片翼を君にあげる③

☆リサーナ☆

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第3章(3)ツバサside

3-3

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オレの瞳を見つめて、天使は言った。

《今から起きる出来事を、最高と取るか最悪と取るか、は君次第だ》

その言葉が響くように、眼帯で覆っていた漆黒の左目がドクンッと脈を打つ。

《この出来事をキッカケに、君がどう変わっていくのか……。楽しみにしているよ》

すると、オレの手は自然と眼帯を外していた。

《次会う時は、君が私の元に来る時だーー……》

その、天使の最後の言葉を聞いた直後。天使が消え、辺りに色が戻る。

現実世界に戻るのと。
封印を解いた漆黒の瞳天使の瞳能力ちからが発動するのと。
電車が間も無く目的の駅に到着するアナウンスが響くのと。
オレのポケ電が鳴るのは……全く同時だった。

……
…………ねぇ、父さん。
オレが恐れずにもっと早く天使の能力このチカラを受け入れていたら、変わった未来は創れていたのかな?

……
…………。

電車がガタンッと少し大きく揺れて、座席に置いていた紙袋が倒れて……中に入っていたプレゼントが、床に落ちた。

……
…………。
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