橘は先程から俺にそっぽを向けている。
と思っていたら、少しだけ顔を上げて、上目遣いで俺を窺うように見てきた。
「なんだよ」
と問いかけるが、やはり何も言わずに、再び顔を背ける。
どうやら怒り心頭らしい。頭に血が上っているのか、顔が真っ赤だった。
後で流血沙汰にならないといいが。
結局掃除が終わるまで、橘にはまともに口を聞いてもらえなかった。
美化活動が終了して、着替えを終えて、部室に来たところ、
「お疲れ様、花丸くん。お茶淹れてるわよ」
と先に戻ってきていた橘が、机の上に冷えたお茶を出していた。
「……毒とか入れてないよな」
さっきまでの不機嫌を慮ると、橘美幸ならそれくらいやりかねない。
「そんなことするわけないじゃない。あなたが熱中症で倒れたら、私が助けを呼びに行かないといけないじゃない。それが心底嫌なだけよ」
そのくらい、頑張ってほしいが。
「まあ、サンキュー」
何に腹を立てていたのかいまいち分からなかったが、とりあえず、機嫌は直してもらえたらしい。
上機嫌であればあるほど、俺を痛めつけようとするのがこの女の自然ではあるが。
お茶を口に含み、一息ついたところで、
「ねえ花丸くん。そろそろサッカー部のところに行ったほうがいいと思うのだけれど」
と橘は言った。
「安曇のことだよな」
「あなたが社会に溶け込めないのは仕方ないとして、引き受けた仕事ぐらいしっかりしたほうがいいと思うわ」
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