1 / 8
最終決戦の前夜に……。
女戦士ライカの一途な想い
しおりを挟む
【魔王の城付近】
世界を闇で支配しようと企み、光の国の姫をさらった悪しき者。魔王。
その魔王を倒す為に、1人の勇者が立ち上がった。
勇者は、戦士、武闘家、魔法使い、僧侶を引き連れ旅を続け……。
そして、苦難の末。
ついに魔王を倒す為の力を手にした勇者達は、最終決戦を目前に控えていた。
……
…………。
「ライカ、見張りを交代する。
明日の為に少しは休んでおけ」
魔王の城付近で、早朝の出立に備えて野宿をしている深夜。
そう言って、火の番をしていた私に声を掛けてくれたのは……。
振り向かなくても、その姿を見なくても声だけで分かる。勇者のエルトだ。
「平気、平気!
エルトこそ、しっかり休みなよ。
リーダーが倒れちゃったら話にならないんだからさ~」
思わず緩んでしまいそうになる表情をグッと堪えて、私は平然を装いながら顔だけ振り向き彼に返事をする。
世界を闇で支配しようと企み、光の国の姫をさらった悪しき者。魔王。
その魔王を倒す為に、1人の勇者が立ち上がった。
勇者は、戦士、武闘家、魔法使い、僧侶を引き連れ旅を続け……。
そして、苦難の末。
ついに魔王を倒す為の力を手にした勇者達は、最終決戦を目前に控えていた。
……
…………。
「ライカ、見張りを交代する。
明日の為に少しは休んでおけ」
魔王の城付近で、早朝の出立に備えて野宿をしている深夜。
そう言って、火の番をしていた私に声を掛けてくれたのは……。
振り向かなくても、その姿を見なくても声だけで分かる。勇者のエルトだ。
「平気、平気!
エルトこそ、しっかり休みなよ。
リーダーが倒れちゃったら話にならないんだからさ~」
思わず緩んでしまいそうになる表情をグッと堪えて、私は平然を装いながら顔だけ振り向き彼に返事をする。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる