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第2章.幻想
27.女の敵
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(なんで下着?)
ベリアルは言う。
(泥棒さんはお金がない? でもそれだとお金を取れば…)
ソーマは中々考えている感じだ。ちょっと観点ずれてると思うけど。
この泥棒は女の敵って事だね。
許すまじ変態。
そんな事を思ってると、
「きゃー!」
女性の悲鳴が聞こえた。
私はすぐに2人に指示を出した。
「ベリアル! ソーマ! 悲鳴の聞こえた方に急いで! 私は後から追う! 」
((分かった!))
2人は急いで向かう。
ソーマに関しては敏捷が50もある! 『炎に認めらし子』でも中々逃げきれないでしょ!!
私はそう思っていた。
((ごめんなさい。))
「いいのいいの。気にしないで。」
私は2人を撫でる。
まさか捕まえられないとはね…。私は盗まれた人から事情を聞く。
「どう言う場所で、どのような人が、何を、どういう風に盗んで行ったか聞いても良いですか?」
私がそう言うと女の方は怯えながらも言う。
「は、はい。まず私は外に洗濯物を干していました。そこに男性の様な体格をした方が私のパンツを…。どういう風かは分かりません。」
「どういう風かは分からない?」
私は首を傾げる。
「はい。目を一瞬離したら無くなっていて…遠くに男の様な人の後ろ姿しか見えなくて。思わず悲鳴を…。」
ふむ。そうかー。ん?でもそうだとしたらおかしくないかな?
私がそんな事を思っていると、
「私のブラー!!」
近くでまた下着泥棒が出たらしい。
「今度こそ!!」
私はもう1度ベリアル達に指示を出した。
2人は音の聞こえた現場に直行する。
私の魔力特化は、こういう時役に立てない。私がやっとの思いで着いた先では、ベリアルとソーマが路地で背は170センチぐらい、髪の色は金髪で目は柔らかな青色のキザな男と、あどけなさが残る黒い子ライオンを挟み撃ちしている所だった。
「貴方達が下着泥棒ですね!!」
私がその男に人差し指をビシッと刺す!
「違う!!」
その声は現実の世界のホストの人の様で、甘いとろける様な声で私の発言を否定する。
「じゃあなんですか! その手に持っているものは!?」
と言うと男は焦った様にそれを背中に隠す。
「い、いやこれはひ、拾ったんだ…。」
男は吃りながら、小さな声で言う。子ライオンを見るとどこか困った風に首を横に振り、男を見ている。
「ならなんで逃げたんですか!! 観念してください! 」
私は【影魔術】を使い、2人を捉えようと動く。それに合わせてベリアルも接近、ソーマは【誘引】を発動させた。男達はソーマから目を離せなくなってしまった。
「うぉっ!? 目が離せない!?」
「アァオ!?」
目が離せなくなった所で私が影で2人の身体を縛る。地面に転がした2人の上にベリアルの力を生かす。ベリアルは逃がさない様に押さえつけている。うー。と唸りあってるベリアルと子ライオンが可愛いです。
私は泥棒から事情を聞いた。
「何で下着泥棒なんかしたんですか?」
「それは…俺の職業が“泥棒"だからだ。」
男は言う。
「泥棒? 盗賊とは違うんですか?」
私が言うと男は
「まぁな。色々あるんだよ。」
男は開き直ったのか、テキトーに答える。
「テキトーな事言ってるとこのまま倒しちゃいますよ。」
私は縛る強さを強くする。
「イテテテテッ! い、良いのかよ! このままやったら衛兵が来て、アンタは捕まっちまうぜ!」
男が偉そうに私に言ってくる。
「…それは不味いかもですね。じゃあさっさとジョンさんの所に連れて行きますか。」
私は影で縛った2人を引きずる。
「ま、待ってくれ! 言う! 言うから!連れてかないでくれ! 」
男は焦った様に言う。何故焦るのか分からないが言ってくれるようなので、私は少し待ってみる。
「…泥棒と盗賊の違いは盗みの技術の差だ。泥棒は盗賊よりも盗みが上手い。盗みをする事によって、盗賊が盗むよりも多くの経験値が貰える。逆に戦闘はからっきしだけどな。」
「へー。なるほど。」
「…中々の初心者だな。」
と呆れた表情を浮かべている。ハッキリ言って簀巻き状態の人にこんな表情を浮かべられたくない。私はベリアルに頭を殴る様に指示する。
「ッ~! イッテェな!!」
男は涙目になりながらも、私に反論してくる。
「自分の今の状況をちゃんと把握してからそんな顔をして下さい。」
私がそんな事を言うと、
「はぁ? それはこっちのセリフなんだよ!!」
男がそう言うと、縛っている2人から黒い光が差す。
しまった! 何かスキルを使われた! 縛られている状態なのにまだ諦めてなかったの!?
黒い光が晴れる。
「…。」
男と子ライオンは影に縛られたままだった。
「な!? どう言う事だフォル!?」
男が、子ライオンの方を見て言う。
「アァオッ!?」
子ライオンも戸惑っている様だ。
「今の…何をしようとしたの?」
私が聞くと男は、
「か、簡単に言う訳ねぇだろ…。」
と少し身体を震わせながら言う。あ、そうか。これが『反逆者』の効果か。微小ながら畏怖の効果があるっていう、例の。そういえば受付嬢の人もビビってたね。
なら…
「言いなさい。」
と私は足を男の目の前の地面に叩きつける。
「ヒッ!」
男は悲鳴の様なを上げる。表情もさっきの様な威勢の良さはない。
「で? さっきのは何?」
私が聞くと、
「さ、さっきのはコイツのスキルで、アンタのその本を盗もうとしたんだ。」
男が怯えながら答える。子ライオンも怯えた様子で私を見る。
「どういうスキル?」
先程よりも少し語気を強めてみる。
「【盗みの極意】というスキルで、1日3回100%の確率で相手に接触しなくても物を奪えるって言うスキル…です。」
男は敬語になる。
中々やばいスキルだ…。接触しなくても物を奪えるって…。人混みで使ったらバレないんじゃないの? 何より1日3回100%で物を奪えるって…危機的な状況でもひっくり返せる。
偶々私の武器が『混迷の幻惑書』で譲渡不可だったから良かったものの…。まぁ、【影魔術】はこの本を奪っただけじゃ解けないと思うけどね。
「すみませんでした!! 今回は見逃してください!!」
「アァオ!!」
男達は簀巻きの状態でおでこを地面につけて私に謝る。
…。
「あのさー、改めて聞くんだけどさー、」
「はい!」
男は元気に返事を返す。
「なんで女性の下着を盗んだの?」
「え…。」
男は青褪め、身体中から汗が吹き出している。
「経験値が欲しかったなら、盗む物は何でも良かったでしょ?」
私が男に聞くと、男は附く。そして次の瞬間顔を上げると、そこには何故か覚悟を決めた様な表情を浮かべる男がいた。そして男は言った。
「男は女性の下着が好きなんです!!」
うん。
「ギルティ。」
私は男に冷たくそう言い渡し、ジョンさんの所へ即座に連れて行った。
「じゃあ、また何かあったら教えてください!」
「おう! ありがとうな!!」
シクシクシク
男は縄で縛られて、泣きながら連れていかれる。
「あー、良い事をしたね。」
(良い事した!!)
(犯人を捕まえましたよ!)
ベリアルは私の真似、ソーマはとても興奮している様だった。本に書かれていた人も、犯人を捕まえたんだろうか?いやー、お2人が楽しそうで何よりです。
私は街を歩いている途中で気づく。
そういえば…今回アイテムとか何も貰わなかったな。この前は「評判の指輪」を貰ったのに…。同じ人からはアイテム貰えないのかなぁ?私がそんな事を思っていると
(スプリング!あれ!)
ベリアルが突然声を上げる。そこには
「あー、焼き鳥食べたいの?」
屋台通りにある焼き鳥屋があった。
(スプリングと最初に食べた!)
とベリアルが言うと
(そうなんですか!? じゃあ僕も食べたいです!)
ソーマも食べたがる。
…私とベリアルが食べたのに自分だけ食べてないから、羨ましかったのかな?ソーマかわゆい。
そんな事を思っていると、
「こ、こいつらは…!」
と後ろから、何処かで聞いた様な男の声が聞こえた。
ベリアルは言う。
(泥棒さんはお金がない? でもそれだとお金を取れば…)
ソーマは中々考えている感じだ。ちょっと観点ずれてると思うけど。
この泥棒は女の敵って事だね。
許すまじ変態。
そんな事を思ってると、
「きゃー!」
女性の悲鳴が聞こえた。
私はすぐに2人に指示を出した。
「ベリアル! ソーマ! 悲鳴の聞こえた方に急いで! 私は後から追う! 」
((分かった!))
2人は急いで向かう。
ソーマに関しては敏捷が50もある! 『炎に認めらし子』でも中々逃げきれないでしょ!!
私はそう思っていた。
((ごめんなさい。))
「いいのいいの。気にしないで。」
私は2人を撫でる。
まさか捕まえられないとはね…。私は盗まれた人から事情を聞く。
「どう言う場所で、どのような人が、何を、どういう風に盗んで行ったか聞いても良いですか?」
私がそう言うと女の方は怯えながらも言う。
「は、はい。まず私は外に洗濯物を干していました。そこに男性の様な体格をした方が私のパンツを…。どういう風かは分かりません。」
「どういう風かは分からない?」
私は首を傾げる。
「はい。目を一瞬離したら無くなっていて…遠くに男の様な人の後ろ姿しか見えなくて。思わず悲鳴を…。」
ふむ。そうかー。ん?でもそうだとしたらおかしくないかな?
私がそんな事を思っていると、
「私のブラー!!」
近くでまた下着泥棒が出たらしい。
「今度こそ!!」
私はもう1度ベリアル達に指示を出した。
2人は音の聞こえた現場に直行する。
私の魔力特化は、こういう時役に立てない。私がやっとの思いで着いた先では、ベリアルとソーマが路地で背は170センチぐらい、髪の色は金髪で目は柔らかな青色のキザな男と、あどけなさが残る黒い子ライオンを挟み撃ちしている所だった。
「貴方達が下着泥棒ですね!!」
私がその男に人差し指をビシッと刺す!
「違う!!」
その声は現実の世界のホストの人の様で、甘いとろける様な声で私の発言を否定する。
「じゃあなんですか! その手に持っているものは!?」
と言うと男は焦った様にそれを背中に隠す。
「い、いやこれはひ、拾ったんだ…。」
男は吃りながら、小さな声で言う。子ライオンを見るとどこか困った風に首を横に振り、男を見ている。
「ならなんで逃げたんですか!! 観念してください! 」
私は【影魔術】を使い、2人を捉えようと動く。それに合わせてベリアルも接近、ソーマは【誘引】を発動させた。男達はソーマから目を離せなくなってしまった。
「うぉっ!? 目が離せない!?」
「アァオ!?」
目が離せなくなった所で私が影で2人の身体を縛る。地面に転がした2人の上にベリアルの力を生かす。ベリアルは逃がさない様に押さえつけている。うー。と唸りあってるベリアルと子ライオンが可愛いです。
私は泥棒から事情を聞いた。
「何で下着泥棒なんかしたんですか?」
「それは…俺の職業が“泥棒"だからだ。」
男は言う。
「泥棒? 盗賊とは違うんですか?」
私が言うと男は
「まぁな。色々あるんだよ。」
男は開き直ったのか、テキトーに答える。
「テキトーな事言ってるとこのまま倒しちゃいますよ。」
私は縛る強さを強くする。
「イテテテテッ! い、良いのかよ! このままやったら衛兵が来て、アンタは捕まっちまうぜ!」
男が偉そうに私に言ってくる。
「…それは不味いかもですね。じゃあさっさとジョンさんの所に連れて行きますか。」
私は影で縛った2人を引きずる。
「ま、待ってくれ! 言う! 言うから!連れてかないでくれ! 」
男は焦った様に言う。何故焦るのか分からないが言ってくれるようなので、私は少し待ってみる。
「…泥棒と盗賊の違いは盗みの技術の差だ。泥棒は盗賊よりも盗みが上手い。盗みをする事によって、盗賊が盗むよりも多くの経験値が貰える。逆に戦闘はからっきしだけどな。」
「へー。なるほど。」
「…中々の初心者だな。」
と呆れた表情を浮かべている。ハッキリ言って簀巻き状態の人にこんな表情を浮かべられたくない。私はベリアルに頭を殴る様に指示する。
「ッ~! イッテェな!!」
男は涙目になりながらも、私に反論してくる。
「自分の今の状況をちゃんと把握してからそんな顔をして下さい。」
私がそんな事を言うと、
「はぁ? それはこっちのセリフなんだよ!!」
男がそう言うと、縛っている2人から黒い光が差す。
しまった! 何かスキルを使われた! 縛られている状態なのにまだ諦めてなかったの!?
黒い光が晴れる。
「…。」
男と子ライオンは影に縛られたままだった。
「な!? どう言う事だフォル!?」
男が、子ライオンの方を見て言う。
「アァオッ!?」
子ライオンも戸惑っている様だ。
「今の…何をしようとしたの?」
私が聞くと男は、
「か、簡単に言う訳ねぇだろ…。」
と少し身体を震わせながら言う。あ、そうか。これが『反逆者』の効果か。微小ながら畏怖の効果があるっていう、例の。そういえば受付嬢の人もビビってたね。
なら…
「言いなさい。」
と私は足を男の目の前の地面に叩きつける。
「ヒッ!」
男は悲鳴の様なを上げる。表情もさっきの様な威勢の良さはない。
「で? さっきのは何?」
私が聞くと、
「さ、さっきのはコイツのスキルで、アンタのその本を盗もうとしたんだ。」
男が怯えながら答える。子ライオンも怯えた様子で私を見る。
「どういうスキル?」
先程よりも少し語気を強めてみる。
「【盗みの極意】というスキルで、1日3回100%の確率で相手に接触しなくても物を奪えるって言うスキル…です。」
男は敬語になる。
中々やばいスキルだ…。接触しなくても物を奪えるって…。人混みで使ったらバレないんじゃないの? 何より1日3回100%で物を奪えるって…危機的な状況でもひっくり返せる。
偶々私の武器が『混迷の幻惑書』で譲渡不可だったから良かったものの…。まぁ、【影魔術】はこの本を奪っただけじゃ解けないと思うけどね。
「すみませんでした!! 今回は見逃してください!!」
「アァオ!!」
男達は簀巻きの状態でおでこを地面につけて私に謝る。
…。
「あのさー、改めて聞くんだけどさー、」
「はい!」
男は元気に返事を返す。
「なんで女性の下着を盗んだの?」
「え…。」
男は青褪め、身体中から汗が吹き出している。
「経験値が欲しかったなら、盗む物は何でも良かったでしょ?」
私が男に聞くと、男は附く。そして次の瞬間顔を上げると、そこには何故か覚悟を決めた様な表情を浮かべる男がいた。そして男は言った。
「男は女性の下着が好きなんです!!」
うん。
「ギルティ。」
私は男に冷たくそう言い渡し、ジョンさんの所へ即座に連れて行った。
「じゃあ、また何かあったら教えてください!」
「おう! ありがとうな!!」
シクシクシク
男は縄で縛られて、泣きながら連れていかれる。
「あー、良い事をしたね。」
(良い事した!!)
(犯人を捕まえましたよ!)
ベリアルは私の真似、ソーマはとても興奮している様だった。本に書かれていた人も、犯人を捕まえたんだろうか?いやー、お2人が楽しそうで何よりです。
私は街を歩いている途中で気づく。
そういえば…今回アイテムとか何も貰わなかったな。この前は「評判の指輪」を貰ったのに…。同じ人からはアイテム貰えないのかなぁ?私がそんな事を思っていると
(スプリング!あれ!)
ベリアルが突然声を上げる。そこには
「あー、焼き鳥食べたいの?」
屋台通りにある焼き鳥屋があった。
(スプリングと最初に食べた!)
とベリアルが言うと
(そうなんですか!? じゃあ僕も食べたいです!)
ソーマも食べたがる。
…私とベリアルが食べたのに自分だけ食べてないから、羨ましかったのかな?ソーマかわゆい。
そんな事を思っていると、
「こ、こいつらは…!」
と後ろから、何処かで聞いた様な男の声が聞こえた。
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